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死の概念が変わる?死ぬために生きている「トラジャ族」の葬式 - NAVER まとめ
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死の概念が変わる?死ぬために生きている「トラジャ族」の葬式

インドネシアのスラウェシ島の先住民族、トラジャ族。彼らは古い風習で大変盛大な葬式をあげます。日本とはまったく異なった死生観は、すぐれた文化遺産として注目されています。

更新日: 2014年04月26日

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死ぬために生きている民族がいる

インドネシアのスラウェシ島というところに住む先住民族。

トラジャ族は、独特の死生観に基づいた祖先崇拝や葬式で、世界的に有名な民族

葬式の規模と形式、期間の長さなど、世界でも他に類を見ないほどの特殊なもので、貴重な文化遺産として現在も多くの観光客を集め盛大に行われている

トラジャ族の人間にとって、葬式は人生で最も重要なイベント。亡くなった後数週間から数カ月かけて親族一同が貯金し、資金を出し合い、可能な限り盛大に行う

華々しい葬送儀礼の内容

日本のお葬式の暗いムードとは違い、トラジャ族のお葬式は明るいムード。

古くから「葬儀にお金をかければかけるほど死後も幸せになれる」との言い伝えがあり、葬儀は莫大な費用と時間をかけて行なわれる

葬式は何日も行われ、観光旅行者でも参加でき、好きな時にやってきて、好きな時に帰っていいらしい

トンコナンと呼ばれる建築様式の棺にいれ、親族たちが背負って出棺します。

水牛は、死人の魂を天国へ連れて行く乗り物と考えられており、多く殺せば殺すほど、早く天国にたどり着ける

笛の演奏、葬送の唱和、歌や詩、泣き叫ぶ行為など、トラジャ伝統の悲嘆を示す表現が行なわれる

トラジャ族の言語の特徴に、悲嘆の表現の多さがあげられています。いかにかなしいことを示すかが大事らしい。

ちなみに、これらの建物は今回の葬式のためだけに建てられたもの。どれだけのお金と労力、時間がかかったかを考えると、いかに重要なイベントなのかを理解できます

ここに運んで風葬し、故人の生前の姿をかたどった人形を飾る。故人は山から村を見守ってくれると信じられています。

豪華な故に、葬式への道のりは遠い…

葬式のために生活が回っているので、「死のために生きている」といわれる。

トラジャ族にとっての死は来世に旅立つ時としてとても重要なものであり、葬式には莫大な費用を掛ける。葬式のために借金をし、その返済のために働く

平均月収は2万円ほどなのに、葬式には777万円ほどかかる。それでも、金持ちか貧しいかに関わらず、費用を惜しまずに葬儀を行い、大いなる尊敬の念を祖先に示さねばならない

死者をミイラとして村の各所に安置するという独特の習慣が今も残っているが、先祖の葬式を出すために多額の借金を負ってミイラを盗んで売り払ってしまう村人も

文化遺産として、旅行先にも人気

トラジャ族のこうした文化は、すぐれた遺産として注目され、ツアーも出ているほど。

フランス人「トラジャは、金を貯めて葬式に使う」
トラジャ人「フランス人は、金を貯めて葬式を見に来る」

日本と同じように、喪服は着ているものの、誰も泣いたり、悲しんでいる様子の人はいない。親戚同士が久しぶりに顔を合わせる!様子で、みんな楽しそうにおしゃべりで盛り上がっていました

確かに、笑顔でリラックスムード。

トラジャの葬儀=「セレモニー」は、異文化を体験するという意味で、トラジャを訪れた人には見逃すことができないイベントだ。いきずりの外国人にも開放されていることに感謝しつつ、ぜひ訪問するべきだと思う

非常に中身の濃い一日でした。予期はしていたことですが、あまりのカルチャーショックに頭が付いて行かず、目撃したことをまだ消化しきれていません。何がショックなのか良く考えてみると、それは生と死の距離感の近さなのかも、と思います

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