中国で行われたマラソン大会トップランナーに複数人が暴行を加えるという事件

が起きました。

画像:【トップランナーに暴行を加える選手】 
トップランナーに暴行を加える選手
http://sports.qq.com/a/20140428/004025.htm

28日、陝西省西安市で行われた大きなマラソン大会。

甘粛省蘭州市から来た張宝強(ジャン・バオチアン)さんは20キロのハーフマラソンに参加。

スタートして約800メートルのポイントで、背後にいる選手の足が自分の足に引っかかったそう。

当初、張さんは距離が近くてぶつかってしまったのだろうと思っていましたが、しばらくするとふたたび同じ

選手が張さんの足を引っかけようとしてきました。

張さんが文句を言うと、その選手は張さんを引きずり倒し、殴る蹴るの暴行を加えてきました。

トップランナーに暴行を加える選手(2)

目撃していた係員がどうにか止めに入ったことで、張さんは気を取り直してマラソンに集中。

しかし、そこで終わりませんでした。

マラソン後半ごろになると、今度は先ほどの選手が仲間を引き連れてきて、ふたたび張さんを引きずり倒し、

ゼッケン番号まで破り取る事態に。

画像:【仲間と暴行を加える選手】
仲間と暴行を加える選手

仲間と暴行を加える選手(2)

またもや係員が止めに入ると暴行を加えた選手らはその場から逃亡し、張さんはめげずにマラソンに復帰。

ゼッケン番号のない張さんは2位の成績でゴールインし、

画像:【暴行を受けた傷跡を見せる張さん】
暴行を受けた傷跡を見せる張さん

「5分くらいロスした。殴られていなければ1位になれたと思う」

と心境を語りました。

画像:【2位になった張さん(右から3番目のジャージ姿)】
2位になった張さん

また張さんの家族は

「宝強は各地の大会で好成績を収めている。
つい先日の試合でも優勝した。目を付けられていたのだろう。
殴った人物は必ず見つける」

と話しています。

いかにも中国クオリティな事件です。

暴行を加えた犯人を警察などがその場で取り押さえて捕まえなかったのはなぜでしょうね・・

しかし、暴行を加えられながらも最後まで諦めずにゴールインした張さん、すごいですね。