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「そんな未来はウソである」、人の夢は終わらねぇ!
「そんな未来はウソである」4巻を読了しました。
なんつーかね、このマッタリした感じと、可愛い女の子達がキャキャウフフしてる感じと、どこかテンポのズレた小気味いい会話、何より微妙にラブがコメる展開ですよ。一言で感想を述べれば素晴らしかったの一言であろう。
素晴らしかった
良い。実に良い。
疲れた現代人の心を満たすヒーリング効果すらある。
「そんな未来はウソである」をあえてカテゴライズすればラブコメ漫画なのかなぁ。この漫画の面白いところは、高山くんはミツキが好きでそれを応援するアカネというポジションでありながら、どういうわけか高山くんとアカネのフラグが立ちまくっている事であろう。さらに、脇の女の子も可愛い。素晴らしいね。
はっきり申し上げて、私は同じ桜場コハル作品でも「みなみけ」より「そんな未来はウソである」のほうが好きです。心の琴線に触れるのだ。確かに芸風は同じだ。このマッタリ加減と絶妙の「間」とクセになってしまう会話のやり取り。しかしだなぁ、圧倒的に「そんな未来はウソである」のほうが好きなのだ。
なぜか…?
なぜか?
答えは簡単だ。
ズバリ言ってあざとさの一言である。
例えるなら「みなみけ」とは釈由美子や真鍋かをりや優香なのだ(例えがおっさんくさっ)。グラビアアイドルだったのにちょっと売れたら水着辞めちゃうみたいな。グラビアアイドル卒業ですみたいな。「みなみけ」にはそういうものがあるのだ。私は桜場コハル先生の「今日の5の2」が大好きだったのだ。圧倒的怒涛のパンツとラブコメ展開に心の琴線を鷲掴みにされたものです。「みなみけ」も初期はそういうテイストが満載でありました。
しかし、アニメ化しメジャーになってしまった「みなみけ」は、初期に比べてパンチラとかが完全に消えかけている。グラドルが売れたら水着にならなくなったように、「みなみけ」もメジャーになればパンチラしませんよ的な。いやらしい目で見ないでください的な。守りに入ってしまっているのだ。
いつからだ?
「みなみけ」でパンチラしなくなったのは…。
いったいいつから?
あざといよりも格式上げて淡々と楽しめばいいかと思うようになったのは…。
そんなんじゃねェだろ!!
俺が求めた桜場コハル漫画は!
ここぞでパンチラしてこそ全霊を持ってブヒること!
感謝するぜ!
アカネのパンツの全てに!
パンツ
ブヒィィィィィィィ!!
素晴らしい。実に素晴らしいです。
やはりパンツは素晴らしいのだ!
かの夏目漱石は「I love you」をそのまま「愛してます」と翻訳した生徒に、日本人はそんな事言わない。そこは「月がきれいですね」とでも訳しときなさいという逸話がある。同じように名だたる文豪達にはストレートに「I love you」を「愛してます」と訳さずに独特の言い回しをする逸話があります。二葉亭四迷は「わたし、死んでもいいわ」と意訳した。
だから僕も意訳したい。
「パンツ」と書いて私は「人の夢」と読むのだ。人の夢は終わらねぇ!
Kindle版:そんな未来はウソである(1) Kindle版:そんな未来はウソである(2) Kindle版:そんな未来はウソである(3) Kindle版:そんな未来はウソである(4) 著書:桜場コハル 他人の未来が少しだけ見えてしまうミツキ、ウソがわかるアカネ。特殊な能力をのぞけば普通の女子高生。アカネは、ミツキと高山(たかやま)をくっつけようと策を練り……。ミツキは、アカネと深い親友関係になりたいと願い……。高山は、ミツキと密接な関係を望み……。そんな3人を待っていたのは、離ればなれの危機、クラス替え。高2の春は、想いと裏腹にオトナの階段のぼりおり。 |