グーグルグラスがパーキンソン病患者のお助けツールになるかもしれない
意外な使い道発見かも。
いろいろと話題のグーグルグラスですが、お医者さんたちも静かに医学分野でのポテンシャルをテストしていたんです。
病院で活躍するなら、リモート診断とかカルテのオンデマンドみたいな感じで使うのかな? と思うかもしれませんが、研究者たちはグーグルグラスがパーキンソン病の患者さんたちを手助けすることができないか? そのテストを実施しているんです。
パーキンソン病の症状の一つに震えがあります。その震えによってタッチスクリーンの小さなキーを操作するのはとても困難。まるで、ボクシングのグローブを着けながらタイピングしているような感覚だそうです。でもグーグルグラスを使用すれば、小さなキーを指で操作する必要がなくなりますよね。
また、イギリスのニューカッスル大学の研究によると、グーグルグラスの拡張現実はパーキンソン病の「フリーズ」を助けるとレポートしています。パーキンソン病の患者さんたちは、たまに突然足がフリーズして歩けなくなるという症状があるのですが、この時レーザーポインターを進行方向の正面に照射すると、フリーズの原因を脳が勘違いして克服し、再び歩き始めることができるようになるんだそうです。現状ではレーザーポインターを持ち歩く必要があるのですが、グーグルグラスの機能にレーザーポインター役を果たす可能性があると考え、研究を進めているそうです。
他にもグーグルグラスで、薬を飲む時間を知らせたり、よだれをたらさないように唾液を飲み込む事をリマインドしたり、運動制御に関する問題に対して個別に通知することが出来るのではないかとも考えられています。
この研究から、パーキンソン病の患者さんだけでなく、脳性マヒなど運動制御に影響のある病気を患っていてタッチスクリーンの使用に不便を感じている患者さんたちにとっても、グーグルグラスは有益である可能性が強まったそうです。
ちなみに、この研究を実施するにあたり、グーグルは5つのグーグルグラスを寄付したそうです。こういう風に、開発したガジェットが思わぬ有益な使い道に展開されて行くのって素敵ですね。
source: Newcastle University
Sarah Zhang - Gizmodo US[原文]
(junjun)
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