5月3日、イタリア杯決勝（ローマ）
フィオレンティーナ対ナポリの試合開始を前に、ナポリとローマのサポーター同士が衝突するという出来事があった。この乱闘により10人が負傷、内4人が警官に銃で撃たれ、1人は重体であると報じられている。

計画的な襲撃事件とみられており、待ちぶせがあったとされている。
金属の棒を手に警官と戦うフーリガン。




30代の男性は背中を至近距離から撃たれた。背骨を撃たれていたため、体に麻痺が残る可能性も報じられている。

この出来事にナポリの「ウルトラス」とよばれる熱狂的なサポーター軍団は、試合の延期と選手にプレーしない事を求め発煙筒を投げ込むなどして妨害。抗議を開始する。


この騒動を収めるため、ナポリの主将マレク・ハムシクがウルトラスの代表と話し合いに出向いた。


 







常にナポリの先頭に立って指揮をするウルトラスのリーダー。ジェンナーロと呼ばれる人物。彼が許可を出し、45分遅れでゲームはスタートした。



試合ハイライト




ナポリの優勝が決まると今度はサポーターがピッチへ雪崩れ込む。









ドイツ紙は「ローマの狂気-イタリアカップ決勝」、スペイン紙「ナポリは恥ずかしいカップを獲得した」、フランス紙「ナポリのドラマフェスティバル」、シドニー「ナポリは暴力によってやられたが、最終的に勝利した。」など、世界中のマスコミの笑い者になった。


ナポリのデ・ラウレンティス会長は試合後に次のように述べた。
「このコッパ・イタリアはナポリの街、すべてのサポーター、そして負傷したファンにささげたい。命の危険はない事を願っている。両チームのサポーターの助けもあって、我々は試合開催する事ができた。サポーターたちは協力的だったよ」

Via:Gazzetta/*2