春香「これはプロデューサーさんの……?」
- 1: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:20:59.44 ID:Lw6dKVf80
カウントダウンしたいだけのシリーズです。
春香「これはプロデューサーさんがいつも被ってる……アレだよね?」
春香「……」きょろきょろ
春香「……よし」
春香「装☆着!」
Pマスク『装着を確認……プロデュースシステム起動します』
P春香「な、なんなのこれ!?」
Pマスク『マスターではないようですね。アイドルの天海春香と認識……承認しました』
P春香「ひっ……何処からともなく、女の人の声が!?」- 3: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:28:27.48 ID:smd2WFZT0
Pマスク『この声は、あなたの脳内に直接語りかけています……故に、外部には聞こえません』
P春香「だ、誰ですか!?」
Pマスク『申し遅れました。私はプロデュース力向上インテリジェントデバイス……通称Pちゃんです』
P春香「急に可愛くなった!?」
Pマスク『照れます……天海春香。質問しても良いですか?』
P春香「あ、はい……」
Pマスク『どうして、あなたが私を装着しているのですか?』
- 4: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:29:53.72 ID:smd2WFZT0
春香「うっ……ご、ごめんなさい……」
Pマスク『咎めている訳ではありませんーーどのような意図があって、私を装着したかを聞きたかったのですが』
春香「……うう」
Pマスク『……なるほど』
春香「ちょっと気になっただけだよ……? 別に深い意味があるわけじゃ……」
Pマスク『記録しました』
春香「何を記録したの!?」
- 6: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:32:09.13 ID:smd2WFZT0
美希「あ……ハニー!!」だきっ
P春香「み、美希!?」
美希「……春香? 何で、ハニーのを被ってるの?」
P春香「そ、それは……」
1 プロデューサーさんの気持ちになろうかな、って
2 美希には関係ないよ
3 何となくかな?
- 8: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:34:01.47 ID:smd2WFZT0
P春香「な、何なんですか……これは……?」
美希「?」
Pマスク『私の機能の一つです。その場で最も、有効的であるだろう選択肢を表示しました』
P春香「と、とりあえず……」
美希「?」
P春香「プロデューサーさんの気持ちになろうかな、って……」
美希「何で?」
- 9: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:40:32.93 ID:Hpou8ULV0
P春香「プロデューサーさんの立場になって……アイドルとしての私自身を考え直す、って言ったところかな?」
美希「? 何だがよくわからないの……あふぅ」
P春香「あ、あれ?」
美希「……ミキ、負けないよ? 春香も遠慮なんてしないでね? あはっ☆」
Pマスク『パーフェクトコミュニケーション!』
P春香「?」
Pマスク『最初にこれとは才能があるのかも知れません……』
P春香「は、はぁ……?」
Pマスク『日常で誰にも構わず、パーフェクトコミュニケーションばっかり出すのも考えものですが……』
P春香「あ、あはは……」
- 10: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:43:27.64 ID:Lw6dKVf80
P春香「プロデューサーさん。Pちゃんの力でプロデュースしてたんだね」
Pマスク『その問いには、はいともいいえとも答えられます」
P春香「?」
Pマスク『私は彼のプロデュース力を制限する役割もあります』
P春香「ぷ、プロデュース力?」
Pマスク『簡単に説明すると、プロデューサーとしての能力を数値化したものです』
P春香「高すぎるとダメなの?」
Pマスク『滅びる、大抵の原因は過ぎた力だそうです』
P春香「へ、へぇー……ほ、他に機能とかないの?」
- 11: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:46:26.52 ID:7MRB9cQ80
Pマスク『アイドルに必要なステータスを数値化、他デバイスとの通信やメール、ミニゲーム、インターネット接続……」
P春香「と、とにかく! 色々あるんだよね?」
Pマスク『はいーー何かご要望でも?』
P春香「ぷ、プロデューサーさんの……好きな人とか……」
Pマスク『分析した物がありますが、数値化しましょうか?』
P春香「い、いらない! 結果次第で落ち込むそうだし……」
Pマスク『……』
- 12: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:47:58.58 ID:7MRB9cQ80
千早「おはようございます……プロデューサー?」
P春香「ち、千早ちゃ……」
千早「どうして春香がプロデューサーのマスクを?」
P春香「それは……」
千早「……つまり、プロデューサーは今、素顔ということね」
P春香「あ……ということは?」
「「プロデューサーの素顔を見る……チャンス?」」
- 13: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:50:34.33 ID:RNaYTCiO0
「くそ……うっかりマスクを事務所に置いて来てしまった……」
P春香「……プロデューサーさん?」
千早「どうしたんですか? 顔に包帯をそんなに巻いて……」
P春香「全身大火傷でもしたんですか?」
P「あ、俺のマスク! 春香が被ってたのか!」
P春香「す、すみません! すぐに脱ぎますから……」
千早「……」すっ
P「どういうつもりだ……千早」
千早「その包帯を解いて下さい……それがこのマスクをお渡しする条件です」
P春香「ち、千早ちゃん!」
- 14: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:52:01.74 ID:RNaYTCiO0
P「……千早が俺の素顔に興味を持つなんてな、意外だよ」
千早「……あなたは恩人ですから」
P「……」
千早「余計に素顔を見てみたい。そう思っただけです」
P「……なるほどな。春香もそうか?」
P春香「わ、私は別に……」
千早「春香……素直なりなさい」
P春香「千早ちゃん……」
- 15: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:53:37.99 ID:RNaYTCiO0
P春香「私も……プロデューサーさんの素顔を見てみたいです」
P「……そうか」
P「つまり……春香は俺の意思はどうでも、良い……そういうわけか」
P春香「!?」
千早「春香……プロデューサーの言葉に惑わされては、駄目」
P春香「え?」
P「流石に千早は手強いな……」
千早「プロデューサーに鍛えられましたから」
- 16: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:55:42.14 ID:RNaYTCiO0
P「千早……」
千早「何ですか?」
P「顔を剃って来ても良いか? 今朝、剃り忘れてな……」
千早「どうぞ」
P「すまんな……」
P春香「千早ちゃん。やったね」
千早「?」
P春香「え? 顔を剃ってるところを覗くんじゃ……」
千早「そんな失礼な事、出来るわけないじゃない」
P春香「えー」
- 17: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:57:37.45 ID:RNaYTCiO0
P「お待たせ……スッキリしたよ」
千早「そうですか、それは良かった」
P「それで……何だっけ? 俺の素顔だったか」
千早「そうです。素顔を見せて下さい」
P春香「見せたくない理由でもあるんですか?」
P「理由……か」
P「それは……」ぐー
千早「プロデューサー?」
- 18: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 09:59:07.69 ID:RNaYTCiO0
P春香「お腹空いてるんですか?」
P「すまん……朝まだなんだ……パン食べてもいいか?」
千早「どうぞ、私達は向こうに居ますので……」
P春香「千早ちゃん……」
千早「そんな失礼な事、出来ないわ」
P春香「……だよね」
- 19: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:04:10.59 ID:dSgI74Kt0
P「とりあえずは、腹が膨れたよ……それで、そろそろマスクを返してくれないか?」
P「そろそろ打ち合わせとかあるから、返して欲しいんだが……」
千早「それは困りましたね……春香。プロデューサーにマスクを」
P春香「え!? 今までのは何だったの? ……まあ、いいか……あれ?」
P「……」
P春香「な、何で!?」
千早「 新しいダンス? 腕を上げたわね……」
P春香「ち、違うよ!? 外れないの!」
P「あ……それ付けたら、24時間は外せないんだった」
P春香「プロデューサーさん!?」
- 20: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:09:21.17 ID:MYuq0iFr0
千早「それなら仕方ないですね……」
P「スペアがあるから、これ被っとくよ」カポッ
P春香「!?」
千早「やっぱり……これでこそ、プロデューサーですね」
P「調子いいな。こいつー☆」
千早「うふふ……」
P春香「ちょっと待って下さい! 私はどうしたら、良いんですか!?」
- 21: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:10:52.49 ID:MYuq0iFr0
P「まあ、今日はレッスンだけだろ? 何とか乗り越えてくれ」
千早「春香ならできるわ」グッ
P春香「それしかないですよね……」とほほ
千早「それでは……私はボイスレッスンがあるので」
春香「私も……」
P「よし、行ってこい!」
- 22: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:12:44.73 ID:MYuq0iFr0
千早「最近、携帯の調子がおかしいの……」
P春香「買い換えたら? 今度の休みにでも、見に行こうよ!」
千早「ふふふ……ありがとう」
P春香「……」
P春香「……何で目立たないんだろ?」
Pマスク『不必要に目立ちたくはないだろうと、周囲からの関心を妨げる電磁波を』
P春香「……」
- 23: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:15:23.77 ID:MYuq0iFr0
千早「あー♪ あー♪ あー♪」
P春香「私も……」
Pマスク『ボイスレッスン指導モードを開始します』
P春香「ラインとアイコンが出てきたよ?」
Pマスク『指導を開始して下さい』
P春香「?」
Pマスク『始まりましたよ』
P春香「ちょっ……!」
- 24: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:17:26.22 ID:MYuq0iFr0
Pマスク『パーフェクトレッスン!』
千早「凄いわ、春香! まるでプロデューサーね」
P春香「あははは……ありがとう」
Pマスク『音声メールが来てますーー読み上げましょうか?』
P春香「さ、流石に読むのはマズいような……」
Pマスク『玲音さん……女性のようです』
P春香「読んじゃって下さい!」
- 26: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:20:34.59 ID:hy/YHbyg0
玲音『やあ、元気かな? 此方は相変わらず……充実した日々を送っているよ』
玲音『キミの方も順調そうで何よりだ。765プロのアイドルの名前を聞く度に、嬉しくなるよ」
玲音『フェスで戦える日々を楽しみにしている……最後に……キミに伝えたいことがあるんだ』
玲音『直接言うのは、少し照れ臭いからね……音声メールで許して欲しい』
玲音『玲音アイドルマスターワンフォーオール5月15日に発売! 残り1日……!」
玲音『一日……? も、もう明日じゃないか……!』
玲音『これはプロデューサーとしてうかうかしてられないんじゃないかな?』
玲音『それでは、相まみえる日を楽しみにしているよ』
- 27: ◆IIiEuGs1j.:2014/05/14(水) 10:23:32.82 ID:TLlKSHJ/0
P春香「……後で問い詰めないと」
Pマスク『この音声メールは……少し、未来から送られてきているようです』
P春香「……」
Pマスコメント一覧
-
- 2014年05月14日 21:25
- なにこのロボモノ感動オチ(困惑)
-
- 2014年05月14日 21:27
- AI擬人化アイドル
いけるで
-
- 2014年05月14日 21:29
- AIが自我を持つとか、ベタだけど弱いわwww
-
- 2014年05月14日 21:29
- こういうシステムだったのかw
-
- 2014年05月14日 21:30
- あらいいじゃない
ロボものって何かくるんだよなー、マルチんときから変わらんわ
-
- 2014年05月14日 21:35
- ANUBISのADAちゃんで再生される不思議
-
- 2014年05月14日 21:43
- ※6
やっぱ、そう思うよな…
-
- 2014年05月14日 21:52
- ゴースト in the マシーンか…
-
- 2014年05月14日 21:59
- なぜかジャービスの声で再生されたww
-
- 2014年05月14日 22:03
- 俺は何故かcvみゆきちに聞こえたな
-
- 2014年05月14日 22:04
- ギャグだと思ったらいい話だったww
-
- 2014年05月14日 22:06
- 顔を剃るに突っ込んだらダメな流れなのかこれ
-
- 2014年05月14日 22:14
- 囁くのよ私のGhostが
-
- 2014年05月14日 22:14
- ※10
ぱにぽにの芹澤かい?
-
- 2014年05月14日 22:39
- ※12
床屋とかで顔そりって言わない?
そういうことじゃなくて?
-
- 2014年05月14日 22:41
- 顔を剃って~で笑ったwww
髭を剃って~だろwww・・・ん?
-
- 2014年05月14日 22:49
- ???「ありがとう。きっと、君を呼んでる人もいるよ。」
-
- 2014年05月14日 22:51
- 俺も最初にジャーヴィスが思い浮かんだ
-
- 2014年05月14日 23:06
- インテリジェントデバイスとのことだからAll right,my masterかと
-
- 2014年05月14日 23:07
- ANUBISのADA思い浮かんだ人やっぱいたかw
-
- 2014年05月14日 23:28
- とりあえずゼロシステム積もうぜ!
-
- 2014年05月14日 23:51
- エナンザムシステムつけちまえ
-
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