海外の研究者らが1日30分以上の通話を続けると「脳腫瘍」ができる危険性
が2~3倍に上がるとの報告をしています。
http://m.thelocal.fr/20140513/study-cancer-mobile-cell-phone-study-france
13日、フランスの研究者らがまとめたもので、大手メディアAFP通信などが伝えたもの。
フランスのボルドー大学や公衆衛生研究所(ISPED)が2004年~2006年に悪性の脳腫瘍「グリオーマ」
や髄膜種をわずらった患者約450人と健常者約900人を対象に調査した結果、1日30分以上(1ヶ月
15時間以上)の通話を5年以上(計900時間以上)続けると、脳腫瘍ができる確率が2~3倍に
増える傾向が確認されたとのこと。
画像:【ボルドー大学】
http://www.univ-bordeauxsegalen.fr/en/campus-life.html
画像:【ISPED(公式サイトより)】
http://www.isped.u-bordeaux2.fr/
報告をまとめた同研究所のロジャー博士は
「今回の研究報告でパニックになる必要はない。
携帯電話の利用者全員が脳腫瘍にかかるわけではないのだから。
しかし、電話を耳から話して通話できるハンズフリー機器を使用したほうがよい。
またフランス政府は電磁波について周知し、予防のための明確なルールを作るべきだ」
と話しています。
フランス国立健康教育・疾患予防研究所も
「長時間の携帯電話使用による長期的影響は否定できない」
とし、またWHO(世界保健機関)の付属機関である国際がん研究機関も2011年6月に
「携帯電話で生じる高周波電磁波が脳腫瘍を誘発する可能性がある」
と発表していますが、一方、米国国立がん研究所は一貫して、
「脳腫瘍と携帯電話に因果関係はない」
イギリスのがん研究所でも同年7月、
「脳腫瘍と関連性があることを示す有力な証拠はない。
しかし、わずかな影響や長期的な影響などがある可能性は否定できないので今後の研究が必要だ」
デンマークがん学会も同年10月、
「1990から18年間の健康記録を調べたところ、中枢神経系に腫瘍が見つかったのは全部で1万729人だったが、携帯電話の使用歴が13年以上のグループと非加入者の脳腫瘍の発症率はほぼ同じだった。
携帯電話の長期使用は脳腫瘍のリスクの増加には結びつかないことが分かった」
とそれぞれ結論づけています。
今回の件に【ネットの声】は・・
- こわいな
- 長電話禁止で
- 原発推進派と反対派みたいだな
- 電磁波と放射能か
- 「ただちに影響はない」
- どうすりゃいいんだよ
- 話す相手がいないので問題ないw
- 携帯の危険性が認知されたら売れなくなるからな
- でも電磁波研究は世界で進んでてガンとの関連性も疑われてる
- 科学的根拠は重要だけどそれだけにこだわると気づいたときに手遅れということも
などがあるようです。
以前から携帯電話などから出る「電磁波」は人体にどのような影響を及ぼすのか問題となっていますが、
今回のケースではフランスやWHOとアメリカ、イギリスなどでは意見が対立していますね。
どちらを信じたらよいのか・・悩みどころです・・
他人を信じるんじゃなくて、自分で実験するという手もありますよ。
SAR値も知らずに電話するのは、なかなかスリリングなものです。