平均予算の3.5倍をつぎ込まれた「ゴジラ」の秘密
7月の公開が近づいてきているハリウッド版「GODZILLA」。「ゴジラ」シリーズが最初に公開されたのは1954年。当時の撮影自体は試行錯誤の連続だったそうです。今回は兄弟メディアコタクジャパンにて掲載されていた「ゴジラについての10の恐るべき事実」の中から幾つかピックアップしてご紹介いたします。
ゴジラは、人形アニメで撮影される予定だった。
ゴジラが撮影された1953年当時、ハリウッドをはじめとする巨大モンスター映画は人形アニメ(ストップモーション・アニメーション)による撮影が一般的でした。後にゴジラと対戦する『キングコング』をはじめ、多くの作品が人形アニメで撮影されており、特撮監督を務めた円谷英二も当初はゴジラを同様の手法で映像化することを想定していました。
もしこの時、人形アニメの「ゴジラ」が誕生していたら、きっと彼のたどる運命も変わっていたに違いありません。
ゴジラの予算は破格で、ほとんどスタジオを破産させた
当時の通貨で7千万円という破格の予算がつぎ込まれた「ゴジラ」は、観客動員数961万人という異例の大ヒット。当時の平均的な映画制作費が2千万円ほどだったといいますから、もしこの成功がなければ、後のゴジラシリーズは製作されず、もちろんハリウッドゴジラの誕生もありませんでした。
独裁者キム・ジョンイルが日本の特撮チームを誘拐?
北朝鮮の前最高指導者だった金正日は大変なゴジラファンで、伝説上の怪物をモチーフとした「プルガサリ」という怪獣映画を製作したとされています。動画では誘拐された(kidnapped)とありますが、実際は中野昭慶氏以下の東宝特撮スタッフは正式に招かれるという形をとっています。
長い歴史を持つ「ゴジラ」シリーズですが、汲めども尽きない興味深い裏話がまだまだ隠されているはず! 気になる方はコタクジャパンにて動画も紹介していたので、確認してみてください!
source:コタクジャパン
(ギズモード編集部)
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