生まれつき左手がない52歳の男性、3Dプリンタで超安価なワイヤー式義手を手に入れる
生まれつき左手首から先がないホセ・デルガド・ジュニアさん(52)は、筋肉の電気信号に反応して動く筋電義手を愛用している。

ところがこの筋電義手はとても高価なもので、半分は保険でまかなえるものの、総額で42,000ドルもかかってしまうのが難点。

一方、3Dプリンタで印刷可能で、データが無料で配布されているロボットハンド「サイボーグビースト」ならば、材料費(レゴと同じABS樹脂)としてかかるのはわずかに50ドル。

手首を曲げる動作でワイヤーを引き、指を曲げるという単純な仕組みながらも、軽く、反応も速く、壊れてもすぐに印刷できるというのは大きな強み。

3Dプリンタの値段もどんどん安くなってきてるらしいけど、こういう話を聞くと、現時点でも大きな恩恵を受けられる人はかなりの数になりそうだよね。

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A $50 3D-Printed Prosthesis Compared to a $42,000 Myoelectric Prosthesis




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