KDDIが夏のスマートフォンとして発表した京セラ製 URBANO。ディスプレイのカバーガラスには、AGC(旭硝子)製の化学強化用特殊ガラス「 Dragontrail X 」を採用しています。このガラスがすごい、一般的なガラスとの違いを動画でご覧下さい。
今年1月のInternational Consumer Electronics Show(CES)において、AGCはDragontrail Xを発表しました。この特殊ガラスは、板ガラスや窓ガラスなどに使われる一般的なソーダライムガラスの8倍の強度があり(従来製品は6倍)、これまでのDragontrailと比較しても30%の強度向上を実現しています。
ガラスですがしっかり曲げられ、AGCでは「割れないガラス」とアピールしています。一見すると透明度の高い樹脂製クリアパネルのようですが、タッチ面はガラスらしい透明感と触感、軽く叩いてみてもコツコツとガラスらしい音がします。なお、Dragontrail X は6月にブラジルで開催される2014 FIFAワールドカップにおいて、ベンチのガラスルーフにも採用される予定。
auの新商品発表会では、押して曲がるDragontrail Xの強度がわかるデモを実施していました。デモ用装置にDragontrail Xではなく、ソーダライムガラスを設置すると、同程度の力をかけるまでもなくあっさりガラスが割れました。