当期の状況は、ニンテンドー3DS(3DS LL/3DS/2DS)では、昨年10月に全世界で同時発売した『ポケットモンスター X・Y』が1,226万本の販売を記録したほか、
日本では前期に、欧米では昨年6月に発売した『とびだせ どうぶつの森』が全世界で380万本(累計766万本)
を販売しました。
また、『ルイージマンション2』、『ゼルダの伝説神々のトライフォース2』、
『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』といった自社の有力タイトルも
順調な売れ行きとなり、それぞれ200万本以上を販売しました。
さらに、サードパーティーのタイトルからもヒット作が生まれ、
販売数量はハードウェアが1,224万台、ソフトウェアが6,789万本となりました。
Wii Uでは、『スーパーマリオ 3Dワールド』、『New スーパーマリオブラザーズ U』、
『New スーパールイージ U』など、5つの自社有力タイトルがミリオンセラーとなったものの、
Wii Uビジネス全体は総じて低調な推移となり、
ハードウェアは272万台、ソフトウェアは1,886万本の販売にとどまりました。
このほか、ニンテンドーDS(DSi LL/DSi/DS Lite/DS)の販売数量は、ハードウェアが13万台、ソフトウェアが
1,029万本、Wiiの販売数量はハードウェアが122万台、ソフトウェアが2,616万本となりました。
これらの状況により、売上高は5,717億円(うち、海外売上高3,947億円、海外売上高比率69.0%)となりまし
た。欧米における本体値下げの影響などによりWii Uハードウェアの採算が依然として厳しい状況にある中、利益率
の高いソフトウェアの販売数量を十分に伸ばせなかったこともあり、売上総利益は1,632億円となりました。その結
果、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回り、営業損益は464億円の損失となりました。また、為替相場が前期
末に比べ円安になったため為替差益が392億円発生し、経常利益は60億円となりました。一方で、主に米国における
繰越欠損金などに対する繰延税金資産の取崩しを行った影響により、当期純損失は232億円となりました。
厳しい販売状況が続いているWii Uについては、プラットフォーム活性化のための取り組みを重点的に行います。
取り組みの内容としては、Wii U GamePadの特長を活かしたソフトウェアの提案、標準搭載しているNFCリーダーラ
イター機能の活用、ニンテンドーDSのバーチャルコンソールをWii Uのソフトウェアラインアップに順次加えていく
など、Wii U最大の特長であるWii U GamePadの存在意義を高めることで、Wii Uプラットフォームの販売拡大につな
げていきます。
対応ソフトウェアとしては、全世界で5月に発売する『マリオカート8』、今年冬に発売する『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』という、幅広いお客様に「ひとりでもみんなでも」楽しんでいただける2つのソフトを軸として、順次高品質なタイトルを発売していくほか、
ニンテンドーeショップを通じたデジタル配信ビジネスにも積極的に取り組んでいく予定です。
これらの取り組みにより、次期の業績については、売上高5,900億円、営業利益400億円、経常利益350億円、当期
純利益200億円を見込んでいます。
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Author:ばるかん(゚θ゚)
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