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兵どもの夢の跡、世界14の軍施設廃墟 : カラパイア

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 戦争中に建てられた軍事施設、シェルター、秘密基地などは戦火が散ったその後も、戦いの刻印としてその地に残され、経年劣化しながらも当時の面影を残している。ここでは世界中に点在する14の軍事施設廃墟を見ていくことにしよう。とは言えそのほとんどは米軍のものだ。
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1.対弾道弾迎撃レーダーシステム(アメリカ、ノースダコタ州)

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 ノースダコタ州ネコマ付近にあるミケルセン•サフェガード•コンプレックスは、アメリカに向けられたミサイルを事前に見つけ、破壊する軍のレーダーシステムである。ピラミッド型の施設の中にはレーダーシステムに加え、30もの対弾道ミサイルと短距離ミサイルがある。



 ソビエト連邦との条約により武器保有に制限ができ、この施設は1年も経たぬ内に1976年2月に使用中止となった。

2.タイタン1ミサイルコンプレックス(アメリカ、ワシントン州)

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 イースタンワシントンの田舎に1960年代に建てられた建物は、地表から約248メートル下にあり、中にはサイロと呼ばれるミサイル格納庫が3つ存在する。核弾頭を装備したロケット、タイタン1がそこに保管されていたのである。



 このロケットを改良しタイタン2を開発した者もいたが、軍の近代化につれて、全てのロケットは廃棄された。この施設は自給自足できる場所として作られ、水や食料、新鮮な空気までも供給していた。


3.米駐屯地オルド(アメリカ、カリフォルニア州)

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 カリフォルニア州にある駐屯地オルドは北アメリカにある独創性のある廃墟の1つである。サンフランシスコから南に128メートル離れた場所にあり、かつてはアメリカ軍のトレーニングセンターとして使われていた。



 そこにはオリンピックプールや多くの兵舎がある。1917年にこの建物は作られ1930年代には改築もされたが、1994年に軍の縮小化に伴い閉鎖された。


4.フォート•ティルデン駐屯地(アメリカ、ニューヨーク州)

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 1917年に建設されたこの駐屯地は、ニューヨークを防護するためにクイーンズ建てられた。



 第二次世界大戦中、このティルデン駐屯地で防衛を強化し、攻撃の際に備えていた。しかし戦時中に駐屯地は活用されず1974年に廃棄され、今では国立公園局の一部となっている。


5.ジョンストン環状核実験地(北太平洋)

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 太平洋野生生物保護地区であるジョンストン環状サンゴ礁が、鳥の保護地区となったのは1926年のことである。その後、1934年には、4つの島からなるジョンストン島の広大さを利用し、アメリカ海軍の敷地となった。



 さらに1958年から1975年にかけて、ここは核実験を行う場所となった。2003年になり、ようやく以前暮らしていた鳥たちがこの場所へ帰ってくるようになった。いまだ1300人の人々がここで生活をしている。


6.デヴィルズ•スライド掩蔽壕(アメリカ、カリフォルニア州)

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 カリフォルニア州サンマテオ郡にある、デヴィルズ•スライド•バンカー(航空機を敵の攻撃から守るための格納庫)は1930年代後半に建てられ、当時の最先端技術を駆使した施設であった。



 コンクリートとスチールで作られた、マッチ箱のような空間があるのが特徴のこの施設は、1983年に個人保有物となった。


7.アールエーエフ•ステニゴット(イギリス、リンカンシア州)

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 イングランドのリンカンシア州の片田舎にあるこのパラボラアンテナは、第二次世界大戦のレーダー装置として建設された。



 1950年代後半にこの施設は改良されるが、1980年代に廃棄され、1996年に解体された。現在でもおかしな形をした解体後の姿を見る事はできる。


8.サンナゼール水門(フランス、サンナゼール)

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 かつて潜水艦の保護のために作られた強固なこの水門は、今や好奇心をそそる廃墟となっている。第二次世界大戦時にドイツによって、フランスのサンナゼールに作られた。



 この水門は花コウ岩やコンクリート、スチールでできた14つもの潜水艦ドックで構成され、対空砲火(航空機に対して行われる火砲による攻撃)も可能であった。


9.ベーリッツ•ハイルシュテッテン陸軍病院(ドイツ、ベルリン郊外)

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 「戦場のピアニスト」や「ワルキューレ」の舞台として有名なこの場所は、ベルリン郊外の森の中にある。この病院は80年代後半から90年代前半に建設され、精神病を治療する療養所として使われていた。第一次世界大戦時にはヒトラーのための陸軍病院となり、映画館や射撃場が作られた。



 歴史的な負の建物を修復させ、今では都会の人々が訪れる名所となっている。

10.キャロル駐屯地(アメリカ、メリーランド州)

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 アメリカ、メリーランド州ボルティモア南部にあるパタプスコ川中流に六角形の構造物がある。1848年から1950年にかけて作られ、数年後には灯台も付け加えられたキャロル駐屯地だ。



しかし豪雨により壊滅的な被害を受け、ついに完成せぬまま1921年にこの駐屯地は廃棄された。


11.マウンセルの砦(マンセル要塞)、(イギリス)

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 テムズ川とマージー川に流れ込む湾に存在する強固なタワーは、ドイツの潜水艦からイングランドを守るために作られた。戦時中はここから高射砲(敵航空機の攻撃から自軍を守るために作られた火砲)や潜水艦を注視していたのである。



 この6つのタワーは1950年代に廃棄されたが、現在でもまだ残っている。

12.バラクラヴァ潜水艦基地(ウクライナ)

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 黒海にあるこの潜水艦基地は1993年に美術館となった。



 この秘密基地は冷戦時代、当時のソビエト連邦が内密に潜水艦を作るために建てられたものである。


13.対空砲火塔(ドイツ)

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 高射砲(敵航空機の攻撃から自軍を守るために作られた火砲)のための塔は小型シェルターのような形をしており、ベルリンやウィーン、ハンブルグなどで見る事ができる。



 第二次世界大戦中に各地で作られたこの対空砲火塔は、コンクリートやスチールを使った17.6メートルもの厚い壁でできている。

14.グリーンブライヤー掩蔽壕(アメリカ、ウェストヴァージニア州)

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 航空機を敵の攻撃から守るための格納庫グリーンブライヤー掩蔽壕は、アメリカのウェストヴァージニア州に位置し、広さは1152メートルもある。1961年に核戦争の秘密基地として建設された。この格納庫の中には発電所や浄水技術装置、診療所、研究所、カフェテリア、会議室などがあった。



 しかし1992年にワシントンポストがこの格納庫の存在を報道し、政府は廃棄せざるをえなくなった。現在では観光地としてオープンしている。

via:popularmechanics・原文翻訳:Aki

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 20:40
  • ID:qKo.aAo30 #

のぶよボイスとともに武器人間が出てきそうだ

2

2. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 20:44
  • ID:iymWAsZa0 #

1は目玉からビームを撃ちそう
そしてメビウス1に破壊される

3

3. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 21:12
  • ID:f1.063z00 #

ジョンストン島の鳥はなんていうのかな。
ここまで白黒な鳥は珍しい。

4

4. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 21:26
  • ID:cS5rAP3A0 #

1はナウシカの原作のラストを思い出すな。

5

5. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 22:24
  • ID:E.NK13ps0 #

神奈川に多くの廃棄施設あるけど全部入場不可能
入れるだけまだいいかもしれない

6

6. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 23:16
  • ID:Jah4w0am0 #

13は宮崎駿の雑草ノートの元ネタだよね、多分

7

7. 匿名処理班

  • 2014年05月16日 23:18
  • ID:rvnYQ94D0 #

ターミネーター3で見たな

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