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【コラム・ネタ・お知らせ】 「エロマンガ先生2 妹と世界で一番面白い小説」発売記念!伏見つかさ先生&かんざきひろ先生インタビュー後編 - アキバBlog
2014年05月13日

【コラム・ネタ・お知らせ】 「エロマンガ先生2 妹と世界で一番面白い小説」発売記念!伏見つかさ先生&かんざきひろ先生インタビュー後編

エロマンガ先生2 妹と世界で一番面白い小説 伏見つかさ先生かんざきひろ先生のライトノベル「エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説」が5月10日に発売。インタビュー前編では月刊コミック電撃大王でのコミカライズに焦点を当てましたが、後編では「エロマンガ先生」2巻についてのネタバレインタビューになります。小説を読んだ後に御覧ください。(取材:かーず、ノトフ)

ネタバレ「エロマンガ先生」2巻についてのネタバレインタビューになります。
必ず、小説を読んだ後に御覧ください。

「エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説」
『兄妹の夢』を叶えるため『妹小説(仮)』の出版を目指す俺と、エロマンガ先生――和泉紗霧。担当編集を説得するべく、和泉兄妹は協力して企画書を作り始めるが――そこに次々と大騒動が巻き起こる!
「エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説」書籍情報

───マチ★アソビお疲れ様でした、イベントはいかがでしたか?

伏見つかさ(以下、伏見):楽しかったです! マチ★アソビには何度も参加させていただきましたが、今回は特に盛り上がっていたのではないでしょうか。

かんざきひろ(以下、かんざき):初めて参加させて頂きましたが、会場の盛況ぶりに圧倒されました。また行ってみたいですね!

三木一馬(担当編集 以下、三木):この模様は、電撃オンラインにてレポートされておりますので、御確認くださいませ!近々、原作「俺の妹」公式サイトと、電撃オンラインでこちらの動画も公開予定となっております!

かんざき:私の画集「かんざきひろ画集 Cute」の告知もさせていただきました。皆様、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

三木:『Cute』には、伏見さんによる書きおろし『俺の妹』特別ショートストーリーも収録していますので、是非お楽しみに!

■イラストレーターはみんな女の子の中身が見たくなる!?

───ではでは、さっそく「エロマンガ先生」第二巻のネタばれトークにいっちゃいましょうか! このシリーズはヒロインがイラストレーターということですが、伏見先生から、かんざきひろ先生に仕事のことでヒアリングはするのでしょうか?

伏見:まったくしません!

───爽やかですね(笑)! 2巻のカバーにコンセプト・デザインはありますか? 2人で編集部に乗り込むシーンなのかと想像しました

伏見:完全にお任せです! 最高のカバーだと思います!

かんざき:俺妹とは違い毎回キャラを変えていくとの事でしたので、エルフが自己主張し過ぎてる感じにしてみました!

───シリーズを通して「俺の妹」よりもエッチなシーンや挿絵が多いのはなぜでしょうか?

伏見:今作のヒロインである紗霧のキャラクターを描くにあたって、自然とそうなっていったというか。前作のヒロイン・桐乃よりも、えっちな女の子なのかもしれませんね。

(一同笑い)

───確かに、エルフやめぐみへのセクハラでエロマンガ先生の人格が変わりすぎているんですが……

三木:P74でエロマンガ先生が「かわいい女の子を見たら、スカートの中のぱんつがどうしても見たくなる(略)イラストレーターなら、みんなそう」って言ってるんですが、僕の担当の○○○○○○さんが似たことを仰っていたので、きっとすべてのイラストレーターさんがそうなんだろうなって……。

Rin(コミカライズ担当。以下、rin):私はどちらかといえば着たままの方が妄想が……。でも周りの女性作家さんで妄想の話をし始めると、オッサンみたいになってる人はいっぱいいますね(笑)

三木:やっぱり合ってたんだ!(嬉)

───紗霧がノートPCで会話に参加するのがユニークでした

伏見:部屋から出さずに、どうやって会話劇をやるかって考えた時に、これでどうだろうと。コメディの小道具としても使いやすいですし、自分では気に入っています。

───漫画にする時、「同席はしてないけど会話には参加している」というのを表現するのは難しそうです

(コミカライズ担当編集。以下、):ええ。実際、5月に発売される電撃大王に掲載されている第1話では、動画配信のシーンが出てくるんですが何回か直しました。原作ではずっと画面だけが表示されていて、正宗の脳内の台詞がたくさん出てくるので、それをどう表現するかは難しかったですね。

rin:頑張って描きましたんで、「なるほど、こういう風にしたのか」というのは、ぜひ読んでみてください。

───紗霧のボイスチェンジャーはヘリウムガスを吸った時の甲高い声ですか?

三木:いえ、逆に低い声の方です。ニコ生配信ではオッサンだとみんな思っているくらいなので。あのオレオレ詐欺の犯人への覆面インタビューみたいな……(笑)。

伏見:私はデスノートの「L」のイメージですが、読むときは、読者さんひとりひとりが、想像で可愛い声に変換してくれるかなと期待しています。

■実名で登場する作品は「世界で一番面白いと思っている本」

───スーパーダッシュ文庫「R.O.D -READ OR DIE-」(著/倉田英之 イラスト/羽音たらく)や高畑京一郎先生など実名が多数出てきますが、許可は取ったのでしょうか?

三木:基本的には許可をいただいていますね。その中でも、某文庫レーベルの作家さんは、なんと許諾に関しては『エロマンガ先生』第1巻をわざわざ買って読んでくれて、それでOKをいただきました!

伏見:あれは嬉しかったですね。

三木:ちなみに、この作品の許諾伺いのための企画書作り、すっごい大変なんですよ。なぜかというと、許諾云々の前に、まず冒頭に「『エロマンガ先生』という作品は、18禁ものではありません』」という前置き説明を入れることから始まり、「『エロマンガ先生』というのはペンネームで、この作品は兄と妹の交流を主題としたコメディ作品で〜〜』などなど、真面目に作品内容を伝える企画書にせねばならず、普通の企画書の3倍くらい時間がかかります……。

――なるほど(笑)

伏見: タイトルを出させていただいた本は、すべて私が「世界で1番面白い」と思った本なので、興味があればぜひ読んでみてください。正宗や紗霧は、きっとこんな本を読んでいて、「開かずの間」の本棚にはこんな本が並んでいて……と、考えてはいたのですが、1巻時点では、裏設定のままになるだろうと思っていました。今回のような形で表現することを許していただきまして、各作者様、関係者様には深く感謝しております。

三木:本当にありがとうございました……!

伏見:今回のサブテーマは「読書の思い出」です。たとえば……電撃文庫『悪魔のミカタ』(著/うえお久光 イラスト/藤田 香)は、私がデビュー前にハマったライトノベルシリーズなのですが、とんでもない速さで次々に新作が出て、そのどれもが予想外で面白く、友人とキャラクターや展開の話で盛り上がったりして――本の内容のみならず、当時の楽しかったエピソードとともに、十年以上経ったいまでも鮮明に記憶しています。あの巻を読んでいるときは、あんなことがあったなあとか、そういえばあいつからドラマCD借りっぱなしだったなあとか(笑)。どれもいい思い出で、宝物です。

――その意見、とてもよくわかります

伏見:読者のみなさんにも、きっとそういった「宝物」があるはずなので、このテーマを素直に描けば、きっと共感していただけるだろうと思いました。……キャラクターの年齢からすると、私がハマっていたような名作タイトルを「好きな作品」だと挙げるのは、少々不自然かもしれません。でも「読書の思い出」をテーマにするにあたっては、どうしてもそうしたかったんです。

初登場のライバル ムラマサ先輩(右)
■ライバルのムラマサ先輩について

───今回、初登場のムラマサについてはいかがですか?

伏見:「年下の先輩っていいよね」というところから始まってます。正宗に、年下の先輩で可愛い女の子がいたら、面白くなるんじゃないかなと。

───「ムラマサ」というペンネームは、「マサムネ」のWEB小説時代からのリスペクトからつけたのでしょうか?

伏見:はい、マサムネの影響を受けています。

───着物少女というのが目を引きます。こちらのデザインについてはいかがでしょうか

かんざき:一応着物というオーダーがあったので、晴着や浴衣では無く、最近ではあまり見かけなくなった昔ながらの普段着としての和装というつもりでデザインしてます。

三木:かんざきさんに補足させていただくと、常に着物と考えると晴着や浴衣みたいな鮮やかなものだと街中で浮いて不自然なので昔ながらの街着というか、普段使いの和服(女将とかが着てる柄控えめのもの)でどうかという話がありました。

伏見:紗霧とエルフは、2巻ではより可愛く描くことができたかなと思います。だんだん「エロマンガ先生」の世界になじんできたというか、しっくりきたというか。エピソードが追加されて、キャラクターが掘り下げられていくのに従って、魅力的に成長してきたヒロインたちだと思います。

三木:めぐみもとてもいいですよね、僕は『ファッションビッチ』という言葉がとても彼女を表現していると思っていて、いや逆にこれ以外に彼女を一言で表す言葉なんて存在しないんじゃないか、というくらいハマッていると思います。なので皆様、めぐみを『おちんちん』と呼ばないであげてください。とっても可愛い女の子なんです! ファッションビッチなだけなのです、たぶん……!

伏見:ムラマサも、ボスキャラの任を解かれた次回以降は、さらに彼女の魅力が読者に伝わるよう、可愛くも面白いエピソードを書いてあげたいです。今回、泣く泣くカットしたエピソードもありますしね。ご期待くださいませ。

───作中でやっていた特訓は、短編の賞へ向けての訓練として有効ですか?

伏見:すごく普通のやり方なので、有効だとは思います。読んでくれる人がいると上達が早いのは当然のことですし、しかも、かわいい年下の先輩に、的確なアドバイスをもらえるとなったら、こんなに羨ましい修行法は他にないと思います(笑)。

■「エロマンガ先生」は恋愛バトル小説!

───1巻2巻ともに勝ち負けを争う勝負事になっていて、熱い王道展開を感じます

伏見:ありがとうございます。正宗だけではなく、裏では女の子同士による恋の戦いもあったりして、バトル小説みたいな構成になっていますね。

───2巻でも家の事情などヒントが多くて、『エロマンガ先生』という作品は4巻5巻くらいでスパッと完結まで走っている疾走感を覚えました

伏見:そう感じていただけたのなら、嬉しいです。正宗と紗霧の夢を叶えるためには、ある程度の作中時間の経過が必要なので、そのぶんストーリーのテンポを速めています。

三木:一区切りが仮にあったとしても、また次の強敵が現れるかもしれません。デスノートにおける『L』亡きあと、ニアやメロが出てきたように……!

───(笑) では『エロマンガ先生』は、今後も続いていくと

三木:はい。しばらくは続くんじゃないでしょうか。コラボしてくれる企業さんが出てくるまでは!

───結構しつこいですね(笑)。では次の巻はどんな話になる予定ですか?

伏見:3巻では、小説バトルのような展開はなく、『妹と妖精の島(仮)』というサブタイトルで、「夏休み」の「南の島」を舞台にした、コミカルなお話になる予定です。「俺の妹」では、ヒロインたちの水着姿を少ししか書けなかったので(しかも最後の方だったり、尺が少なかったり、ゲームだったりしたので!)、今回はぜひとも早めに書いておきたいなあと、気合を入れて執筆中です!

三木:夏といえばコミケに行ってしまうとか、インドアなイベントばかりクローズアップしてましたからね!

伏見:幹事役の沙織が「海水浴行こう」って言ってくれないですからね(笑)。

(一同笑い)

三木:次は、やや業界ネタは低めにラブコメパートを増やしていきたいと思っておりますので、そういうところもご期待ください。3巻もさらに面白くしていきたいと思ってます!

───それでは皆さんへメッセージをお願いします

三木:コラボしていただける企業の方はぜひお声がけしていただきたい! 僕の夢はハリウッド映画化です! 『アメイジング・エロマンガセンセイ』というタイトルまでは一応決めこんでいます!

かんざき:これからもイラストを頑張っていきますので、皆様応援よろしくお願いします!

伏見:定型文とかお決まりの台詞だと思われていて、なかなか読者には伝わらないこともあるのですが、読んでくれて本当にありがとう!とお伝えしたいです。恥ずかしいタイトルなのに、買って読んでくれてありがとうございます。ファンレターやメッセージはすべてありがたく読ませてもらっています。どうか! これからもよろしくお願いします! 

───ありがとうございました

取材:かーず(かーずSP)、ノトフ(Twitter

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【関連リンク】
アスキー・メディアワークス / 電撃文庫
「エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説」書籍情報
「エロマンガ先生 妹と開かずの間」書籍情報(1巻書籍情報)
伏見つかさ氏のブログ「LUNAR LIGHT BLOG」
イラスト:かんざきひろ氏のブログ「tabgraphics_blog」 / Twitter
コミカライズ:rin氏のホームページ「ROYAL」 / Twitter / pixiv

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