『週刊漫画ゴラク』連載、「極!!男塾」の第5話
神秘の宇宙エネルギー(前回では「宇宙の神秘エネルギー」と言ってたんだけどどっちなんだよ!?)を使った、スサノヲ超絶宙技「時空衝」によって男塾在籍時の全盛期に戻った富樫たち！　「信じられねえ」「こんなに素晴らしいことはねえ」「第二の人生が始まるんだ」と喜びあいます。
こうなったら鬼に金棒。「なめるな 俺達を誰だと思ってやがる!!」と一人ずつ名乗りを上げ、ヨコヅナを一旦は失神に追い込みます。が、すぐに復活して憤怒の形相で突っ込んできた！　危うし!!

そこに立ち上がったのは伊達でした。カブキとの戦いでボロボロになり 生きているのが不思議なぐらいだというのにまだ戦おうというのかーーっ！　生涯最期に繰り出した奥義は初登場？の「槍針孔」。"針の穴を通す槍"という意味なんでしょう、勢いよく投げられた槍はヨコヅナの左耳から右耳へと貫通！　これによってヨコヅナはもちろんKO負け、伊達の勝利で決します。

けれど力を使い果たした伊達の心臓は止まり、息もしてません。命と引き換えにヨコヅナを道連れにしたということか。うなだれる富樫たち…でも一つ試したいことがありました。俺達は神秘の宇宙エネルギーで若返った、ならば俺達の中にあるこのエネルギーを伊達に注入すれば!?

四人の気持ちは同じでした。伊達の胸に手をかざして生き返ることを望みます。この時の四人の顔がいいですねー。以前、谷底へ落ちていったときの松尾と田沢の再現のよう。元の年寄りに戻ってしまうけれど人間 誰もが年をとり死んでいく。それで命が助かるのなら構わないと──
　　　　還って来い 伊達ーーっ!!

願いは通じて生き返った伊達。片や元に戻ってしまった富樫たち。けれどその表情に微塵の後悔もありません。一人はみんなのために、みんなは一人のために。男塾で培った魂は健在なり！　つづく