世界で最も呪われた家が売りに出た
ドロドロドロドロ。
ヴェネツィアの潟にある小さなポヴェリア島が来月オークションにかけられます。が、この島、別名「狂った島」「地獄」「地球上で最もでる場所」などなど、とんでもない異名を持つ呪われた場所。お化け好きならとり殺されてでも欲しい島です。
呪われた島の始まりは、ポヴェリア島がヴェネツィアに向う船の関所としての役目を担っていた19世紀まで遡ります。1973年、疫病にかかった人々を乗せた2隻の船が島に到着して以来、島は病に犯された人々が住む隔離された土地となりました。それからは隔離島としての役割が100年以上も続くことになり、そして容易に想像できるように、この島では多くの人々が亡くなっています。その後1922年に、島は精神病院へとその役割を変えますが、そのおどろおどろしさは薄らぐどころか濃くなる一方。島には、幽霊によって気が触れた医者がロボトミーの後、病院に住み着いたという噂があります。この狂った医者は、後にタワーから投身自殺したとかなんとか。
現在、ポヴェリア島は静けさに包まれています。島の所有権はイタリア政府にあるものの、実質50年ほどほったらかしにされている状態。とはいえ、お化け好きやミステリーハンターは、こぞってこの地に足を運んでいるといいますが。島に訪れたことがあるアメリカのとある番組司会者なんて、取り憑かれかけたとすら話しています。
オークション内容は、99年間のリース契約。スタート価格はまだ明らかになっていません。島自体はとても美しく、無人の離島なんでバケーションにはもってこいです。まぁ、この島の場合は、ひとときのバケーションのつもりが、一生家に帰ってこれなくなる可能性もあるのですが…。もし生きて帰ることができたら、それこそものすごい体験談を語れるようになりますよ。
どなたか勇気のある方は、是非。ぜひ…。
source: Telegraph
Image via Wikipedia
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(そうこ)