TVアニメ『スターダストクルセイダース』第4話「灰の塔」感想
第4話のタイトルは灰の塔ですが、虫はスピーディに花京院に倒され後半ではポルナレフ登場です。
詰められるところはキッチリ詰めてくるジョジョアニメ第4話の感想を始めます。よろしくお願い申し上げます。
恐怖に歓喜する快感を知ってしまった者
エンヤ婆が恐怖に関する講義をDIOに行います。
この場面ではないですが、DIOがひょっとしてジョースター一行を恐れているのではと
エンヤ婆が質問するシーンが漫画原作では存在するので、そこへ向けての前フリかもしれません。
内容にしても、余人がDIOに対して恐怖を抱く…というような逆のニュアンスです。
そして、恐怖に対して歓喜する快感を得た変態こそが面白いとDIOは語ります。
ちなみに花京院は恐怖に屈してしまった者なので、快感までは達していないでしょう。
引きちぎると喜びで狂いもだえるようなスタンドの変態本体ではありますが。
あと、対比として考えるのであればツェペリさんの『恐怖を我がものとすること』とは真反対の概念だと思われます。
タワーオブグレーの飛ぶ音
モスキート音ならぬスタンド音とでも言うべきでしょうか、スタンドの出す音はスタンド使い以外には基本的には聞こえません。
グレーフライはスタンド同士の対戦経験が少なかったのか、羽音で承太郎達を起こしてしまうというミスをやらかしてしまいました。
もしくは、ただ単に自身のスピードに絶対的な自信を持っていたとも考えられます。
逆にパワーはないのか、急所である舌を狙う戦法は第5部のクラッシュと同様ですね。
そして誇るだけあって、そのスピードはスタプラのラッシュをもかわす神域。
一説にタロットで最悪のカードは塔である(正位置でも逆位置でも悪い意味しかない)と言われているのも納得の強敵です。
ジョジョのタワーオブグレーは今回の前半で倒されちゃいましたけど。
Massacre その意味は…皆殺しッ!
ある意味まさかのナレーション。花京院も思わず「やりやがった」と唸ります。
当て身(花京院)
原作通りの台詞っちゃあ台詞ですが、以前の『やあ、さっきぶり』に通じる妙なおかしさ。花京院の謎の宣言。
黄金のハイエロファント
緑、紫ときて今度は黄金です。綺麗だけどスプラッシュが黄金色だと何となく、お小水っぽい。
おそましい本体がついてるものよ
グレーフライの検分時に自分の前髪をちょっといじる花京院
女性を邪険に扱うなど許せんが…
この頃の花京院は一人称が『私』であることも相まって若干ナルシストっぽいです。
旅の途上で成長するのか、そんな素振りは今後消えていってしまうのですが。
それとCAに言葉をかける花京院の後ろでアヴさんが「はぁ…」みたいな軽い呆れ声出していたのは
アニメオリジナルでしたが実にゲイコマで面白かったです。実際呆れるしかないと思います。
出発の前は人妻萌え公言してたくせに、何やってんだコイツは…みたいな。
これからジジイが不時着させる
→え? わしが? という感じのジョセフの表情
正直、コントの流れです。漫画を読んでいる時は大して気にも止めなかったのが不思議なくらいですが
そもそも、どうして飛行機の操縦桿をジョセフに任せたのでしょうか、承太郎は。
承太郎の幼い頃にジョセフが墜落したことは隠して、己の武勇伝を聞かせていたのかもしれません。
香港ではお粥をよく食べる
何故か香港通ぶりがアニメで盛られている花京院。アニメスタッフは花京院をどうしたいのだろうか。
注文が全然違いますが…
ジョセフの滅茶苦茶なオーダーにツッコミを入れる花京院。マサクゥルでナレーションが入ったので
ひょっとして『おじいちゃん全然ちゃうよ』もナレーターがぶち込んでくるかと思いましたが
流石に雰囲気に合わないからか、それは無し。
ポルナレフが登場して美味しいところを持っていくかと思いきや全体的に今回は花京院フィーチャーだった第4話。
仲間になった敵キャラが頼れるところをアピールと、正道な展開に清々しい限りです。
以上、感想です。ありがとうございました。