NTTドコモが現在携帯電話で主流となっている通信ネットワーク「4GLTE」の次世代と

なる「5G」導入について、2020年を実現目標としていることがわかりました。

画像:【5G】
5G
http://news.yahoo.com/south-korea-building-5g-mobile-172658361.html

「5G」の通信速度は最大10Gbpsで「4GLTE」(最大150Mbps)の1000倍。

今後、2020年導入に向けて、世界の主要携帯電話業者(Alcatel-Lucent、Ericsson、富士通、NEC、

Nokia、Samsung Electronicsの6社ほか)と協力して、各種実験や検証を行っていくとしています。

■ 各携帯電話業者からのコメント

<Alcatel-Lucent>
Marcus Weldon, President of Bell Labs & CTO, Alcatel-Lucent
今回のドコモとの協力はうれしい限りだ。我々の思い描く未来は、5Gがユーザのニーズに適応し、ユーザに「自分自身のネットワーク」を提供するというもので、新しい柔軟な無線インタフェースがその重要な要素となります。この無線インタフェースは、ネットワーク仮想化とSDNの利点を最大限に活用する柔軟なネットワークインフラへと発展することでしょう。

<Ericsson>
Ulf Ewaldsson, Senior Vice President and CTO of Ericsson
私は、当社がドコモとの共同実験で探究中の新技術に期待しています。これらの技術は、業界がネットワーク社会と5Gへと向かう中で、重要な要素となる可能性を秘めています。ドコモとのコラボレーションは、こうした未来に向けた重要な一歩となるでしょう。

<富士通>
株式会社富士通研究所 代表取締役社長、富士通株式会社 取締役 佐相 秀幸様
このたび、ドコモと次世代の移動通信技術(5G)の実現に向けた協力関係を構築できることを大変嬉しく思っています。
5Gは、将来の社会の発展・成長を支える最重要な社会基盤であり、弊社としても人間中心の世界を支える「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」を実現するための不可欠なベースになると捉えております。
今回のドコモとの実験により、5Gの実現を確かなものとし、IoTやBig Dataの発展を進め、将来に渡って社会に更なる貢献を果たしていきたいと思います。

<NEC>
日本電気株式会社 執行役員常務 手島 俊一郎様
NECはドコモと協力して第5世代移動通信技術の実験を行えることを光栄に思います。5G技術の早期確立に、NECの保有するスモールセル技術・SDN技術で貢献できると確信しています。

<Nokia>
Hossein Moiin, Chief Technology Officer, Networks business at Nokia
5G無線技術でドコモとの協力を拡大することは、将来のモバイルネットワークの定義に向けた重要な一歩です。未来の無線ネットワークは人間だけでなく機械やモノを相互に接続することで、多様な使用事例に満ちた、活力のある仮想的及び物理的な世界を作り出すことになるでしょう。我々はこの業界全体と協力し、これらの使用事例を5G技術が柔軟かつ有益に支援するよう確保する必要があると考えています。

<Samsung>
ChangYeong Kim, Executive Vice President of Samsung Electronics and Head of Digital Media & Communications (DMC) R&D Center
最近、ミリ波帯携帯電話の開発と実現可能性の検証に成功したことからも明らかなように、サムスンは5G技術の研究開発に全力を注いでいます。我々は5Gモバイル通信の標準化と商用化に向けた取り組みの一環として、ドコモと協力することを楽しみにしており、このパートナーシップによって大きな相乗効果が生まれることを期待しています。

(引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/08_00.html)

現在普及している「4G」の1000倍の速度は驚きですね。

あとは通信料金や容量の問題ですが、実現目標が2020年というのも少し遠い気がします。