KADOKAWAとドワンゴの経営統合が決定! 完全親会社となる統合持株会社「KADOKAWA・DWANGO」を10月に設立
KADOKAWAとドワンゴの経営統合が決定。完全親会社となる統合持株会社「KADOKAWA・DWANGO」を10月1日付けで設立する。
KADOKAWAとドワンゴは、2010年10月に包括的業務提携を、2011年5月には資本提携(現在、KADOKAWAがドワンゴ株式12.2%を保有=第2位株主)を行っているが、事業提携が順調に進んでいることを受け、提携関係をより一層強化するため経営統合が決定。KADOKAWAが持つコンテンツ(書籍、コミック、映画、アニメ、情報誌、ゲームなど)とドワンゴが持つネットプラットフォーム(投稿動画配信サービス「ニコニコ動画」など)を融合させ、ネット時代の新たなビジネスモデルとなる"世界に類のないコンテンツプラットフォーム"の確立を目指すという。提示している相乗効果は以下のとおり。
なお、東証1部に上場中の両社は9月26日に上場廃止となり、新会社が10月1日に上場する予定。資本金は200億円。会長にはドワンゴ会長・川上量生さんが、社長にはKADOKAWA相談役・佐藤辰男さんが、相談役にはKADOKAWA会長・角川歴彦さんが就任する。株式移転比率は、KADOKAWA1株に対して新会社1.168株、ドワンゴ1株に対して新会社1株。
・KADOKAWAのコンテンツ編集力を活かし、ドワンゴのプラットフォーム上でUser Generated Contentとして創出される多様なコンテンツをプレミアム化し、メディアミックスを含めたKADOKAWAの販売・流通施策を通じて、KADOKAWAにおけるコンテンツ販売事業を最大化する。
・KADOKAWAのコンテンツとドワンゴのネットプラットフォームを融合させた新たなビジネスモデルのもとにプラットフォームを強化し、ドワンゴのプラットフォームの更なるユーザー数の増加・広告収入の増加という好循環を生み出す。
・KADOKAWAの情報取材・編集力とドワンゴのネットプラットフォームにおける情報展開力を活かし、他のマスメディアを補完するネット時代の新しいメディアを構築する。
・海外においては、既にKADOKAWAが展開している現地拠点やその運営ノウハウと、ドワンゴのネットプラットフォーム等を活用し、新たなビジネスモデルを検討していく。
・両社にて強化されるプラットフォームの上で、両社が持つさまざまなコンテンツや販売チャネルを活用し、EC・新広告サービスの拡大を目指す。
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