2014年04月18日
【★その他★】 格闘技とも関係深い「脳震盪の後遺症」問題。 NFL 現状 < gryphon
https
https://twitter.com/zankatei/status/456416853074923520
Kiyoko Taniguchi
@zankatei
NFLが深刻な脳震盪の問題をなかなか受け入れなかった経緯が、「League of Denial」という本と映像になっています。恐らく「League of Denial」を参考資料に書かれていると思われる日本語の記事があります。
================
ここ経由で
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03060_04
続 アメリカ医療の光と影 第261回
米スポーツ界を震撼させる変性脳疾患(1)
李 啓充 医師/作家(在ボストン)
(略)
CTEは,ここ数年,脳震盪との関連で脚光を浴びている変性脳疾患である。その原因は,脳震盪等の比較的軽微な脳損傷を繰り返すことにあると考えられているのだが,これまでの報告例は,アメリカン・フットボールやアイスホッケーなどの,いわゆる「コンタクト・スポーツ」(体と体が接触する機会が多いスポーツ)の選手,あるいは,従軍経験のある兵士に限られてきた。肉体をぶつけ合う機会が少ない野球とは縁のない疾患と思われてきただけに,フリールがCTEだったという事実は,野球関係者に大きなショック……
(略)
CTEは,まだ日本の医療者にはなじみが薄い疾患のようなので,その概念をご理解いただくために,まず,この疾患が注目されるようになった経緯について説明しよう。
(略)
アルツハイマー病のそれとは異なった。神経原繊維濃縮体の分布は,ボクサーに見られる脳障害(いわゆる「punch-drunk syndrome」)と酷似し,頭部への衝撃(つまり脳震盪)が慢性に繰り返されたことが病因である可能性が強く示唆された…
=============
※ここから連載が数回にわたって続いています
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03072_05
…12例の内訳は,元NFL選手7人,元ボクサー4人,元NHL選手1人であったが,全例ともタウ蛋白陽性の神経原繊維濃縮体が脳皮質の広範な領域に存在する等,CTEに特有の病理所見を有して・・・
(略)
ALSは「ルー・ゲーリッグ病」の別名で知られてきたが,…「もしゲーリッグの病気が,CTEと関連する,ALSとは似て非なる病気であった場合,『ゲーリッグはゲーリッグ病(=ALS)ではなかった』ことになる」
(略)
フットボール・野球・ラグビー・サッカー・柔道・相撲・レスリング……の違いにかかわらず,頭部外傷の危険から選手を守るための努力が求められているのである。
https://twitter.com/zankatei/status/456416853074923520
Kiyoko Taniguchi
@zankatei
NFLが深刻な脳震盪の問題をなかなか受け入れなかった経緯が、「League of Denial」という本と映像になっています。恐らく「League of Denial」を参考資料に書かれていると思われる日本語の記事があります。
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ここ経由で
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03060_04
続 アメリカ医療の光と影 第261回
米スポーツ界を震撼させる変性脳疾患(1)
李 啓充 医師/作家(在ボストン)
(略)
CTEは,ここ数年,脳震盪との関連で脚光を浴びている変性脳疾患である。その原因は,脳震盪等の比較的軽微な脳損傷を繰り返すことにあると考えられているのだが,これまでの報告例は,アメリカン・フットボールやアイスホッケーなどの,いわゆる「コンタクト・スポーツ」(体と体が接触する機会が多いスポーツ)の選手,あるいは,従軍経験のある兵士に限られてきた。肉体をぶつけ合う機会が少ない野球とは縁のない疾患と思われてきただけに,フリールがCTEだったという事実は,野球関係者に大きなショック……
(略)
CTEは,まだ日本の医療者にはなじみが薄い疾患のようなので,その概念をご理解いただくために,まず,この疾患が注目されるようになった経緯について説明しよう。
(略)
アルツハイマー病のそれとは異なった。神経原繊維濃縮体の分布は,ボクサーに見られる脳障害(いわゆる「punch-drunk syndrome」)と酷似し,頭部への衝撃(つまり脳震盪)が慢性に繰り返されたことが病因である可能性が強く示唆された…
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※ここから連載が数回にわたって続いています
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03072_05
…12例の内訳は,元NFL選手7人,元ボクサー4人,元NHL選手1人であったが,全例ともタウ蛋白陽性の神経原繊維濃縮体が脳皮質の広範な領域に存在する等,CTEに特有の病理所見を有して・・・
(略)
ALSは「ルー・ゲーリッグ病」の別名で知られてきたが,…「もしゲーリッグの病気が,CTEと関連する,ALSとは似て非なる病気であった場合,『ゲーリッグはゲーリッグ病(=ALS)ではなかった』ことになる」
(略)
フットボール・野球・ラグビー・サッカー・柔道・相撲・レスリング……の違いにかかわらず,頭部外傷の危険から選手を守るための努力が求められているのである。
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