モバP「えっ、こっちへ来てる?」モバP母「そうなのよ~♪」
- 1: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 19:50:25.60 ID:V2Pny6rQo
モバP(以下P)「なんで事前に連絡入れてくれないのさ…」
モバP母(以下P母)「サプライズみたいな感じ、かな?」
P「…はぁ。俺、今日は仕事で忙しいから構ってやれねぇぞ?」
P母「えぇ、わかってるわ。いいのよ、私は町を散策するから~」
P「あいよ。まぁ、気をつけろよ」
P母「ありがとさん。…って、あれ? 理由は聞かないの?」
P「親父と喧嘩したんだろ?」
P母「せ、せいか~い…」
P「はぁ…親父には俺から連絡入れとくから、頭冷えたら家に帰って親父に謝るんだな」
P母「は、はーい…で、でも! お父さんも悪いのよ……き、切られてる…」- 2: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 19:53:20.77 ID:V2Pny6rQo
P母「急に切るなんて…お世話になっている方にはしてないわよねぇ…心配だわ」
P母(…さて、それでは)
P母「都会の町! 堪能させてもらいましょう!」
P母(田舎には無い、あれやこれが…!)
P母「エステとかもいいかしら~♪ …ん?」
「うーん…なかなか安くなっていますねぇ…でも、まだ…うーん…」
- 3: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 19:58:08.84 ID:V2Pny6rQo
P母(あの子…ティン!ときた!)
P母「ねぇ、あなた」
「は、はい、なんでしょう?」
P母「アイドルにならない?」
「えっ、わ、私がですか!?」
P母「はいっ! あなたなら、トップアイドルに……ハッ! 私は何を…ご、ごめんなさいね。昔、プロデューサーやってて…まだ癖が抜けてないのよねー」
「そ、そうなんですか。…みんなも、あの人に勧誘されたときはこんな気持ちだったのかな…」
P母「? …そうだ、ごめんなさい、あなたのお名前は?」
「え、えっと…私は…」
ちひろ「千川。千川ちひろです」
- 4: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:01:36.27 ID:V2Pny6rQo
P母(千川…ちひろ…ちひろさん…どこかで聞いたような…あぁ、思い出せない。認めたくないけど、歳なのかしらねぇ…)
P母「いやぁ、ほんとごめんなさいね、ちひろさん」
ちひろ「い、いえいえ。アイドルに勧誘されるなんて、私、嬉しかったですよ!」
P母「えっ、それじゃあ是非にもアイドルに!」
ちひろ「えっ、えーっと、でも、今の職業にやりがいといいますか、誇りを持っているので…ごめんなさい」
P母「そ、そうよねぇ…」
- 6: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:09:13.06 ID:V2Pny6rQo
P母「ところで、ちひろさん。あなた、さっきからそこで何を悩んでいるの?」
ちひろ「あっ、えーっとですね…ははっ。少しお恥ずかしいのですが、このインスタントコーヒーとか、お茶菓子が安いなぁって思ったんですが、もしかしたら他の店はもっと安いのかなって…ホントちっぽけな悩みですよね」
P母「いいえ! 決して! ちっぽけな悩みなんかじゃないわ!」
ちひろ「えっ」
P母「ここは商店街! ライバル店が近くに少なからずある環境…どうしてもその店を意識してしまい、客を集めようとし…値段を安くする!」
ちひろ「そ、そうなんですよ!」
- 8: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:13:58.53 ID:V2Pny6rQo
P母「あなた…分かってるわね! ますます気に入った! あなた…私の息子に嫁がない?」
ちひろ「ご、ごめんなさい。私、好きな人が…」
P母「…ふふっ。いいのよ。しかし、前のとは違って今度は即答なのね。その人は幸せ者ね~♪」
ちひろ「ち、ちがっ// あ、あの人とはそういう関係じゃなくて…まだ私の片想いで…それに、あの人の周りには魅力的な女性がたくさん……ううっ」
P母「…勝ち取るのよ」
ちひろ「えっ」
- 11: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:19:28.35 ID:V2Pny6rQo
P母「どれだけの子に想われていようが、あなたが! あなたがその人の一番になればいいのよ!」
ちひろ「そ、そんな簡単に…」
P母「あなたには女性としての魅力が十二分にあるわ。私が保証する。大丈夫、あなたならいけるわよ!」
ちひろ「……っ! は、はいっ!」
P母「…ふぅ。あっ、またごめんね! 初対面のおばさんにこんなこと言われても困るわよね…」
ちひろ「いえいえ! 私、元気出ました! 頑張りますね!」
P母「…ふふっ。それはよかったわ」
- 15: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:25:40.51 ID:V2Pny6rQo
P母「しかし、若いわねぇ。あぁ、私にも昔、こういうことがあったわ」
ちひろ「そ、そうなんですか?」
P母「えぇ。私も、ものすごい人気な男性を好きになっちゃってねぇ…それはもう、大変だったわよ」
ちひろ「へぇ…私と、同じ…」
P母「いいえ、まだ同じじゃないわ。私と同じ運命を迎えたいなら、あなたも、その人と繋がりなさい」
ちひろ「えっ…も、もしかして」
P母「そう…その人、今の私の旦那様なの♪」
ちひろ「す、すごい…!」
P母「ふふんっ」
- 16: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 20:36:52.44 ID:V2Pny6rQo
P母「…さて。そろそろ行くわ。話し込んじゃってごめんなさいね、ちひろさん」
ちひろ「い、いえいえっ! 良いお話を聞かせていただきました!」
P母「ふふっ。それじゃ、頑張るのよ」
ちひろ「はいっ!」
P母「……はぁ。ホントいい子だったなぁ。ホント、息子のお嫁さんになってくれないかしらねぇ…ん? あの子…」
「ここは…どこでしょう。タブレットで地図を開かないと…」
- 23: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 22:55:39.86 ID:V2Pny6rQo
P母「あらあら、どうしたの? あなた、迷子なの?」
「まっ…いいえ。私がそんな、子供みたいな失態を犯すわけないじゃないですか」
P母「でも今、ここどこって言ってたわよね?」
「っ…そ、そんなことはないです。このタブレットがありますから。今現在、私がどこにいるかは一目瞭…然…」
P母「? どうしたの?」
「充電が…無くなって…うっ…うわぁぁん」
P母「わっわっ泣かないで!」
「うっ…うっ…」
- 24: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 23:00:09.84 ID:V2Pny6rQo
ーーーーー
ーーー
ー
P母「………ふぅ。やっと泣きやんだわね」
「グスッ…スンッ…スンッ…」
P母「さて、あなたの名前を聞いていいかしら?」
「……橘、です」
P母「…………ん? 名前は?」
橘「…言いたくありません……」
P母「何で言いたくないの? 御両親から貰った大事な名前よ?」
橘「…あなたも、あの人と同じ事を言うんですね…」
P母「あの人?」
橘「……ありす、です。橘ありす」
P母「まぁ! 可愛らしい名前ね!」
ありす「………か、かわいくなんか…」
P母「~♪」
- 25: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 23:07:21.99 ID:V2Pny6rQo
P母「それで、ありすちゃんはどこへ」
ありす「待ってください。他人の名前は聞いといて、自分は名乗らないんですか?」
P母「あらっ、ごめんなさい。私はP母よ」
ありす「P母…さん。わかりました」
P母「ふふっ。それじゃ話を戻すわね。ありすちゃんはどこに行こうとしてるの?」
ありす「事務所です」
P母「事務所…?」
ありす「はい。私、アイドルですから」
P母「…あーっ! テレビで見たことあるかも!」
ありす「……はぁ」
P母「ご、ごめんねー」
ありす「何で謝るんですか?」
P母「ううっ…」
- 26: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 23:17:21.99 ID:V2Pny6rQo
P母「ん? 事務所なら行きなれてるわよね? どうして迷子に?」
ありす「迷子になってません。…いつもはあの人かお母さんが送り迎えしてくれているのですが、今日はどちらも忙しくて、私は電車で…」
P母「なるほどっ! 降りる駅を間違えちゃったのか!」
ありす「………っ」ジワッ
P母「わわっ、ごめんごめん!」
ありす「どうやら逆方面の電車に乗っていたみたいで…不覚です」
P母「あ、あははっ。ん? それじゃ、乗り換えればよかったんじゃ…?」
ありす「………あっ」
P母「………ごめん」
ありす「…人間、誰にでも失敗はあります。乗る電車を間違えていて、少しパニック状態になっていただけです」
P母「う、うん」
- 28: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/26(土) 23:37:34.71 ID:V2Pny6rQo
P母「で、ありすちゃんは今度こそ無事に電車に乗れるのかな?」
ありす「当たり前じゃないですか。人間はたまに失敗しますが、学習もします」
P母「うんうん。それじゃ、私はこのへんで…」
ありす「……あの。◯◯駅まではいくらか、分かりますか?」
P母(……………心配!)
P母「私もついていくわ!」
ありす「えっ、いや、いくらか教えてくれればそれで…」
P母「いーやっ! 私もついていく! なんかこう、母性本能が叫んでるの!」
ありす「は、はぁ…?」
- 41: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/27(日) 02:21:09.30 ID:PHMukujzo
P母「…ふぅ。ここね、あなたの事務所は」
ありす「はい。この度は、ありがとうございました」
P母「あらあらいいのよ。私が勝手にしたことだから。私の勝手なお節介よ。…それにしても、あなたしっかりしてるわね」
P母(電車の件は無しとして)
ありす「いえ…多くの方と携わるこの仕事上、これが普通かと」
P母「そう言いきれるのも凄いわよ」
ありす「そ、そうでしょうか…//」
P母「さて、それじゃ、本当にさよな…」
ガチャッ
「ありすちゃん!? あぁ、やっと来てくれた! 遅かったけど、何かあったの!?」
ありす「え、えっと…」チラッ
P母「あらあなたは、ちひろさん」
ちひろ「あっ、先程の…!」
- 43: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/27(日) 12:19:04.94 ID:PHMukujzo
~事務所~
P母「~というわけなのよ」
ありす「……//」
ちひろ「そ、そうだったんですか…ありがとうございます」
P母「いいのよいいのよ。私の勝手なお節介よ」
ちひろ「あの、少しばかりのお礼として、お茶とお菓子を…」
P母「いいわよ。そんな気にしないで」
ちひろ「い、いえ。そういうわけには…お出しします」タタッ
P母「あー…あらあら。うん、やっぱりいい子ねー。あ~、惜しい」
ありす「…何が、惜しいんですか?」
- 44: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/27(日) 12:39:19.29 ID:PHMukujzo
P母「んー? いやぁ、ちひろさんは絶対良いお嫁さんになるわよねーって」
ありす「…そうですね」
P母「おっ、ありすちゃんも分かる? しかし、ここまでいい子だと、うちの息子には勿体無いわね」
ありす「息子さんは、まだ結婚していないんですか?」
P母「そうなのよー。あの子、仕事が恋人! みたいなところあるから」
ありす「…あの人みたい」
P母「…さっきも出てきたけど、『あの人』って?」
ありす「…P母さんには、関係ありません」
P母「そんなこと言わないで教えてよー…ってね。まぁ、無理にとは言わないわ」
ありす「…私の、大事な人です」
P母「あらあらまあまあ」キラキラ
- 45: ◆mTQtXPIEW.:2014/04/27(日) 12:45:58.92 ID:PHMukujzo
P母「最近の若い子は進んでるわね~」
コメント一覧
-
- 2014年04月27日 22:53
- 花屋のわた…あの娘の方がお似合いだと思うよ
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- 2014年04月27日 22:53
- あべななさんじゅうななさい
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- 2014年04月27日 22:56
- 母ちゃん17歳かよちょーわけーじゃん(棒読み)
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- 2014年04月27日 22:56
- ボクもP母さんに会いたかったよ。お義母さんにご挨拶するのも非日常の一つだと思わない?
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- 2014年04月27日 22:57
- 母親の同級生とか菜々さんアラサーどころかアラフォーやん
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- 2014年04月27日 22:57
- うわあ………
何かなぁ、こいうのは……………
-
- 2014年04月27日 22:57
- 大人組の老獪力か、それとも学生組の純真さ?か…あるいは苺パスタか
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- 2014年04月27日 22:58
- このババアだいぶ老化が進んでるようだな。
あべななさんじゅうななさいを同級生と見間違えるなんて
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- 2014年04月27日 22:59
- なんだP母は17歳か
-
- 2014年04月27日 23:01
- 生理的に受け付けないわ、こういうの
-
- 2014年04月27日 23:01
- あずささんかと思った。
-
- 2014年04月27日 23:01
- 律子か
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- 2014年04月27日 23:02
- お、お母さんもジュウナナサイナンダナー
-
- 2014年04月27日 23:02
- ぜひ楓さんちゃんと絡ませてください、何でもします
-
- 2014年04月27日 23:02
- これって前作というか過去作ない?
杏や菜々が身内って話を昔読んだような・・・それの続きかと
-
- 2014年04月27日 23:05
- モバP母「来ちゃった」
モバP「えっ!?」
アイドルズ「お義母さま!」ガタッ
↓
壮絶なアピール戦争勃発 な展開になるかと思ってしまった
モバP母と菜々さんが同級生?
20代前半~半ばの息子がいる年齢だから若く見積もっても40代、普通だと50代に突入してるよな・・・
-
- 2014年04月27日 23:06
- 前みたP母ねたは見た目が十代後半(もしくは二十前後だっけ?)とかいうイカレた設定だったなあ
-
- 2014年04月27日 23:08
- リアルであべななさんじゅうななさいじゃないですかーやだー
-
- 2014年04月27日 23:10
- ※18
765さんの方の話のやつ?
高校生にしかP母をPの彼女→奥さんと勘違いしたアイドルたちによってPが事務所内裁判にかけられるやつか?
-
- 2014年04月27日 23:10
- アイドルに手を出すのは血筋なんだな
-
- 2014年04月27日 23:11
- 奈々さんの年齢がまたあがってる。何歳までいくんだ。
-
- 2014年04月27日 23:11
- ※20です 訂正:高校生にしか~→高校生くらいにしか見えないP母を~
-
- 2014年04月27日 23:15
- おい待てよもしかしたら「同級生の妹」とかでウサミン自体は母親と同い年では無いの可能性もあるかもしんないだろ(必死
-
- 2014年04月27日 23:16
- 杏が身内ネタはたまにあるからなあ
北海道組シリーズのがその中でも有名かと
-
- 2014年04月27日 23:18
- つまらないと言う言葉しか思い付かない
-
- 2014年04月27日 23:20
- なぜか日高舞のイメージで再生されるのであった。
-
- 2014年04月27日 23:26
- このオカンがプロデューサーとして働いてたとして最低でも18歳
すぐ結婚して子供産んでその子供がプロデューサーとして働いているので36歳以上。
菜々さん一体何歳なのよ…
-
- 2014年04月27日 23:33
- 菜々さん17歳なのにP母と同級生っておかしくないですかね(純真)
-
- 2014年04月27日 23:39
- 菜々さんをオチで使ったな!法廷で会おう!
-
- 2014年04月27日 23:39
- タイトルで期待した
-
- 2014年04月27日 23:44
- ※28
17歳に決まってるだろ!いいかげんにしろ!
(心の声:みんな…ウサミン電波から逃げるんだ…早く…早く!時空がねじ曲がる…!)
-
- 2014年04月27日 23:47
- ※24
同級生の娘とは言わないのか(困惑)
-
- 2014年04月27日 23:47
- せめて菜々さんのお母さんと同級生で、そっくり過ぎて間違えたくらいにして欲しかったわ。
それと、元プロデューサー設定はあんまり話に絡んでないよね。
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