奉太郎「高校生活は薔薇色だー!」里志「相変わらずテンション高いね」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/14(月) 14:12:22.88 ID:KuId7wCE0
奉太郎「それでねー やっぱり高校生になったから何かしようかなって」
里志「じゃあ部活なんかどうだい? この神山高校には部活動が目白おしだしさ」
奉太郎「あ、そこなんだけどねー お姉ちゃんから手紙もらってさー」
里志 カサリ フムフム
里志「お姉さんからの頼みかー」
奉太郎「うん、だから古典部にしようかなって」
里志「シスコンもほどほどにしといたほうがいいよ」- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/14(月) 14:15:38.50 ID:KuId7wCE0
奉太郎「それで今日から部室に行こうと思うんだけど里志も入らないかな?って」
里志「うーん、総務委員と手芸部もやってるからね どうしよう」
奉太郎 キラキラキラ
里志「やめとこうかな」
奉太郎 ショボーン
里志「やっぱ入ろうかな」
奉太郎 キラキラキラ
里志(奉太郎面白い…)
里志「うん。面白そうだし、入るよ。これからよろしくホータロー」
奉太郎「やったーやったー!」
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 17:29:29.19 ID:cXuHldD00
奉太郎「とゆーわけで、そろそろ部室いこ?」
里志「ああ。そうだね」
…
…
里志「高校生になったら毎日楽しそうだね。ホータローは」
奉太郎「うん! 小学校は時間あるけどセンセーうるさいし、中学は時間もないしセンセーうるさいし」
奉太郎「小中高で一番自由なのが高校だからね。いろんなこと経験するんだ」
里志(中学でも随分ハジけてたと思うけど…)
- 18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:15:41.30 ID:cXuHldD00
奉太郎「ってあーー!」
里志「どうしたんだい?」
奉太郎「地学準備室のカギとってこないと!」
里志「それはそうだね。職員室に寄ろうか」
…
…
…
- 19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:18:08.44 ID:cXuHldD00
奉太郎「とーちゃーく!じゃあ鍵あけるねー」
里志「ああ。おねがい」
ガチャリンコ
ガララッ
里志「あ、あれ?」
奉太郎「誰かいるみたいだね…」ボソボソ
- 20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:22:42.68 ID:cXuHldD00
奉太郎「ねーねーキミキミ~」
える「ひゃっ!?」ビクッ
奉太郎「何してるの? もしかして古典部部員ですか?」
える「はい。正確には入部希望です。失礼ですがお二人は?」
奉太郎「僕らも入部希望だよ!」
里志「よろしくね、ええっと…」
える「千反田えると申します。」
- 21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:28:45.85 ID:cXuHldD00
里志「僕は福部里志、こっちは」
える「折木さん、ですよね? 折木奉太郎さん」
奉太郎「な、なんで知ってるの~? もしかして超能力者~?」
里志「それなら僕の名前も知ってるはずだよホータロー」
奉太郎「う、うーん…なんでだろ…」
える「あの実は…」
奉太郎「待って!言わないで!そのトリック当てて見るから」
える「トリックというほどでも」
里志「ははは。待ってあげて。ホータローはこういうのが大好きなんだよ」
- 22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:35:05.49 ID:cXuHldD00
奉太郎「あーーーーー!」
里志「分かったのかい?」
奉太郎「選択授業だよ。たぶんそれで一緒になったんでしょ?」
える「はい。正解です」
奉太郎「やったー!やったー!」
える「そ、そんなに嬉しいことなのでしょうか?」
里志「ホータローは元気が服着てあるいているような人だから。悪いけど僕にはわからないな」
- 23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/15(火) 19:42:43.53 ID:cXuHldD00
奉太郎「里志はね、いろんな事知ってるんだよ~」
える「いろんなこと、ですか?」
奉太郎「うん。この前は政治についても教えてくれたんだよ。ほんとに雑学王っていうか~」
里志「データベースと呼んでくれたまえ」
奉太郎「でもどうしてか、学校の成績は良くないんだよね~」
里志「世間の求める一般的知識と雑学はちがうものさホータロー」チッチッチッ
える「勉強もちゃんとしたほうがいいですよ? 福部さん」
- 30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:05:44.53 ID:Csq4yhs/0
奉太郎「じゃあじゃあ顔合わせは済んだし、今日のところは帰えろっか」
里志「そうだね。千反田さんはどうする?」
える「わたしはもう少しここにいます」
奉太郎「じゃあねー あっ、戸締りもよろしくっ!」
える「?」
ガララッ
える「待ってください!」
- 31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:09:01.03 ID:Csq4yhs/0
奉太郎「どーしたの?」
える「わたし、戸締りできませんよ?」
奉太郎「どーして? 千反田さん鍵持ってないの?」
える「はい」
里志「でも僕らが来たときは鍵しまってたけど」
奉太郎「中から鍵をかけてたの?」
える「いいえ。そんなことはしていません」
- 32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:13:46.04 ID:Csq4yhs/0
里志「神山高校の教室は中から鍵は閉められないんだよ。ほらみてごらん」
奉太郎「あっ、本当だ。じゃあなんで鍵かかってたんだろ? 千反田さんと一緒に来た誰かがいて、千反田さんより一足先に帰ってそのときにうっかり」
える「わたしは一人で来ました。ここへ来ることも誰にも言っていません」
奉太郎「むっ…うーん…」
える「わ、わたしって閉じ込められていたってことになりますよね?」
里志「そういうことになるね」
- 33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:16:43.42 ID:Csq4yhs/0
える「どのようなトリックで閉じ込められたのか」
える「わたし、気になります!」
奉太郎「僕もー!」
里志「これは奉太郎の出番だね」
える「折木さん、分かるんですか?」
奉太郎「ううん。わかんない」
える ガクーッ
里志「大丈夫。それなりに当てになる奴だから」
奉太郎「うん! 僕にまかせて!」
- 34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:20:12.56 ID:Csq4yhs/0
…
…
…
…
奉太郎「何か変わったこととかなかった? いつもと違うとか違和感あったとか」
える「そうですねー そういえばさっきから下で物音がします」
里志「えっ? そうかな」
える「はい。間違いありません」
奉太郎「すごいやー耳いいんだねー」
える「いえいえ」
- 35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:24:12.05 ID:Csq4yhs/0
奉太郎「僕も全然聞こえないよー なにやってるんd」
奉太郎「あーーー! 」
里志「なにか分かったのかい」
奉太郎「うん! たぶん!」
える「教えてください!」
奉太郎「うん!じゃあ下へ行ってみよう!事件の再現だ――!」ピュー
里志「嬉しそうだなホントに」
- 36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:27:01.40 ID:Csq4yhs/0
える「なるほど。合点がいきました。用務員さんのせいだったんですね」
奉太郎「そ! おじさんたちはマスターキーを持っているからね。鍵がしめられるんだよ」
里志「千反田さんがいるのに気付かないで鍵をかけちゃったってわけだ?」
奉太郎「そーとも!」
- 37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/16(水) 22:35:13.72 ID:Csq4yhs/0
える「助かりました折木さん。ありがとうございました」ペコリッ
奉太郎「い、いやあ~えへへ」
える「あっ、そうでした! 部長を決めないといけませんね。私と福部さん、どっちにしましょうか?」
奉太郎「えぇー!なんでしれっと僕を抜かすのさ?」
里志「ホータローはリーダーに収まるような男じゃないからさ、枠にとらわれないほうがあってるよ」
奉太郎「ほ、ほんと? い、いやあ~」テヘヘ
里志・える(素直だなあ~)
里志「僕は掛け持ちだし、どうしよう?」
える「そういうことでしたら私がやりましょう。よろしくお願いします」
里志「うん、よろしく」
奉太郎「よろしくー! 古典部いよいよ始動!」
里志「もう下校時間だよホータロー」
- 41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/18(金) 11:52:00.14 ID:AokSywvt0
…
…
える「お茶どうぞ」
奉太郎「ありがとー」ズズーッ
える「お菓子もありますよ」
奉太郎「おいしそうだねー」パクパク
える(か、かわいい…)
- 42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/18(金) 11:58:19.62 ID:AokSywvt0
える ハッ
える「そうでした、折木さん。私達にはやるべきことがあります」
奉太郎「なになに~? 古典部って何かするの?」
える「はい。文化祭は文集を売るのが古典部の慣例なのだそうです」
奉太郎「そーなんだー。文集ねー。お姉ちゃん一言も教えてくれなかったなあ」
える「お姉さんがいらっしゃるのですか?」
奉太郎「そーだよ。古典部のOBなんだ。で、文集がどうしたの?」
える「その文集のバックナンバーを探す必要があるんです」
奉太郎「図書館にあるよきっと。じゃあレッツゴー!」ピュー
える「あっ、早すぎます折木さん」タッタッタッタッ
- 46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/18(金) 21:02:37.87 ID:AokSywvt0
奉太郎「あっ」
摩耶花「あっ折木」
奉太郎「摩耶花だー! 図書委員だったんだー?」
摩耶花「まあね あんたは? 図書館に来るなんて珍しいわね」
奉太郎「いやー僕ら探し物があるんだよー いいかな?」ムギュー
摩耶花「はいはい…分かったから離れて…」
奉太郎「はい」サッ
摩耶花「うん。ありがと」
- 47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/04/18(金) 21:07:36.74 ID:AokSywvt0
里志「やあ!偶然だね」
奉太郎「里志だー!」
摩耶花「図書館では声絞ってね折木」
奉太郎「あっごめんなさーい」
里志「相変わらずホータローには優しいだね摩耶花」
摩耶花「そんなことないわよ」
奉太郎「摩耶花ー、なんか面白い漫画とかある?」
摩耶花「三国志とはだしのゲンくらいしか置いてないわよ」
摩耶花「漫画ならウチ来たらいっぱいあるから。今度来なさい」
奉太郎「ありがとう」
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コメント一覧
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- 2014年04月20日 23:29
- コナンの名探偵紹介は地味に好き
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- 2014年04月20日 23:55
- 誰だこれキモすぎだろ
こんな高校生いるか、ただの知的○○者じゃねーか
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- 2014年04月20日 23:59
- ホモ臭…いや 少女漫画に出てきそうなほうたろうだな
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