お勧め漫画 ジャンプ ワンピース To LOVEる テニプリ ニセコイ じょしらく
「せっかち伯爵と時間どろぼう」、この漫画生き急ぎすぎぃぃぃぃ
※ギャグ漫画です。
「せっかち伯爵と時間どろぼう」2巻が発売されました。
8~15話を収録。どうやら「せかどろ」は1巻につき7話収録のようですね。
このペースだと3巻は大冒険だね。
んで、以前から述べてるように「せかどろ」の話数表記は「00’08”」というものである。時間を表わすものですけど、これは59話(秒)を超えたらどうするのか。「00’60”」とするのか、「01’00”」とするのか。後者は漫画の話数的に有りえない気がするのですけど。これ最高で59話ぐらいなんじゃないか、と。そも、ミチルちゃんが1年しか生きられない設定で、作中の物語は現実の時間軸とリンクしているというね。私、気になります。
んで、本編。
一言で述べると「これは酷い」(褒めてます)。
金タイツ君
「金タイツ君」とか色んな意味で事件です。
「せっかち伯爵と時間どろぼう」2巻も、他作品のパロディから下ネタに時事ネタにホモネタと盛りだくさんである。もはやカオスと言ってもいいでしょう。ごっちゃ混ぜである。l
だがしかーし!
最近はこの「せかどろ」こそ久米田先生の集大成ではないかとすら思うようになってきました。パロに言葉遊びに下ネタに時事ネタに唐突のラブコメネタに乳首券。「南国」「改蔵」「絶望」と、今までの久米田作品の魅力をギュッギュッと凝縮しているとすら思いますね。明日を捨てた生き急ぎすぎなネタもね。これが久米田先生の20年以上培った漫画家生活の集大成である、と。
また、個人的に特筆すべきは女の子の可愛さである(断言)。
2巻(9話)から登場する卓の妹・時只歩(あゆみ)ちゃんの可愛さはなかなかどうしてよ。
時只歩ちゃん(15歳)
ズッキューン!
なにこの子、めがっさ可愛い。口癖(?)は「心臓止まるって…」と言うぐらい、心臓に病気を抱えており、あと5年生きられるかどうかという病弱設定である。ふむ、現状の「せかどろ」ヒロインズの中では個人的にぶっちぎりで私の心の琴線に触れますね。
久米田作品の妹に外れ無しである。
「岡本とれの→坪内牡丹→糸色倫」と続いての歩ちゃんです。
ふむ、久米田先生は、妹キャラの連続ヒットによってゴールデン妹賞を獲得してもいいぐらいの名妹を作り出しますね。まず、実妹というだけで無条件降伏してしまいそうなんですけど、その低いテンションと優しい性格(たぶん)と全てが究極の妹と言って過言ではないでしょう。滲み出る妹パワーよ。
こんな可愛い妹ならば、カントクが遊んであげるのも仕方ない。
カントク
どう見ても宮崎駿です。
本当にありがとうございました。
まあ確かにカントクはロリコンなんでしょうけど。
サラッとネタにするあたりなかなかどうして。
まあ、本編は相変わらずのヤバイネタ満載である。
んで、久米田先生の神髄はコミックの描き下ろしに有り。
いや、マガジン掲載時になかった麻姫の乳首券を1ページ丸々使うのもアレなんですけど、「エセエヌエス(仮)」と8ページのおまけ漫画のネタの純度が半端ないです。まず、「エセエヌエス(仮)」では以下のように。
どうやら僕は赤松健と飲んだらしいのです。どうやら僕は赤松健と一緒にガンダムを観たらしいのです。全く記憶に無いのですが、彼が嘘をつくと思えないので本当の事なのでしょう。Twitterで世界に向けて発信するのだから本当の事なのでしょう。しかし僕はその日その時間、担当氏と打ち合わせしていたので、会えるはずがないのです。(中略)
考えられる事は一つ、僕がもう一人いる事なのです。もう一人の久米田康治。これはもしかして、今流行のゴーストライターなのではないでしょうか。あの日、赤松健と会っていたのは、僕のゴーストライターではなかったのでしょうか。それなら合点がいきます。良かった。誰も嘘をついていなかった。
考えられる事は一つ、僕がもう一人いる事なのです。もう一人の久米田康治。これはもしかして、今流行のゴーストライターなのではないでしょうか。あの日、赤松健と会っていたのは、僕のゴーストライターではなかったのでしょうか。それなら合点がいきます。良かった。誰も嘘をついていなかった。
これは4月1日の赤松健先生のツイッターに対するネタである。
これから久米田の野郎と飲み会です。色々と決着つけてきます。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 4月 1
久米田とガンダム見てるなう。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 4月 1
もちろん、久米田先生も赤松先生も嘘などつくはずがありません。つまり、4月1日に赤松先生と飲んんでガンダムを観た久米田先生はゴーストライターだったのである。また、この「エセエヌエス(仮)」は凄まじい面白さでオチまで持っていくので、必見である。というか久米田先生の文才に脱帽。下手なブロガーよりも面白い事書いてます。
そしてオマケ漫画。
「4Pでわかる上人類講座」「上人類にもわかる人類講座」ですけど、全方位に喧嘩売っています。
この見開きとこの見開きが同じ原稿料なんておかしい!
どう見ても「BLEACH」です。本当に(ry
確かにBLEACHは見開き連発で真っ白になったりと、ジャンプで最も読みやすい作品ではありますが。しかし、これはいくらなんでも直球すぎるというものです。
さらに、おまけ漫画では
久米田先生の本音
サンジェルマン伯爵
「(ハヤテは)長期連載なのにさらに延ばそうとするのですか」
「(ハヤテは)なんで40巻も出てるのにまだ続けようとするのですか」
ぶっちゃけた。
意訳すると「ハヤテのごとく!」はさっさと終われという事でしょうか。
さらに久米田先生自身が登場して畑健二郎先生の声を代弁(?)
久米田先生
「次も売れるかわかんねーからだよ」
トドメに「せおこーじシステムサイコー」である。
えっと…すげぇな。「せっかち伯爵と時間どろぼう」が売れますように!
<おまけ>
「虹幻の部」では読者の投稿コーナーがあり、久米田作品の三峯徹ことキャスバル氏改め、じゃあ・アズナブル氏の投稿が個人的に注目でした。当ブログにも何度か遊びに来てくれました。
<関連記事>
・「せっかち伯爵と時間どろぼう」、真心が可愛かった(小並)
・「せっかち伯爵と時間どろぼう」待望した!久米田先生の新連載を待望した!
で、2巻のじゃあ・アズナブル氏はっつーと。
虹幻の部
「g(グラム)職人庭園~g職人の殿堂~」、ようは何通送ったかのランキングで謎の新人(?)として、じゃあ・アズナブル氏が二連覇を達成していました。そのうち、載せられたのは15gだけ。「135gに性器が描いてありました」というコメントがアレです。流石久米田先生の門下生である(自称)。
そんなコメントの中に歩ちゃんのイラストで「え…5年以内に連載終わっちゃうんスかぁ?」の返事として、久米田先生の手書きのコメントが「1年以内ですよ」とカミングアウト。「せっかち伯爵と時間どろぼう」は1年以内に連載が終わる事が確定となってしまったでござる。ガッビーン!
せっかち伯爵と時間どろぼう(2) せっかち伯爵と時間どろぼう(1) 著者:久米田康治 正体不明、神出鬼没の長帽子の貴族。そして、稀代の面倒くさがり屋の少年。せっかち×ゆったり、噛み合わない2本の針が巻き起こす “時計仕掛けの喜劇”。華麗に開幕。 |