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http://japanese.engadget.com/2014/04/26/3-t-53/


ニコニコ超会議3でテムザックの救助ロボットT-53 援竜が(なぜか公明党ブースで)展示。搭乗も可能 - Engadget Japanese


ニコニコ超会議3の目玉の一つは、自衛隊の戦闘ヘリや特殊車両、しんかい6500といった、普段見られない乗り物が間近で見られること。そうした中で、テムザックのレスキューロボット(災害救助用ロボット)であるT-53 援竜(えんりゅう)も展示されていました。

援竜という名前は、前モデルにあたるT-52と同名ですが、こちらはT-52のデータを元に開発された新型。なんと操縦席に登っての記念撮影までもが可能です。ただし、展示されているブースが少し意外。なんと公明党のブースです。いったいなぜ? とお聞きしたところ、同党は防災・減災対策を政策柱の一つとして位置づけていることから、その象徴として展示したとのこと。

ニコニコ超会議3 テムザック T-53

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T-53は、2007年に初公開されてから約7年を迎えるロボット。 災害現場での障害物撤去や人命救助などを本来の役割としていますが、戦歴の長さに加え、油圧駆動による2本の腕のフォトジェニックさ、そして公道走行が可能(車両ナンバーの取得が可能)といった特徴から、重機系ロボットとしては知名度の高い機体です。



大きさは全高2.8m×全幅1.4×全長約2.32m。総重量は2.95tと、人が乗れるロボットとしては比較的小型なほうになりますが、それでも実物を間近で見ると重機ならではの迫力を感じます。
援竜は危険な現場に入る災害救助が主目的だけに遠隔操作も可能ですが、この操作部も合わせて展示されているので、間近で確認することが可能です。







ちょっと残念なのは、動かしてのデモンストレーションではなく、静態展示のみとなっているところ。といってもそのおかげで手の先にあるクローなども寄って撮れますし、気軽に操縦席に登れ、記念写真が撮れます。コックピットからの視点は一見の価値ありでしょう。



展示状態はプラモデルのパッケージのごとく、活躍シーンを想像させるモノ。取材時には、ドクロマークの書かれた(いかにも危険物が入っていそうな)ドラム缶を掴みかけているポーズでした。





さて、ニコニコ超会議3の政党ブースは、大手を中心に支持者に対するアピールを軸としつつも、まずは来場者に目を惹いてもらってナンボ、というノリが浸透してきたためか、他の政党もかなり毛色が変わっている印象を受けます。
例えば自民党は、イラストレーターの西又葵氏がイラストを書き起こした「超自民党学園」痛選挙カーをステージとして活用したイベントを実施。民主党に至っては「民主くん」着ぐるみの中の人になれる体験イベントを実施しており、良くも悪くもかなり柔らかいものとなっています。

このように普段の活動からは考えられないような政党の変わった一面が見られるのは、間違いなくニコニコ超会議3ならではと思います。来場の際はチェックしてみると意外な楽しさが発見できるかもしれません。