【3選】今なお残る色濃い影響。20世紀アメリカの具象絵画を代表する画家・エドワード・ホッパーの絵画作品を実写で再現した作品

【3選】今なお残る色濃い影響。20世紀アメリカの具象絵画を代表する画家・エドワード・ホッパーの絵画作品を実写で再現した作品


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エドワード・ホッパーは20世紀アメリカの具象絵画を代表する1人としてとても有名なアーティストです。アメリカの風景や人物の中に不安や孤独を表現したかのような絵画作品は今でも多くの人に影響を与えています。そんなエドワード・ホッパーの絵画作品を「写真」、「映像」、「インスタレーション」という絵画とは異なるメディアで再現したアーティストをご紹介します。偉大な画家への敬意とも言えるクリエイションをご覧下さい。上の作品はホッパーが1952年に描いた代表作とも言える「朝の日ざし」という作品です。

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写真化

以前、バルテュスの絵画作品を写真化した作品、濃密な昭和の雰囲気。バルテュスの絵画を写真としてリメイクした作品「バルテュス絵画の考察」をご紹介しましたね。Richard Tuschmanさんもエドワード・ホッパーの絵画を見事に写真で表現しています。室内に佇む女性がとても臨場感にあふれています。細部まで再現された室内や人物など基本的な所は忠実に再現していますね。現代的にアレンジした点も秀逸です。
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映像化

こちらは2013年オーストリアで制作されたJerzy Palacz監督の「Shirley」という映像作品です。エドワード・ホッパーの13の絵画が元になっており、その構図の中でシャーリーという女性を描いてます。まるで絵画が動いているような不思議な感覚に陥る作品です。
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比較画像。本物そっくりに再現していますね。
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こちらが予告編の映像です。

Shirley – Visions of Reality (trailer) / BIEFF 2013 from BIEFF on Vimeo.

インスタレーション化

映画監督のEd Lachmann(エド・ラックマン)さんは「朝の日ざし」の舞台をマドリードにあるティッセン・ボルネミッサ美術館にて制作しました。作られた舞台には額が設置されており一定の角度からみると「朝の日ざし」を見ているかのような錯覚を与えています。人物も描かれたかのような人物です。
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こちらはその舞台の映像です。3次元的に捉えているのがわかります。

ファッション写真 -番外編-

ドイツの写真家、ファッションデザイナーのKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)さんもエドワード・ホッパーの作品をファンショングラビアで再現しています。ただ、ホッパーの描いた女性達は薄着なのですが、ここではフェンディの洋服を身に纏っています。構図もそのままというわけではなくアングルを変えたり、部屋の構造やインテリアを真似ています。どちらかというとオマージュやインスパイアにあたるかと思いますので番外編としました。とにかくお洒落です。はい。
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比較画像
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参考サイト
Designcollector
ぴあ NEWS
Artshopper
Artishock
Thyssen-Bornemisza Museum and Réunion des Musées Nationaux Grand Palais
Edward Lachman

ホッパー NBS-J (タッシェン・ニューベーシックアートシリーズ)
ホッパー NBS-J (タッシェン・ニューベーシックアートシリーズ)