ジョジョリオン #031 ウルトラジャンプ 2014年 05月号分感想
ウルジャン5月号とジョジョベラーを買いました。
完全限定版でも良かったのですが、私は本はよく読み直しても映像作品などを何度も見返すのは苦手なのです。
ジョジョアニメ感想でよくミスしちゃうのも、こういう性だからなのかもしれません。
言いわけっぽい始まり方で申し訳ありませんでしたが、今月号のウルジャン感想を続けます。
よろしくお願いいたします。
#031 LOVE OF GRAVITY
サブタイの元ネタはおそらくエニグマの楽曲 『Gravity of Love』。
前回、定助が夜露の能力を『重力の愛情』だと表現していたことも同様でしょう。
音楽ネタであることを鑑みるに、これが夜露のスタンド能力名であるかもしれません。
東方家・杜王町・1963年
憲助パパが子供のころに発症した病気を母親に等価交換してもらった時の記憶が呼びさまされますが
これは何の脈絡もなく思い出したものではなく、定助の発した『夜露は皮膚が岩だ』を受けてです。
また雪の降りしきる杜王町で病気の子供を抱えるというのは、4部の仗助のエピソードをも彷彿とさせます。
さて、『夜露は皮膚が岩の体質だよ』というスタンドも月までぶっ飛ぶ衝撃も収まらない昨今ですが
アンジェロ岩リスペクトだとか、柱の男のオマージュなだけではなく、東方家の病気と関係がありそうです。
定助の眼球の左側部分にだけ出現している殺意の炎(?)
SBRではジョニィの漆黒の殺意として表現されていた目の前の火花。
先月号でも定助はバチバチっと目に炎を灯していました。漆黒ではなかったですけど。
今月号も同じく両目から火花が出てはいるのですが、角度の問題なのか
それぞれの眼球の左側だけに偏って火花が出ているように見えます。
定助の中の吉良である部分なのか吉良でない部分だけが殺意を出しているということのでしょうか
吉良と定助と夜露に以前何が起きたのかが明かされた時には、これもハッキリするかもしれません。
単に私が深読みしすぎている可能性が高いとは思いますが。
匂いもあるし、負傷もする存在のようだ
確か、『血が出るなら殺せる』と映画プレデターでのシュワちゃんも言ってました。
岩と同化している夜露も、傷つければ血が出る、あくまで生物のようです。
それでもS&Wのオラオララッシュではダメージを受けつけなかったのはかなりの防御力。
農薬Hi230
植木鉢、栗と来て次は農薬で攻めてきた夜露。
植木鉢を実は石臼(あるいはハチ=蜂)に見立てていての、猿蟹合戦がこの戦闘のモチーフだったら
ひょっとして次はウンコが迫ってくるのではと密かに心配していたのですが、そうはなりませんでした。
俺のは詰みだ
出血させたお陰で、夜露の岩が見分けられる今、定助は農薬から身を隠すことよりも
敵本体を攻撃することを選択。と言ってもシャボン玉で夜露岩を海まで運んで落してやろうという作戦です。
夜露岩を丸ごと包んで飛ばすシャボン玉の原理は、相手の重力か体重でも奪っているのでしょうか。
もしくは夜露そのものを、この空間から奪っているのかもしれません。
俺はひとつの岩だ そしてひとつの島だ
夜露のこの台詞の元ネタは『I Am a Rock』というサイモン&ガーファンクルのシングル。
I am an island というフレーズも曲中にばっちりありますので間違いないでしょう。
このセリフを発した意図は不明です。彼のスタンド名なのか、それとも定助達の海岸線に落とす作戦に対して
『俺は島だから海に落ちても平気だぜ』を詩的に表現しただけかもしれません。
ただ、この後すぐシャボン玉わられちゃうので定助の海へ落とす作戦は文字通り泡と消えちゃいます。
以上、何かうまいこと言えた気がするのでドヤ顔で今月の感想を終えたいと思います。
ありがとうございました。