これは、月9歴代最低平均視聴率を獲得した『婚カツ!』をさらに下回りそうな、非常にピンチな状態なのですが、意外にもフジテレビ局内はこの事実に無関心なのだとか。
視聴率視聴率とうるさいテレビ局が、なぜ今回に限って無関心なのでしょうか。
そこには、7月に放送されるSMAP木村拓哉さん主演『HERO』が絡んでいるというのですが…。→ Geinou Ranking
東風 孝広 講談社 2014-04-16
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フジテレビ月9『極悪がんぼ』、視聴率は第1話から13.6%、11.3%、9.1%と右肩下がりです。
月9は、最近低迷低迷と言われていますが、それでも一桁視聴率をとることはあまりありません。
特に、第3話というごく初期に一桁台に転落したのは、第2話で一桁台を取ってしまった『全開ガール』(11年7月期放送)以来3年ぶり。
しかし、『全開ガール』は第3話で再び2桁を回復しており、それ以降最終回まで一桁台は出していません。
平均視聴率でも12.3%とまずまずの結果を残しています。
むしろ、視聴率の推移的によく似ているのは、平均視聴率で月9史上最低を記録しているSMAP中居正広さん主演の『婚カツ!』(09年4月期放送)のほうでしょう。
『婚カツ!』の視聴率推移は、第1話からこんな感じになっています。
16.3%_11.2%_9.4%_9.9%_10.9%_9.3%_
_10.9%_8.9%_9.3%_8.8%_10.5%___平均10.5%
初回が高く、第2話、第3話と徐々に下がり3話で一桁台。
よく似ていますよね。
『婚カツ!』のほうが初回が高い分、今後同じような推移をすれば『極悪がんぼ』が史上最低を更新してしまう可能性も出てきました。
ところが、意外にもネット上の評判は悪くないそうで…。
(以下引用)
「初回では、Vシネのような作風に賛否が飛び交いましたが、ハマっている視聴者も増えている。
また、以前は『脚本がチープ』『豪華キャストに、脚本が伴ってない』という意見も目立ったが、その声も減少。
尾野をはじめ、役者の演技も好評のようです。
ただ、劇中の方言に対し、一部視聴者から『汚い』『不愉快』と不快感を示す声が増えている。
特に、仲が演じるスナックのママ・キリコのセリフ回しに、『あんな汚い方言使う女の人、広島にはいません』『広島弁が誤解される。やめてください』などという声が見受けられます」(同)
(以上引用 日刊サイゾー)
9時台というと、子供もテレビを見る時間帯ですからね。
汚い言い回しほど、子供も真似したがったりしますし、視聴者層が限られてきてしまっているのが敗因となってしまったようです。
(以下引用)
「月9は、子どもから大人まで、幅広い層が見ている人気枠。
Vシネのような荒々しい作風や、夜9時台に汚い言葉が飛び交う様子に、抵抗を覚えた視聴者も少なくないようです。
おそらく視聴率低迷は、見る人を選んでしまったことが大きい。
もう少し遅い時間帯で放送すれば、“不愉快”という反応も少なかったかもしれません」(同)
(以上引用 日刊サイゾー)
最近何をやっても視聴率を取れないフジテレビ、今回のこの結果にはさぞ落胆ムードが漂っているのかと思いきや…。
(以下引用)
「初めから『たいして期待していなかった』らしく、局内でも『極悪がんぼ』の低視聴率を嘆いている人どころか、話をしている人すらいませんよ。
主演の尾野だけでなく、脇も椎名桔平に三浦友和とだいぶ渋めでしょう。
深夜ドラマ、というよりもはや映画のキャスティングですから、月9枠で数字を獲るのは、端からあきらめていたようです」(芸能プロ関係者)
(以上引用 サイゾーウーマン)
月9といえば、フジの看板です。
その看板で数字を取るのをあきらめるというのはいったいどんな事情なのでしょうか。
(以下引用)
1回の放送に数千万円の予算をかける連続ドラマで、ましてやあの月9に「期待しない」というのは少々おかしな話だ。
その全ての原因は、先日発表された7月期放送の木村拓哉主演『HERO』にあるという。
「やはりキムタクが初の連ドラ“続編”への出演とあって、局内外問わず、その内容や数字に注目が集まっています。
いくらキムタクの時代は終わったといわれても、やはり『キムタク×月9』のブランド力は健在。
テレビ各局や広告代理店、各芸能プロも、その一挙手一投足に釘付け状態です」(同)
つまり『HERO』への期待が大きすぎるがために、『極悪がんぼ』の視聴率には、局員が無関心になっているようだ。
さらに、中にはこんなうがった意見も……
「連ドラには、『ある作品の視聴率が好調だった場合、次の作品はコケる。逆に大コケした作品の次に放送されたものは、ヒットしやすい』という、オカルトじみた定説が存在します。
つまり局からすれば、尾野は完全に“捨て駒”というわけです。
やはりジャニーズや研音、スターダストといった大手とは違い、役者中心の事務所所属である尾野だからこそ、こうした不名誉な扱いをされてしまうんでしょう」(テレビ局関係者)
(以上引用 サイゾーウーマン)
ジャニーズのゴリ推しでフジが泣く泣く放送決定!木村拓哉主演「HERO」続編は視聴率15%がギリギリの採算ライン!!
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制作費が1話あたり7000万円+木村さんのギャラ350万円だと報じられたこれですね。
フジテレビは割とドラマにはお金をかけている局ですが、そのフジでも1話7000万円超はさすがに異例のはずです。
NHK大河ドラマ並みですもんね。
確かにそちらに力が入ってしまうのも仕方ない部分があるのかもしれません。
※ちなみに、テレビ各局は番組制作にこれくらいのお金を使っています。
→ テレビ番組制作のお値段大公開!
しかし、『ある作品の視聴率が好調だった場合、次の作品はコケる。逆に大コケした作品の次に放送されたものは、ヒットしやすい』という法則、気になりますよね。
最近で最もヒットした作品といえば、まず思い浮かぶのは『半沢直樹』です。
平均視聴率で28.7%を記録した同作品の次の作品は、木村拓哉さん主演の『安堂ロイド』でした。
こちらは平均視聴率12.8%。
確かに、木村さん主演でこの数字は多少コケた感がありますね。
ここ最近のTBS日曜9時枠の視聴率を書き出して見るとこんな感じです。
11.9% MONSTERS(12年10月期・香取慎吾、山下智久)
15.5% とんび(13年1月期・内田聖陽))
12.6% 空飛ぶ広報室(13年4月期・新垣結衣)
28.7% 半沢直樹(13年7月期・堺雅人)
12.8% 安堂ロイド(13年10月期・木村拓哉)
14.2% S -最後の警官-(14年1月期・向井理、綾野剛)
こうしてみると、TBS日曜劇場としてはそんなに大きくコケたという感じでもないんですけどね。
キムタクブランド背負ってるといろいろ大変ですよね。
次に思い浮かぶのは、やはり『家政婦のミタ』でしょうか。
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