モバP「頑張る君たちへ」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/07(水) 16:26:14.10 ID:MZgS2yI90
雪美「P・・・ただいま・・・」トコトコ
P「おかえり雪美。」
雪美「はい・・・これ・・・・・・」サッ
凛(ん・・・なにかプロデューサーに渡した?)
凛(あれは・・・カード?)ジー
P「おう、お疲れ様ー。」ポンッ
P「今回で20ポイント到達だな。どうする、今使うか?」
雪美「うん・・・使う。」
P「そうか。よし、何をして欲しい?」
- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:27:13.14 ID:MZgS2yI90
雪美「・・・だっこ。」
P「それでいいのか?」
雪美「事務所にいるあいだ・・・ずっと・・・」
P「そうきたか・・・事務仕事しながらでもいいなら構わないが。」
雪美「それで・・・いい・・・」
P「了解。ほら、おいで。」ヒョイ
雪美「ふふっ・・・たかい・・・♪」
凛「ねぇ、プロデューサー。」
P「どうした、凛。」
凛「なにやってるの?」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:28:03.54 ID:MZgS2yI90
P「あぁ、雪美のポイントが貯まったから、お願いを聞いてあげたんだよ。」
凛「ポイント?さっき渡していたカードみたいのと関係があるの?」
P「これのことだな。」
凛「・・・・・・夏休みのラジオ体操のやつに似てるね。なにこれ。」
P「んー、そうだな。説明しておくか。」
P「うちの事務所も人数が増えて、結構な大所帯になったよな。」
凛「そうだね。最初は私一人だったのに、プロデューサーが手当たり次第スカウトしたおかげでね。」
P「俺としては、ちゃんと見極めてスカウトしてたつもりなんだが・・・」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:28:55.81 ID:MZgS2yI90
P「話を戻すが、人が増えたおかげで、どうにも小さい子達が以前に比べて俺に頼みごとをしなくなったような気がしてな。」
P「俺が忙しそうにしてたんで、気を使ってくれてたんだろう。」
雪美「・・・P、頑張ってたから・・・邪魔・・・しないって・・・・・・みんなで・・・決めて・・・」
P「その気持ちは嬉しいんだが、子供なんだからわがままを言う機会があってもいいと思って。」ナデナデ
雪美「・・・・・・♪」スリスリ
P「そこでこのカードを作ったわけだ。」
P「レッスンや仕事が終わったら、俺のところに来てハンコをもらう。」
P「で、ポイントが貯まったらして欲しいことを俺に言う。5ポイントで一回分だな。」
凛「ふーん。」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:30:24.80 ID:MZgS2yI90
P「俺が子供の頃なんて好き放題遊びまわってた記憶しかないからなぁ。」
P「雪美達だって遊びたい盛りなんだから、俺に出来ることくらいは叶えてやりたいんだよ。」
P「そんなわけでポイント制にすれば頑張った対価という免罪符ができるわけだ。」
雪美「免・・・・・・罪符?」
P「えっと・・・許可証みたいなもんだと思ってくれ。」
凛「それは子供限定なの?」
P「あぁ。それじゃ行こうか。」
雪美「うん・・・」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:31:28.65 ID:MZgS2yI90
千枝「プロデューサーさん、はいっ。」サッ
P「おう、お疲れ様」ポンッ
P「・・・そろそろポイントが貯まるが使い道は決めてるか?」
千枝「えっと・・・お買いものに連れて行って欲しいです。」
P「そうか、お安い御用だ。何を買いたいか考えておいてくれ。」
千枝「はい♪」
凛「・・・」ジー
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:33:19.33 ID:MZgS2yI90
晴「おつかれー。」
P「お疲れ、晴。ほら、カード出せ。」
晴「オレはこんなのいらないんだがな・・・」
P「まぁ、他の子たちもやってるんだし、深く考えなくていいんだよ。ほい。」ポン
P「んー、貯まってるがどうする?」
晴「んじゃ、保留で。」
P「いいのか?」
晴「体動かしたくなったときにでも、そいつ使って付き合ってもらうよ。今はいいかな。」
P「そうか。その時は遠慮せずに言えよ。」
晴「わかってるって。そんじゃ。」
凛「・・・」ジー
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:35:08.63 ID:MZgS2yI90
由愛「お、お疲れ様です・・・」
P「お疲れー。ほいっ」ポンッ
P「由愛のも使ってない分があるか・・・」
由愛「お、お願いしたいことが・・・思いつかなくて・・・」
P「ふむ。それじゃあ、こんなのはどうだろうか?」
由愛「?」
P「どこか景色のいいところで、絵を描きに出かけるっていうのは。」
P「最近暖かくなってきたし、ちょっと遠出してさ。山とか湖とかで。」
由愛「わぁ・・・行きたいです、それ・・・」
P「よし、じゃあ決まりだな。スケジュールの空きを確認して、予定を組んでおくか。」
由愛「いいんですか・・・?」
P「普段頑張ってるご褒美だ。気にするな。」
由愛「ありがとうございます。楽しみにしています・・・♪」
P「いい所探しておくから期待してくれよな。」
凛「・・・」ジー
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:36:10.82 ID:MZgS2yI90
七海「おつかれさまれす~♪」
P「お疲れさん。ほい、今回の分。」ポンッ
P「最近頑張ってるなぁ。いいことだ。」
七海「えへへ~」
P「七海はポイントが貯まったら何をしたい?」
七海「マグロの一本釣り?」
P「流石にそれは無理だな・・・」
七海「そうれすか~」シュン
P「・・・船でも借りて沖釣りならできるかも。」
七海「本当れすか!」
P「あぁ、予約さえしておけばいけるはずだ。」
七海「わ~い♪」
凛「・・・」ジー
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:39:39.81 ID:MZgS2yI90
ちひろ「例のカード。なかなか好評みたいですね。」
P「そうですねぇ。子供の場合、仕事をしても給料は親が管理してますよね。」
P「働いた対価というものが実感として得にくいですから、やっぱり何かしらのご褒美はあって当然なんですよ。」
P「俺にしてほしいことを伝える口実としては、十分に機能してるツールだと思いますよ。」
ちひろ「私には頂けないんですか?そのカード。」
P「またまたご冗談を。」
ちひろ「これでもアシスタントとして結構頑張ってるつもりなんですけどね。」
ちひろ「ご褒美があってもいいかなー、なんて♪」
P「会社から給料もらってるでしょうが・・・」
P「むしろ俺が欲しいくらいですよ。」
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:40:45.42 ID:MZgS2yI90
ちひろ「ふむ。ではそんなプロデューサーさんにこれを差し上げます。」サッ
P「これは?」
ちひろ「いつもお仕事を頑張ってるプロデューサーさんにプレゼントです。」
ちひろ「子供たちに渡してあるものの大人バージョンですね。」
ちひろ「仕事を成功させるたびに、私の方から景品を差し上げますね。」
P「おぉ!これはやる気が出ますね。」
ちひろ「とりあえず今日の分1ポイント追加です。」ポンッ
ちひろ「景品は・・・マイスタドリ・ハーフです。」
P「普通のスタドリではないんですね・・・」
ちひろ「まぁ、おまけ程度に考えてください。」
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:43:18.83 ID:MZgS2yI90
凛「ねぇ。」
P「どうした?」
凛「あのカードって中学生にも配ってるよね。」
P「まぁ、そうだな。」
凛「私も去年まで中学生だったんだけど。」
P「いや・・・凛は女子高生だろ・・・それを言い出したら他の子はどうなるんだよ。」
凛「ふーん。だから私にはあげられないと。」
P「大人の女性として扱ってるだけだ。」
凛「結構頑張って仕事してきたつもりなのに、ご褒美をもらう権利はくれないんだ。」
P「努力してるのは知ってるよ。」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:44:49.49 ID:MZgS2yI90
凛「総選挙一位。」
P「そ、それはちゃんとパーティー開いてお祝いしただろ!」
凛「・・・なんだか一位になったらやる気が・・・あー、仕事に身が入らないかも・・・」チラッ
P「ぐ・・・それは困る・・・」
凛「なにかモチベーションが上がるものでもあればなぁ・・・」チラッ
P「・・・はぁ、仕方ないな。わかったよ、凛の分も用意しておくから。」
凛「プロデューサーのそういうところ好きだよ。」
P「ほかの連中には内緒だぞ。」
凛「うん、約束するよ。」
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 16:59:18.22 ID:MZgS2yI90
ー次の日ー
奈緒「あー、今日もキツかったな、レッスン。」
加蓮「私達のCDデビューが決まってから仕事もレッスンも増えたよね。」
凛「・・・二人ともお疲れ様。先に言ってるね。」ダッ
ガチャ! バタンッ!
奈緒「・・・なんか急いで出て行ったが用事でもあるのか?」
加蓮「さぁ?」
凛「はい、プロデューサー。今日の分」サッ
P「あいよ。」ポンッ
- 16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 17:00:25.26 ID:MZgS2yI90
凛「とりあえず5ポイントか・・・」
P「さっそく使うか?」
凛「うん。」
P「言っておくが俺にできることだけだからな。あんまり無理な頼みは断るぞ。」
凛「大丈夫。時間もお金もかからないことだから。」
P「ふむ、なんだ?」
凛「唇にキス。」
P「却下!!!」
凛「えっ・・・」
P「いや、なんで意外そうな顔をしてるんだよ・・・普通にダメだろ・・・」
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 17:01:07.54 ID:MZgS2yI90
凛「なんでも言うことを聞いてくれるってシステムじゃなかったの・・・」
P「どう考えても無理なお願いの方だろ、それ・・・」
凛「舌は入れなくてもいいのに?」
P「そういう問題じゃない。」
凛「じゃあ、ほっぺた。」
P「それもダメ。」
凛「ぐっ・・・」
凛「・・・」
凛「跪いて手の甲にキス。」
P「・・・・・・まぁ、それならいいか。」
P「ほら、手を出せ。」
- 18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/07(水) 17:02:15.59 ID:MZgS2yI90
凛「うん、優しくしてね。」
P「善処するよ。」チュッ
凛「んっ///ちょっとこそばゆいかな。」
P「終わったぞ。」
P「あと、ちょっとカードを渡してもらうぞ。」
凛「何するの?」
P「注意書きをしておこうかと思ってな。」
凛「私にだけ?」
P「元々コメント一覧
-
- 2014年05月10日 22:57
- ん?いまなんでも
-
- 2014年05月10日 22:57
- 七海!?初めてSSで見たぜ…
-
- 2014年05月10日 22:58
- …うふっ?
-
- 2014年05月10日 22:58
- 155はなんや 何があったんや
-
- 2014年05月10日 22:59
- クール編だと気づかずに最後まで読んだわ
-
- 2014年05月10日 23:01
- この凜ちゃんはwkwkさんの変装。はっきりわかるんだね(無理がある)
-
- 2014年05月10日 23:08
-
渋谷さん逞し過ぎィ!!!
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- 2014年05月10日 23:09
- 大人組にお願いされたら断れるわけがない(確信)
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- 2014年05月10日 23:10
- やっぱりこの渋谷って子はプロデューサーにお似合いだと思うんだけどどうかな?
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- 2014年05月10日 23:10
-
各アイドル特徴がよく出てていいっすな〜つかクール編だったんだな…言われなきゃ気付かなかったかも
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- 2014年05月10日 23:10
- レッスンを含むんなら、5ポイントだとすぐ貯まりそうだな
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- 2014年05月10日 23:15
- ポイント制!?
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- 2014年05月10日 23:16
- しぶりんェ……
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- 2014年05月10日 23:19
- Cute編もお願いします!なんでもしまむら!
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- 2014年05月10日 23:20
- なんだ晴。一緒に遊びたいのか?じゃあ俺のバナナシュート受け止めろよ(カチャカチャボロン)
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- 2014年05月10日 23:20
- 女の友情さん、女の好奇心さんにワンパンKOされとるじゃないかwwwww
-
- 2014年05月10日 23:21
- 乙
良かったで。
-
- 2014年05月10日 23:23
- 凛は悪魔のパスポートだと思っている可能性
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- 2014年05月10日 23:25
- ※12
P「子供たちが仕事をこなす度に1ポイント。それが5ポイント貯まったら、甘えられる。それまでは我慢だ」
P「子供たちがライブする度に1ポイント。雑誌の仕事をする度に1ポイントってやったら…」
P「あらまびっくり!とうとう貯まっちゃったんだよ5ポイントが!」
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- 2014年05月10日 23:26
- ん?今クール編っていったよね?パッションを書こうか(ニッコリ
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- 2014年05月10日 23:27
- 凛は頑張り屋さんって感じなのは良いんだけど、いろんな面で体を壊しちゃポイントも何もないからね。
ていうかクールのアイドルはいざという時の結束力強いね。無駄になっちゃったけど・・・
-
- 2014年05月10日 23:30
- クール編だったのか
これはキュート編、パッション編にすごく期待する
-
- 2014年05月10日 23:39
- 全編読みたいなー
-
- 2014年05月10日 23:41
- ジャジャジャーーーン!!☆ 俺しぶりん!!
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- 2014年05月10日 23:42
- キュート編は部屋におしかけられる展開しか思い浮かばないw
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- 2014年05月10日 23:43
- クール編だと気付かなかった
ルキトレが出てたからか大人組がSSの問題児枠達で自然すぎたからか
ヘレンは世界レベルなお願いと見せ掛けて案外普通そう
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- 2014年05月10日 23:47
- おもしろかった
-
- 2014年05月10日 23:47
- ご飯が!!!!!食べたいです!!!!!!!!!!
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- 2014年05月10日 23:52
- キュートはまゆがアレそうだなあ
パッションは………屋良?
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- 2014年05月10日 23:57
- 最後までクール編だと気づかんかった
にしても利用回数上位五人重すぎィ!
-
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