273 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/01/10 22:14 ID:eVGT5UaW
昨年秋に赤字で廃止になったローカル線の
とある駅に立ち寄ったとき、訳もなく涙が出てきた。

少し前までは高校生達の楽しげな話し声や
地元のお年寄りの井戸端会議で、にぎわっていた
待合室やホーム。
春の頃、高校を卒業して都会に就職することに
なり旅発つ子供をホームで見送る先生と親御さんも
ここで見たこともあった。

いろいろな思い出が詰まった駅舎やホームにも
もう列車は来ることがなく、人々も集まらず
枯葉が舞い込み、ただ風が吹き抜けるだけだった。

柔らかい日差しが待合室に差し込む
小春日和の穏やかな日に
毎日有って当たり前のように思っていた大切なものが
無くしてその大切さに初めて気づくのかな、って
感じた。