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「14歳の恋」、ギャップ萌えの神髄なり
ふおぉぉぉぉぉぉぉ!!
「14歳の恋」4巻が発売されました。この漫画はクラスの中では大人っぽい14歳の吉川和樹と田中彼方の2人がひたすらイチャコラするだけなんですけど、そのシチュエーションと初々しさが素晴らしい。もうね、頬を全力で緩めてニヤニヤするのみなのである。
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4巻は衣替えと体育祭である。
暑い日に1人だけ冬服を着てくる彼方、寒い日に1人だけ夏服を着てくる和樹。体育祭実行委員に選ばれて色々とやる事が多くて寂しい彼方。そしてやることはイチャイチャなのである。というか「14歳の恋」は1話毎に、最後にビッグバン級の破壊力の悶絶展開を炸裂させるのがお決まりなのですけど、まあそれが素晴らしいのなんの。
ビッグバン炸裂
悶絶。
水谷フーカ先生は「2人だけの空間」を描くのが上手いんですけど、これが本当にハマるのである。和樹と彼方の2人だけの世界が1話毎のラストで描かれるんですけど、どれもこれも「うっぴょー」って叫びたくなるぐらいの破壊力を秘めているのである。
ズバリ申して「14歳の恋」の面白いところはいつまで立っても変わらない「ピュア」さに有り。もうね、読んでるこっちが小っ恥ずかしくなるってぐらいの初々しさ全開なんですもん。1巻からこの初々しさはまったく変わっていない。安西監督が「まるで成長していない」と言うレベルで変わってない。だが、それがいい!
とはいえ「14歳の恋」4巻はメイン2人はオマケといってもいいぐらいなのであります。というのも、脇役の活躍こそがキモであるからである。あえて言おう!もはや「14歳の恋」は和樹と彼方の物語ではない、と。もうこれは青春群像劇である。それぞれの14歳の恋が走り出すのでありますん。
志木葵の14歳の恋は相変わらずの空回りで素晴らしい。
初登場のもじゃこと土井(3年生)も素晴らしい。というか「14歳の恋」というタイトルからしてこの2人はまだ誕生日を迎えていないから14歳という事でいいのだろうか。まあ、本当に各人の14歳の恋が素晴らしいのなんの!
そんな中でとりわけ私の心の琴線を鷲掴みにしたのは2つのカップルである。1つはオマケというか外伝的な位置づけのエピソードなのですけど。これがなんというか懐かしさが溢れるサービスっぷりなのである。彼方たちのクラスメイトの一瀬くん。彼はバスで年上の女性に出会うんですけど…。
大人だって可愛いじゃん
どう見ても「GAME OVER」の2人です。
本当にありがとうございました!
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・「GAME OVER」珠玉のラブコメでニヤニヤが止まらない
Game over
著作:水谷フーカ ある美人OLが通勤のバスで、隣に座っている男性を自分の美貌を意識させて二度振り向かせたら勝ちというゲームを繰り返す。ある日、ターゲットに選んだ中学生男子が楽勝と踏んでいたら、まったく振り向きません。リベンジに燃え、毎日ゲームを繰り返すも全て黙殺。そして段々と中学生男子を意識している事に気付き…という内容。 |
こいつは嬉しいエピソードである。
「GAME OVER」では語られなかった2人の出会いというか初めての接近のエピソードであります。「GAME OVER」では隣に座って振り返らせるってところからスタートしましたが、実は一瀬くんのほうが先に知っていたんですねぇ。こいつは「GAME OVER」を補完するのも良し、モチのロンで知らなくても珠玉のエピソードであります。
んで、「14歳の恋」4巻のキモといえば、どう見ても長井と日野原先生の2人なのは言うまでもありませんね。圧倒的破壊力であります。メイン2人と同様に衣替え&体育祭のエピソードがあるんですけど、どっちもクソ素晴らしいの一言である。というか、「14歳の恋」は日野原先生による日野原先生のためにあったと言っても過言ではありません。
日野原先生&長井
日野原先生が体育祭のリレーで勝ったら「キスしてあげようか」と長井をおちょくるの図。そも、日野原先生ってのはそういうキャラなのである。いつも大人の上から目線で長井をからかう感じの魔性の女なのであります。
彼方が庇護欲をそそる守って上げたくなるヒロインならね、日野原先生はイジめてやりたいヒロインの筆頭なのである。だって、その冷酷な大人スマイルといい、高飛車な態度といい、憎たらしい言動といい…ね。長井じゃないですけど、いつかやり返してやりたくなっちゃうのは人の常でありましょう。
それがいかんなく発揮されるのが5巻なんです。
長井が体育祭でテーピングしてまで頑張った後の、日野原先生への反撃が開始されたのである。この長井の反撃は「マヴラブ オルタネイティブ」で追い詰められた人類が最後に大反撃を仕掛けた時ぐらいの爽快感がありました。キモティー!
長井の反撃を食らった日野原先生の図
日野原先生が可愛すぎる。
もうこの一言だろう。作中で最高の悶絶度を計測しましたね。
スカウターもボンと破壊されるレベルの悶絶力であります。普段が強気で、子どもをからかうような態度だった日野原先生が長井の反撃によって撃沈してしまいました。ギャップも相まって凄まじい破壊力を生んでいる。強気で小生意気な大人の女性の少女のような撃沈っぷりがこんなに男心をくすぐるなんてね。これが愉悦ですね。最高と断じるのに些かの躊躇もないわ!
14歳の恋(4)
14歳の恋(3) 14歳の恋(2) 14歳の恋(1) Kindle版:14歳の恋(2) Kindle版:14歳の恋(1) 著作:水谷フーカ |