131 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:03/08/04 22:03 ID:BxfWPwvB
父方の祖父のお葬式があった時のこと。
遠い親戚やら知らないおばちゃんやらがいっぱい来て
ハンケチ片手に哀れっぽく祖父の思い出を語ってるんです。
それも随分美化されて、尾ひれがついている話ばかり。
生前の祖父を知らないこんな人達の輪に混ざって泣きたくないと思ったから
気を紛らわせようと懸命に喪主の手伝いをしていた訳です。
沢山の弔問客に頭下げて、用意や仕出しに駆けずり回って、慣れないお愛想言って、
へとへとになった所で、やっと食事にありつける事になりました。
出てきたのが、私がこの世の中で一番嫌いな食べ物。うどんでした。しかも伸びてる。
泣けた。親戚一同の前なのに、訳もわからず泣きました。
そうしたら父親がポツリと、「お前は正直だな」と言って。
嬉しいのか悲しいのかよくわからないけど、涙が止まりませんでした。