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「せっかち伯爵と時間どろぼう」、お前はもう笑っている
最近、「せっかち伯爵と時間どろぼう」のタイトルを考えている。
いや、もうタイトル詐欺なのはいいのです。なぜ「どろぼう」が平仮名なのかと考えています。「せっかち伯爵と時間泥棒」ではいけなかったのか。漢字でなくてもカタカナ表記でもない。平仮名なのはなぜなのか。やはり「せっかち伯爵」と対称で「時間どろぼう」と平仮名表記にしたのか。私、きになります。
さて、今週の「せかどろ」を見ていきましょう。
「せっかち伯爵と時間どろぼう」00’22”ああ有象無象
開始1ページ目にしてスケスケのネグリジェのかすみちゃんの登場である。一体なにが起きたのでしょう。ドキドキしながらページをめくれば。バイトの面接で騙されて温泉に売られてしまったそうな。温泉というのは19話の特殊のお風呂ですね。私はなんのネタなのかまったく分かりませんでしたけど。
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かすみちゃんも加わって、同じ悩みを分かち合う自助グループ会みたいな事をやりだすのであった。前回はオボハルコンを筆頭にブレーキの壊れたダンプカー状態で突き進みましたが、今回は一転してじっくりと静かに、困難や問題や悩みを抱えて相互支援と相互扶助をするというね。とてもいい話ですね。そんな現実逃避もかすみちゃんのお陰で、リアルに戻ってこれました。
というか、今週はかすみちゃんの可愛さが半端ない。
ズバリ言ってパンツである。なんつーか、今まで「せかどろ」で描いてきたパンツと、今回のかすみちゃんのパンツはFC版のクリフトとPS版のクリフトぐらい性能の差がある。
かすみちゃんのパンツ / キリヱちゃんのパンツ
参考として赤松健先生の「UQホルダー」のキリヱちゃんのパンツを並べておきました。今までの久米田先生の描いてきた記号的なパンツとはひと味違うあざとさ溢れるパンツである。ええ、まさか私も久米田先生がパンツ描写で赤松先生に勝つ日がくるなんて夢にも思いませんでした。
と、話が逸れました。
あ、一応ネタバレ注意をしときます。
つっても、分かる人だけ笑えるネタ(主におっさん)ではありますが、この威力は是非、マガジンで確認して下さい。
かすみちゃんの活躍で現実逃避を辞め、地下から脱出することなった一同。脱出ルートはただ一つ、エレベータである。エレベータに乗り込もうとするも、すでに満杯に近く「ごめんなさい、ここはもう、どうつめてもあと二人までです」と小保方さんじゃなくてユニットリーダー"H"が言い出すのであった。あと、小さな巨人好きYさんも。
どうつめてもあと二人までです
…なんだろう。
このどこかで見たことある展開は?
デジャブ?
デジャブ?
どう見ても「北斗の拳」です。
本当にありがとうございました。
誰もが思ったものです。
子どもたちをオンブや抱っこすれば良かったのではないか、と。そも、実はスペースかなり余裕あるようにしか見えない伝説の名シーンでもある。そんなメタファーなのか、まだまだ詰められるだろ的な展開を「せかどろ」でもネタにしていました。この流れは笑うしかないでござる。
まだまだ入れるだろ
死の灰が迫る中でトキ兄さんが身を挺してケンシロウ達を核シェルターに入れる感動的なシーンなのです。だがしかーし!あと5人は入れるだろとか子供を抱えればええやんという読者の突っ込みが満載でありました。
今回の「せかどろ」でも、「まだ5人くらい入る」という台詞が炸裂したりとなかなかどうしてよ。んで、「せかどろ」でも北斗同様にトキが助けてくれるのでした。
トキ
そっちのトキかよ!
あまりにも天然記念物のトキを使うネタが見事すぎました。
かすみちゃんのあざといパンツといい、自助グループの相互支援、そこから「北斗の拳」ネタの一連の流れからオチまで芸術的な流れと言えます。まあ、そんなわけで足掛け9週で日本に帰ってきました。これにて、「せかどろ」謎の冒険奇譚完結である。次週からは日常回に戻る…はず?
せっかち伯爵と時間どろぼう(2) せっかち伯爵と時間どろぼう(1) 著者:久米田康治 正体不明、神出鬼没の長帽子の貴族。そして、稀代の面倒くさがり屋の少年。せっかち×ゆったり、噛み合わない2本の針が巻き起こす “時計仕掛けの喜劇”。華麗に開幕。 |