【江戸時代】小さくて可愛い見事な意匠。日本独自の小さな細密彫刻「根付」の世界
「根付(ねつけ)」とは江戸時代に巾着などの帯から提げて携帯する時に紐の先に結わえて使用する滑り止めの留め具です。その細密な彫刻は日本独自の文化から生まれました。海外でもその評価は高く装飾美術品として博物館や美術館に多くの日本の「根付」が所蔵されています。
携帯電話のストラップは「根付」が起源とされています。ガチャガチャのフィギュアなども想起させますね。大きさは小さいもので1cm程度とかなり小さいものもあり、素材は黄楊(ツゲ)(常緑小喬木)や象牙が使われています。
見事な意匠とユニークなキャラクターが彫られています。まさに日本文化が凝縮されたような小宇宙を感じますね。
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以下は根付としては最高額約3,900万円で落札された和泉屋友忠「友忠の馬」
「形彫根付」、「饅頭根付」、「柳左根付」など形状にも様々な種類があります。詳しくはこちらに多くの情報が掲載されていますので、是非ご覧下さい→根付とは何ですか?
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根付今昔 Past and Present (緑青 ROKUSHO vol.4)