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こんなにたくさん・・・全米に点在するショッピングモール廃墟 : カラパイア

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 昨年9月、岐阜県にあるショッピングモール「ピエリ守山」がとてつもなく過疎化してしまったというニュースをお伝えしたかと思うが(関連記事)、遂に今年3月、休館となったそうだ。公式サイトには「現在ピエリ守山はリニューアル工事期間中の為休館しております。」の一文だけが残され、魅力的な商業施設の再生に向けて取り組んでいるそうなのだが、テナント誘致が順調には進んでいないとの報道もあり、今後が注目されるところだ。

 ということでアメリカだ。アメリカはとてつもなく広く、自動車社会となっているため大型のショッピングモールは至る所に存在する。そして同様、廃墟となってしまったショッピングモールも無数に点在するのだ。
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 放棄されたショッピングモールは景気の悪化で「閉店」の勢いが増す中西部には特に多い。この廃墟マップは廃墟化したモールが好きなFacebookユーザグループが投稿したものだ。


より大きな地図で 全米ショッピングモール廃墟マップ を表示

 アメリカではネット通販市場の拡大化に伴い、ショッピングモールのテナント撤退が相次いでいる。見放されたモールには、この世の終わりを思わせるような不気味さがある。ここでは9つのショッピングモール廃墟を見ていこう。

1.ローリングエーカーズ・モール/オハイオ州アクロン市

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 1975年にオープンし、その後拡張工事が何度か行われた。最盛期は140以上の専門店があった。2013年12月31日に最後の小売店が閉店し、残りは今のところ放棄されている。


2.ホーソーンプラザ・モール/カリフォルニア州ホーソーン

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 ホーソーン市の再生を部分的に支援する目的で1977年に開店。最盛期に専門店は134店もあったが、90年代にかけて衰退していった。1999年に閉店。このモールは映画『エボリューション』(2001年公開)と『マイノリティ・リポート』(2002年公開)に使われた。


3.クローバーリーフ・モール/ヴァージニア州チェスターフィールド

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 1972年、J.C. PenneyとSearsを主体にオープンした。70年代から80年代には家族連れの溜まり場として人気を集めたが、1990年代にはそれもすっかり様変わりしてしまったという。チェスターフィールドの常連の女性達はそこにたむろし始めた若者達を怖がり、モールから距離を置くようになっていった。太いバギーパンツを履いてベルトにチェーンを下げた子供達を見かけるようになると、人々は恐れをなして「ギャングがいる」と言いはじめた。そしてテナントは賃貸契約の更新を中止し、2007年に完全に閉鎖した。


4.ノースタウンスクエア・モール/オハイオ州トレド市

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 トレド市の北端地域再生のために1980年にオープンした。このモールのウリはその周辺には無い目新しい店があることだった。90年代から2000年代の初めにかけてトレド市の経済は下降し、テナントはモールから去って行った。その後2005年に閉鎖され、2013年ついに取り壊された。


5.ウッドビル・モール/オハイオ州ノースウッド市

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 オハイオ州の他のモール同様、このモールも90年代の不景気のあおりを受けた。1969年にオープンし、2000年代初めにはほとんどの店が去って行った。2014年に取り壊された。


6.クレスウッド・モール/ミズーリ州セントルイス市

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 1956年にオープンし55年以上も続いた。最盛期には4つの大型店が主体となり、90超もの専門店があった。地元メディアはこの顛末を、国中にいくつもある昔ながらのモール同様、「寿命、ロケーション、買い物の手段の変化、新型ショッピングセンターやネット競争の激化によるもの。」だと評している。またこのモールは高速道路の出口から遠かったため、交通の便も悪かった。2013年に売り出されたが、買い手が現れればおそらく取り壊されるだろう。


7.ディキシースクエア・モール/イリノイ州ハーベイ

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 1966年にオープンしたが、たった13年しかもたなかった。1979年には映画『ブルースブラザーズ』のモールを通り抜ける象徴的なシーンの撮影が行われた。その年の後半に犯罪が急増し、閉鎖に追いこまれた。2011まで放棄され、取り壊された。


8.ターフランド・モール/ケンタッキー州レキシントン

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 1967年にオープン。レキシントン初の屋内型ショッピングモールだった。90年代半ばに同じ地域内の別のモールが拡張するまで人気があったが、2008年に閉鎖に追いこまれた。


9.ランドパーク・モール/オハイオ州ノース・ランドール

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 1976年にオープンし、2009年に閉鎖。1995年には120もの専門店が入り、5,000人の従業員が働いていた。2000年代初め、大手の百貨店であるJ.C. PenneyとDillard’sが撤退した頃に経営が傾き始めた。その後2008年にはモールはがら空き状態になってしまった。現在取り壊しが進んでいて、近いうちに全て無くなるだろう。跡地には工業団地ができるそうだ。

動画:6のクレスウッド・モール最後の日

via:buzzfeed・原文翻訳:R


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