41 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:02/07/07 08:49 ID:MWwrrvZQ
高校生の時にうちで飼い始めたネコが、今年の4月に老衰で死にました。
7年前に両親が近くのマンションに転居してから、俺とネコだけで暮らしていました。

俺は仕事柄、帰らない日もよくあり、そんなときは親に連絡を取ってネコの世話を
お願いしていたのです。そんなひどい飼い主にも関わらず、よくなついてくれた
本当にかわいいネコだったのです。ただ、寂しい思いをさせているなと、いつも気がかりでした。

ネコが死ぬ3週間前から多忙になり(このころから元気がなくなってきた)、
家にあまり帰っていなかったのですが、なんとか死ぬ3日前に家に帰りました。
ほとんどエサを食べてないので元気がなく、あきらかに「やばい」状態でしたが、
それでも膝の上に乗り、甘えてきました。

さすがにしんどいのか、いつもなら30分でも膝の上にいるのに、
このときは1、2分で膝から降りてしまいました。最後に俺の膝の感触を
味わいたかったのかもしれません。(そう思いたいのです)

翌日、仕事に行くときもヨタヨタと玄関まで見送りにきてくれました。
フラフラのはずなのに、きちんとお座りをして俺の顔をじっと見つめていました。

3日後の朝、家に連絡を入れて「今日は家に帰る」と伝えていたのですが、
その後、夕方に死んだと連絡がありました。

帰宅後、ネコの亡骸を見て目頭が熱くなるのを必死で堪えていました。
30過ぎたいい年の男が泣くなんて格好わるかったのです。
だから、「悪い兄ちゃんでごめんな。寂しい思いをさせてごめんな。」
と言いながら、鼻をグズグズ言わせてネコの亡骸を撫でていました。

横にいた母親が「泣いてもいいんだよ」と言った瞬間、押さえきれなくなりました。
何とか押さえようとしたのですが、あふれてくる涙と嗚咽を止めることはできませんでした。
こうなると覚悟していたのに、俺は大人になったのに、男なのに、泣いてしまいました。

たかがネコなのに、泣いてしまう俺って格好悪いですね。