パソコンやスマートフォンに搭載されている「Bluetooth」規格。
これのおかげでキーボードやイヤフォン、スピーカーなどの周辺機器を、無線でつなげるようになりました。
「Bluetooth」(青歯)という言葉はよく見聞きしていても、その由来がデンマークの王様の名前だと知る人は少ないのではないでしょうか。
ハーラル1世は10世紀のデンマーク国王で、青歯王の異名を持ち、英語では“Harald Bluetooth”と記されます。
その諸説は主に3つほどあるようです。
1つ目は、彼の歯が悪かった(ブルーが当時暗い色という意味も持っていたことから、歯が黒ずんでいた)というもの。
2つ目は、肌が浅黒い英雄を意味する古ノルド語からきたというもの。
3つ目は、ハーラル1世が青い衣装をいつも着ていた(当時は青が最も高価だった)からというもの。
通信規格のBluetoothのネーミングは、システムの開発メンバーのひとりジム・カーダック氏が提案し、ノルウェーとデンマークを平和に統合した国王のニックネームということから採用されたとのことです。
おなじみのロゴですが、Bluetoothの頭文字「B」を変形させたと思う人が多いそうですが、
実際はイニシャル「H」と「B」の北欧のルーン文字(北欧古代文字)を合体させたものだそうです。
以上、Bluetoothのトリビアでした。
※ちなみに、ノルウェーにもハーラル1世という名の王様がいますが別人で、こちらは「美髪王」の異名を持ち、以前、3本の剣のモニュメントと共にご紹介したことがあります。
(参照:巨人も狩れそうな迫力…ノルウェーの岩に突き刺さる「巨大な3本の剣」)
ハーラル1世 (デンマーク王) - Wikipedia
ハーラル1世 (ノルウェー王) - Wikipedia
TIL that bluetooth was named after Harald Bluetooth - King of Denmark 1000 years ago.
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