宙返りしながら転がり移動する技を進化の過程で獲得した蜘蛛 ケブレヌス・レケンベルギ
モロッコのサハラ砂漠で新たに発見されたのは、宙返りしながら転がり移動する蜘蛛、ケブレヌス・レケンベルギ(Cebrennus rechenbergi)。

ゼンケンベルグ自然博物館の分類学者、ピーター・イェーガーさんが「フリック・フラック」と名づけたこの蜘蛛は、通常は秒速1メートル程度で歩行。捕食者に狙われた時にだけ、この宙返り移動で倍速の秒速2メートルを転がる。

以前紹介したホイール・スパイダーは下り坂限定でタイヤ形態に変形して移動。一方、ケブレヌス・レケンベルギは平らな地だろうが上り坂だろうが宙返り移動可能。

後半に登場するロボットは、レッヒェンベルク博士がケブレヌス・レケンベルギの行動に基づいて設計したもの。

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Tumbling Spider: Newly Discovered Species Flips Out of Danger | ScienceTake | The New York Times




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