男「俺が君を幸せにしてみせる」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:26:47 ID:QxVxr2tk
- 男「はぁ…女…」
男「今日も可愛かったなー…」
男「俺なんかに気に入られて…迷惑じゃないかな」
男「あー…」
男「あの分け隔てなく接する感じも好きだしなぁ…」
男「…告白の練習だ」
男「あの…!」
男「…す、好きです!」
男「…いやこんなんじゃ無理だな」
男「女と付き合いてー…」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:30:04 ID:QxVxr2tk
- 次の日
学校
男「おはよ」
女「あ、おはよー!」
男「1限目なんだっけ?」
女「えーと…」
女「確か数学じゃなかったかな」
女「ごめんね、うろ覚えっ」テヘ
男「可愛いなぁ…」ボソッ
女「ん?」
男「な、何でもない!」スタスタ
女「…」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:34:20 ID:QxVxr2tk
- 女「か、かわいいって…いったよね…」
女「男くんから…」
女「///」
女「あっ、プリント届けないといけないんだった…」
女「いーそご」タタタタ
…………
教室
男「…聞かれてないよな…」
男「うん…大丈夫」
友「どうしたい」
男「何でもない」
友「ふーん」
友「あ、授業始まるぞ」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:39:47 ID:QxVxr2tk
- 授業中
男「…」
男「…ん?」
男(校門の子は…迷子か?)
男「…」
…………
休憩時間
男「…」タタタタ
女「どこいくんだろ…」
友「知らん」
女「友くんに聞いてない」
友「…」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:42:56 ID:QxVxr2tk
- 校門
男「おーい」
?「あ、見つけた」
男「ん?」
男(うわっ、美少女だ…)
?「初めまして、今日からあなたの恋のお手伝いをさせていただきます」
?「天使、そう呼んでください」
男「え?」
男「と、とりあえず親とかは?」
天使「いませんよ。」
男「あ…ごめん」
天使「?」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:46:05 ID:QxVxr2tk
- 男「親御さんいないんだったら…」
男「どこに住んでるんの?」
天使「んー…言ってもわかんないと思います」
男(相当遠いのか)
男「あ、こんなとこにいるのもアレだから家来る?」
天使「いくいくー」
男「じゃあ放課後まで待っててね」
天使「はい」ニコッ - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:50:01 ID:QxVxr2tk
- 昼休み
友「なぁさっき何してたん?」
男「秘密ー」
友「(´・ω・`)」
男「お前がやっても可愛くないから」
友「やめろよそんなこと言うのはよぉ!」
男「はっはっは」
女「…」 - 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:55:47 ID:QxVxr2tk
- 放課後
男「じゃーなー」
友「また月曜なー」
男「おー」スタスタ
女「男くーん」
男「ん?」
男「あっ、お、女…さん」
女「さん付けなくてもいいよ」
男「あ、うん」
男「ど、どうしたの?」
女「もしよかったら今日一緒に…」
女「帰らない?」
男「え?マジ?」
女「うんっ」 - 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 04:59:21 ID:QxVxr2tk
- 男「あ…」
男(あの子が…)
男「ご、ごめん」
男「ちょっと今日用事があって…」
女「そ、そう…」
女「ごめんね、じゃあまた月曜!」
男「…うん」
男「じゃ」スタスタ
女「…ダメか…」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 05:08:27 ID:QxVxr2tk
- 校門
男「お待たせ」
天使「あ、もういいんですか?」
男「え?4時間ぐらい待たせちゃったと思うけど…」
天使「んー私達にとっては時間の概念がないんですよね」
天使「だから早いのか遅いのかが…」
男「そうなんだ」
男(私達って…そういう設定なのかな?)
男「あ、こっちだよ」
天使「はーい」テクテク - 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/13(火) 05:26:02 ID:QxVxr2tk
- 家
男「さ、くつろいで」
天使「お邪魔しまーす」
男「何か飲む?」
天使「紅茶いいですか?」
男「うん、少し待っててね」
天使「はい」 - 32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 10:55:58 ID:.cHjhUZc
- 男「はいどうぞ」コト
天使「ありがとうございます」ゴク
男「どうかな」
天使「とっても美味しいです」
男「それはよかった」
男「そう言えば何で校門にいたの?」
天使「男さんが学校に居たからです」
男「あれ?俺名前言ったっけ?」
天使「私が担当ですから個人情報はすべて揃ってますよ」
男「ほー…」
男(スゴい凝ってるな…) - 33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:06:02 ID:.cHjhUZc
- 天使「あ、本題に入ってもいいですか?」
男「え?あ、うん」
天使「コホン…私達天使はですね、基本恋のお手伝いをしています」
男「恋?」
天使「はい」
天使「それで今回は男さんが悩める男児だと聞かされたので、それでこちらに。」
男「へー…」
男(何だか怖くなってきたぞ…名前も知ってるし好きな人がいることも…)
男「具体的には何をしてくれるの?」
天使「んーそうですねー…」
天使「ちょっとした偶然でお二人を恋人にさせます。詳しく聞かれてもお答えするのは難しいですが…」
男「なるほど…」
天使「その偶然は私達天使が引き起こしているんですが、最近の若い人たちって行動力がなくて…」
男「シャイだからね」
男「あ、もうこんな時間だ」 - 34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:09:25 ID:.cHjhUZc
- 男「家はどの辺?」
天使「先程も言ったようにわからないかと…」
男「そういう事は友達同士でやった方がいいよ」
天使「へ?」
男「世の中には悪い人たちがいっぱいいるからね」
天使「いやあの…」
男「校門にいたときは良心から連れてきたけど、もう遅いから…ね」
天使「えと…」 - 35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:13:59 ID:.cHjhUZc
- 男「いいかい?俺は何もしないけど、変な人の家についてっちゃダメだよ」
天使「…信用なさらないのですか…?」
男「ごめんね」
天使「…」
男「さ、送ってくよ」
天使「明日…」
男「ん?」
天使「明日、私が女さんとの距離を少し縮めてあげます」
男「何で女さんまで…」
男「いい加減やめなよ、プライバシーもあったもんじゃない」
天使「ですから明日!」
天使「明日まで待ってて下さい…」
男「…」 - 36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:16:40 ID:.cHjhUZc
- 天使「もしそれでも信用できないのなら、私は戻ります」
男「戻るって…」
天使「天界です」
天使「そこが私のすんでる場所です」
男「…」
男「…わかった。明日何もなかったら、ちゃんと帰るね?」
天使「はい!」
天使「ですから…」
男「まだあるの?」
天使「今晩泊めてください!」
男「」 - 37 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:20:07 ID:.cHjhUZc
- 夜、ベッド
男「都合で布団が足りなくなるとは…」
天使「いい機会ですから一緒に寝ましょう」
男「えー…」
天使「何もしませんよ」
男「むしろこっちがしそう」
天使「え?」
男「気にしないで」
天使「はい、じゃあ…」スッ
男「…」
天使「早くしないと誘惑しますよ」
男「その格好からしてすでに誘惑じゃない?」 - 38 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:23:38 ID:.cHjhUZc
- 天使「え?」
男「シャツとパンツって…」
天使「この世界ではこうするものだと…」
男「教えた人ってむっちゃエロ親父でしょ」
天使「そんなことは…」
男「他に何を教えてもらったの?」
天使「耳元で優しく吐息をかけると堕ちるとか…」
男「…」
天使「まぁいいです、早く寝ましょう」ワクワク
男「…お邪魔します…」 - 39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 11:35:37 ID:.cHjhUZc
- 男「おやすみ…」
天使「おやすみなさい」
……
朝
天使「ん…んぅ」
男「」スースーピーン
天使「何か…硬いのが…」
天使「…」サワサワ
男「」ビクッスースー
天使「ははー…これが朝勃ですか…」サワサワ
男「」ビクッ
天使「硬い…」
男「…ん…」
天使「!」 - 40 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:09:08 ID:.cHjhUZc
- 男「飯…食べよう」
天使「はいっ」
男「…」
…
男「ごっそさん」
天使「ご馳走さま」
男「じゃあ…学校いってくる」
天使「行ってらっしゃい」
…
学校
男「おはよー」
女「おはよー」
友「おはy」
女「男くん」 - 41 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:12:20 ID:.cHjhUZc
- 男「なんだいハニー?」
女「え?」
男「え?」
友「おはy」
男「ち、違う!間違い!」
女「…」
女「ま、まぁ…いいけど…」
男「それで…何のよう?」
友「おh」
女「屋上に来て…ほしいんだけど…」
男「昼休みでいい?」
女「うん!」
友「…」 - 42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:15:17 ID:.cHjhUZc
- 一方
天使「あれ…何でチャラ男のデータが…」
天使「…」
ピピッ
天使「あぁ!送っちゃった!」
天使「…ど、どうしよう…」
天使「とりあえず効果が消えるまで待たないと…」
天使「男さんごめんなさい…」 - 43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:17:43 ID:.cHjhUZc
- 昼休み、屋上
女「…でさ、話があるの…」
男「可愛い子の頼みなら何でもきぃちゃうよぉ!」
女「え?」
男「…あれ?」
女「あ…それでね」
男「え、ちょま…マジ可愛いwww」
男「…」
女「…」
天使「ほんとごめんなさい…」 - 44 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:19:54 ID:.cHjhUZc
- 女「真面目に聞く気がないならもういい!」タタタタ
男「あ…」
男「…怒った顔もかわうぃーね…」
天使「…」
天使「これはまずいことになりました…」 - 45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/15(木) 12:22:46 ID:.cHjhUZc
- 廊下
女「…」タタタタ
ドンッ
女「あっ…」ヨロッ
バタッ
女「いっつつ…」
イケメン「おっと、大丈夫かい?」テヲダス
女「あ、ありがとう…」
イケコメント一覧
-
- 2014年05月02日 12:58
- 閉鎖しろ
-
- 2014年05月02日 13:16
- ※1GWの昼間からSSなんぞ読んでコメントしてるなんて悲しい奴め
-
- 2014年05月02日 13:49
- まあ凄く面白いってわけじゃないけど俺は好きだよ
-
- 2014年05月02日 14:21
- ※2類友
-
- 2014年05月02日 16:20
- うーん
つまらんなぁ
-
- 2014年05月02日 17:59
- 「は?」がおもしろかった
-
- 2014年05月02日 18:09
- 女カワイソス
-
- 2014年05月02日 19:41
- いやそこまでしたんなら女だろ・・・
-
- 2014年05月02日 23:50
- 男がクズすぎるだろ。
-
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