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・【Amazon】せっかち伯爵と時間どろぼう(2)
「せっかち伯爵と時間どろぼう」2巻がアマゾンで予約受付開始です。5月16日発売予定です。

何が楽しみって、本編はもちろんで描きおろしのオマケもそうなんですけど、何気に投稿コーナーが一番楽しみだったりするのです。前作「さよなら絶望先生」では投稿戦士・キャスバル氏が本編でネタにされたのはある意味伝説であります。


本編でもネタにされたキャスバル氏
百見様
「おおっこれはキャスバルの絵だよねえ！」

ついに本編でもネタにされたキャスバル氏は久米田作品の三峯徹となったのである。で、このキャスバル氏は27集の投稿を最後に2年位投稿出来ないとコメントしそのまま帰ってきませんでした。で、新作「せっかち伯爵と時間どろぼう」の投稿コーナーでもキャスバル氏の名前はなく、私はまだ帰ってきていないと思ったものです。

だがしかーし！
なんとキャスバル氏はいたのだ。掲載されていたのだ！


じゃあ・アズナブル
「ぜんぜん載せられません」とコメントされたモザイク掛かりまくった投稿。投稿者はじゃあ・アズナブル。このじゃあ・アズナブル氏がかの伝説の投稿戦士キャスバル氏だったのである。百見様は一目で分かるようですが、僕はまったく分かりませんでした。だってモザイクだらけなんだもん。

なんで「キャスバル氏＝じゃあ・アズナブル氏」が分かったかといえば、以前に「せっかち伯爵と時間どろぼう」1巻の感想を書いた時に、当ブログのコメント欄にご本人様が降臨したのであった。




キャスバル氏…改め、しゃあ・アズナブル氏めちゃんこいい人である。
で、今でも「せっかち伯爵と時間どろぼう」の投稿をしているようで、来月発売予定の2巻の投稿については以下のようにコメントを。


ということ、じゃあ・アズナブル氏が2巻で29枚投稿した結果がどうなるのか個人的に非常に楽しみなのであります。

さて、今週の「せかどろ」も凄いです（色んな意味で）。
まずネタとしては懐かしの「◯◯として一生十字架を背負って」という南国ネタや「尻に乾電池」という改蔵ネタが炸裂し、昔を思い出す風味となっております。懐かしくてノスタルジックに浸ってしまいますね。まあ、「せかどろ」自体が下ネタのオンパレードで南国～改蔵初期とやってることが変わらない気もしますが。

んで、本編。
卓が旅に出て帰ってこなくなってしまいましたが、日本に残された真心にスポットが当たるエピソードとなっております。伯爵も卓もいないで、どんな話を転がすのかと思ったら…。


00’04”アナソニック・ラブ
少女漫画をやり出した。

最初に「せかどろ」を読んだ時は、「改蔵」「絶望」系の日常のあるあるネタを上手に転がす1話完結の話だった気がしますが、ホモネタが突き進み、下ネタが暴発し、旅に出て、他誌の漫画をネタにしまくり、少女漫画まできました。もうどこへ向かっているのか誰も分からない。

私は「せかどろ」はどういう漫画かと聞かれたらこう答えよう。カオスである、と。だがそれがいい。この次に何が飛び出すか分からない感じは週刊少年漫画の醍醐味ではないでしょうか（色んな意味で）。

しかし、最近の真心は霊圧が消える事が多くて「ニセコイ」の小野寺さん状態になっていたのですけど、こう1話丸々使って少女漫画チックに恋する乙女っぷりを描かれると、改めて思いますね。可愛い、と。


真心は可愛い
勘違いやすれ違いでセンチメタルブルーになるってのはラブコメの定石じゃないですか。今回の真心はまさにそんな感じで恋する乙女っぷりを見せてくれます。胸キュンしちゃうじゃないですか。これぞ少女漫画の王道、これぞラブコメ、初々しさ全開で素晴らしいね。見てるこっちが恥ずかしくなるぐらいの小っ恥ずかしくなるぐらいの初々しさでした。眩しいぐらいに輝いていたのだ。太陽拳並に輝いてましたよ。


輝いてたよ
ただ、勘違いのはじまりが同人人形であり、後押しするマスターがどう見ても佐村河内守だったり、決定的瞬間のシーンが尻に乾電池突っ込むところだったり、胸キュンすればいいのか笑えばいいのか分かりませんでした。尻に向かって乙女心を述べられたもシュールすぎるぜ。「誰にでも（尻に）電池入れさせれるんだ！」とか切ない泣き顔で言われたらねぇ。こんな時、どういう顔をすればいいのかわからないの。笑えばいいとのかな？

そして誤解が解けて、穴があったら入りたいと旅立って行く真心である。えっと、もう次回に何が飛び出すかまったく分からん。暴走し続けるのであった。まる。

せっかち伯爵と時間どろぼう(2) せっかち伯爵と時間どろぼう(1) 著者：久米田康治 正体不明、神出鬼没の長帽子の貴族。そして、稀代の面倒くさがり屋の少年。せっかち×ゆったり、噛み合わない2本の針が巻き起こす “時計仕掛けの喜劇”。華麗に開幕。 その伯爵‥‥帽子は長いが気は短い。マイペース少年・時只 卓の前に姿を現したのは、かの有名な怪人“サンジェルマン伯爵”とその妹だった。ゆったり×せっかち、時空を超えた時計仕掛けの喜劇(クロックワーク・コメディ)、開幕