『1959年、兵庫県城崎郡城崎町で起こった事件である。
 ことの起こりは和田家・四女の、謎の自殺であった。
 なお和田家は長男、長女、次女をあいついで病気で失っており、三女は大阪へ養女に出されている。
 その一家において四女の婿とりがやっと決まったのである。ひさしぶりの祝いごとであった。式はとどこおりなく終わり、事件はその10日ほど後に起こった。
 季節は12月。外は雪が積もっていた。その雪道に四女が突然
「うち、やっぱりいやや」
 と叫んで、裸足で飛び出したのである。四女は川岸につないであった舟に飛び乗り、そこから川へ身を投げた。真冬の川水はたちまち体温を奪い、そのまま四女は溺死した。

 結婚直後に「やっぱりいや」と叫んで自殺というからには「意にそわぬ結婚を強いられたのではないか」と疑われるところだが、近隣の住民はその説を否定している。和田家の父親は、彼らの言葉を借りるならば
「ちょっとおらんような、ええ人」
 だったそうで、とても娘に結婚を無理強いするような人ではなかったというのである。

 時は過ぎ、それから16年後。
 和田家の五女は家を出、城崎に隣接した豊岡市でホステスをして暮らしていた。売れっ子であり、生活になんらの問題はなかったという。
 その彼女が、5月のなかばに
「あかん、うち頭が痛い。精神病院行かなあかんわ」
 と同僚に向かって突然言いだした。まったくなんの前触れもない台詞であった。その直後、五女はガス自殺をはかり、病院に搬送された。その後、順調に回復に向かっていたが、「たまにはベランダに出ていい空気を吸ったらどう」とすすめた看護婦に向かって、
「いやや。ベランダになんか出たら、うちはきっと飛びおりたくなる」
 と青い顔をして答えたという。
 ほどなくして彼女は病院の通気口の金枠にスカーフをひっかけ、そこで縊死した。
 死の直前、
「うちが死んだら、父さんも母さんもきっと死ぬやろな」
 という言葉を彼女はのこしているが、その意味するところは今もって不明である。

 同年8月、和田家の母親(72歳)が自宅裏で焼身自殺した。自分で灯油をかぶり、マッチで火をつけたのだった。
 この時点で和田家にのこされたのは父親(80歳)と、二男(26歳)のみである。同月24日にはその亡くなった母の法事が予定されていたが、この父親は
「24日は親類だけでやる。みんなは26日に来てくれ」
 と近隣に言い渡して、息子と二人だけでどこかへ出かけている。その「どこか」が何処だったかのは、誰も知らない。

 そして25日の夕方、二男の同僚が「天井から、並んで吊り下がっていた」父子ふたりを発見することとなる。
 場所は一階奥の四畳半。それぞれが踏み台にしたらしい脚立がふたつ畳に転がっていた。遺書はなかった。

 代々つづいた和田家の血は、こうして完全に途絶えてしまった。養女に出したことで「他家の人間」となった三女だけは無事だったが、9人家族のうち5人が自殺、病死した子どもたち3人をあわせると、和田姓を名乗った8人全員が死に絶えてしまったことになる。
 父子の縊死死体を見たときにはさすがに「警察も青い顔しとった」(地元住民の証言)そうで、近隣からも「呪われているのではないか」と声があがり、以後、残された家には近付く者もなかった。
 老朽化がすすんだことで「倒壊しては危ない」という話が出て、近年ついに取り壊されたが、それまでは「目を向けるものいやや」とさえ言われ、荒れ果てるがままにされていたという。』
引用:http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/diary201105-06.htm
【洒落怖】洒落にならない怖い話『家族の奇行の真相』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589716.html
影

出展:都市伝説と犯罪~津山三十人殺しから秋葉原通り魔事件まで~ 朝倉喬司
都市伝説

朝倉喬司
岐阜県生まれ。早稲田大学文学部中退。「週刊現代」記者を経てノンフィクション作家となる。主として犯罪のルポルタージュ、あるいは明治期の犯罪についてなど、社会の裏面を描くことが多かった。

1988年から1994年まで現代書館の雑誌「マージナル」の編集委員を務めた。

2010年12月9日、神奈川県愛甲郡愛川町の自宅で死亡していたのが発見された。67歳没。
http://ja.wikipedia.org/wiki/朝倉喬司




城崎一家全滅事件の記事を哲学ニュースで、
以前に取り上げていませんでしたか?とメールを頂いたので、

哲学ニュースの過去記事を調べたところ哲学ニュースでは記事として取り上げてなく、
またネット上にも事件の情報がほとんど無く、管理人もこの事件について気になったので、
この記事にて事件の情報募集と事件についての考察をお願いします。


■情報の募集と考察
・実際にあった事件か都市伝説なのか?
・謎の自殺理由と事件の背景の考察
・事件に関する詳細な情報の募集



1:名も無き哲学者:2014-04-19 19:54:28
知らなかった…



2:名も無き哲学者:2014-04-19 19:58:55
この事件の話はするな…やめておけ
忠告したからな



4:名も無き哲学者:2014-04-19 20:00:43
作り話にしてもいまいちだな



5:名も無き哲学者:2014-04-19 20:05:10
パット読んだ感じだと
父親が追い込んで最終的に無理心中って印象



6:名も無き哲学者:2014-04-19 20:05:18
淡々と話が進むから怖さは無いが異常性は高いなぁ



9:名も無き哲学者:2014-04-19 20:09:31
単純に、3人も立て続けに家族が病死して精神病んだ4女が自○、5女も父親も息子も同様ってだけじゃないの?



10:名も無き哲学者:2014-04-19 20:12:37
とうしつって、近くに患者がいると
引っ張られやすいみたいな話は聞いたことあるんだけど
(だから医者も引っ張られやすい)
そういう感じで、家族で発病?したのかな。
に、しても16年たってから…はやっぱりおかしいね。
自○だから、事件として記録されてないのだろうか。



11:名無し:2014-04-19 20:16:03
こんなこと本当にあったのならまずマスコミがほっとかないと思うが
名称は和歌山一家8人殺害事件から、あとはいろんな小説から持ってきて作り上げたような感じ
軽くググっても情報が出て来ないから実話とは思えない



13:名も無き哲学者:2014-04-19 20:20:35
そーゆう遺伝の家系なんだろ



15:名も無き哲学者:2014-04-19 20:20:51
小説でこういう話なかったっけ?
タイトル忘れたけど親も兄弟も自○しまくってて
主人公が呪われた血筋だから自分も自○しないとって思う話



16:名も無き哲学者:2014-04-19 20:20:58
>>近隣の住民はその説を否定している。和田家の父親は、彼らの言葉を借りるならば
「ちょっとおらんような、ええ人」


っていうけど、近所の人が家庭の中までどれだけ見てるかもわからんし、
他人にはいい顔するけど、家族には非道なことをする父親なんていくらでもいるだろ。
特に「良い人」っていう人格を幅広く維持するには、それなりに犠牲になる人が存在する。一番身近で弱い、伴侶や子供にそのしわ寄せが行くのは至極自然な事だと思うが。



19:名も無き哲学者:2014-04-19 20:30:39
何かの病気じゃないの、家庭環境(栄養バランスが偏ってたとか家の造り自体に何か問題があったとか)
によって発症するタイプの
だから養女に出された三女だけ大丈夫だったのかも



20:名も無き哲学者:2014-04-19 20:49:59
発症しやすい家系って確かにあるからな
兄弟揃って大学までは超優秀だったのに就職くらいから皆おかしくなりはじめて結局揃って自○してしまった家を知ってる
子供がそんなになったら親もうかしくなろうといもの



21:名も無き哲学者:2014-04-19 20:52:29
昔の田舎の話だし今とは違って隣近所もかなり濃密な付き合いがあったろうから外面だけを良くするような関係を結べたとは思えないけどな



22:名も無き哲学者:2014-04-19 20:56:54
地元の人間としては登場人物の言葉遣いが大阪弁なのが嘘くせえ



24:名も無き哲学者:2014-04-19 20:58:47
四女についてはマリッジブルーに加えて、兄・姉が三人も死んでしまっているから、自分は子供を産んでも失ったりしないだろうかと余計不安になったんじゃないだろうか。
五女については、姉が自死したことや客商売によるストレスとか悩みがあったんじゃないかなと。
後の人は、もうこれだけ家族が死んでしまえば病んでもおかしくは無いと思う。



26:名も無き哲学者:2014-04-19 21:06:32
豊岡の方で「いやや」なんて絶対言わんわ。
せめで「やだわ」とか「いやだわ」、「いやだ」くらいだ。
あと、「いかなあかん」も使わない。
「いかんなん」とかそういう鈍り。
というか住んでてそんな話聞いたことないわ。
俺が知る限りじゃホステスが殺されて滝に遺棄されてた事ぐらいだ。




41:名も無き哲学者:2014-04-19 21:29:37
>26
そもそも話が誰かからの伝聞だからな
関西人以外が語ってるなら大阪弁か京都弁になっても仕方ないだろ
聞いたまんま覚えてるとは限らないし
全国レベルで認知されてる関西弁は大阪弁か京都弁だもん




27:名も無き哲学者:2014-04-19 21:07:03
>特に「良い人」っていう人格を幅広く維持するには、それなりに犠牲になる人が存在する。一番身近で弱い、伴侶や子供にそのしわ寄せが行くのは至極自然な事だと思うが。

同意
「良い人」が身近な人に及ぼす害は、なかなか世間には理解してもらえないんだよね・・・




28:名も無き哲学者:2014-04-19 21:07:04
父親80で次男が24って、高齢出産すぎる
父親と母親は高齢になるまで生きてて、子どもだけが病死、精神異常をおこしているんだから、もしかしたら高齢両親から生まれたことが原因かも?



29:名も無き哲学者:2014-04-19 21:09:20
1975年8月26日の地方新聞調べれば本当にあった話かはわかるんじゃないか?



32:名も無き哲学者:2014-04-19 21:22:19
※29
あるとすれば神戸新聞だろうね
そこまで昔の記事残ってるか知らんけど



33:名も無き哲学者:2014-04-19 21:22:26
『1族連続十一人怪死事件』
と言うのも、有った。
オカルト物実話。



34:名も無き哲学者:2014-04-19 21:22:54
昔の別冊宝島「現代怪奇解体新書」で、似たような話読んだことあるな。
あれは確か埼玉だったし、細かい経緯は違うが。
廃墟ハンターが、ありえないくらい気味が悪い廃墟を訪問し、そうなった経緯を調べてみたら、その家系の家族はことごとく天寿を全うできず、おかしな死に方で全滅した一家の家だったって。
で、生き残っているのは、兄殺しで刑務所に行っている長男で、彼がその家の唯一の生き残りだって。
これは、当時読んで本気で鳥肌立った記事だった。



35:名も無き哲学者:2014-04-19 21:25:52
家族全員が自○頭痛もちかと思ったが
三女は無事なのか
【閲覧注意】自殺頭痛怖すぎワロタwwwwww
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/3799624.html



37:名も無き哲学者:2014-04-19 21:27:38
和田一家が住んでいた家は近年壊されたってあるけど、地元民と名乗る人は何か知らないの?
手入れされていない誰も住んでいない古びた家だなんて印象に残りやすいと思うんだけれど



39:名も無き哲学者:2014-04-19 21:28:59
次男、父54歳母46歳の時の子か…
よく出来たな




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