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サードウェーヴはここまでも。もう今はコンビニでシングルオリジンが飲める時代 : ギズモード・ジャパン

サードウェーヴはここまでも。もう今はコンビニでシングルオリジンが飲める時代

2014.05.20 22:00
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サードウェーヴ」をキーワードに盛りあがってきた、ここ数年の日本のコーヒーカルチャー。

3月下旬には、アメリカ西海岸のBlue Bottle Coffeeが2014年中に日本でショップオープンを計画中というプランを発表、コーヒー好きの間で話題になり、オープン予定地の清澄白河は一躍ホットワードに踊り出ました(あくまでもコーヒー好きの間です)。

日本でもシングルオリジンのスペシャルティコーヒーにいちはやく着目して紹介してきたコーヒーショップたちに進化の動きが出ています。2号店を出店したロースターさん、移転してスケールアップを図るコーヒースタンドなど、着実にサードウェーヴという波は伝わり続いています。


サードウェーヴって?


そんなこと知ってるよ!と怒られてしまうかもしれませんが、サードウェーヴという言葉の意味を簡単におさらいすると、1970年までのアメリカでコーヒーが広く一般家庭でも飲まれるようになったファーストウェーヴ、スターバックスに代表されるシアトル系深煎りコーヒーが世界的に人気となった1990年代までのセカンドウェーヴに続く、第3の波、それがサードウェーヴです。


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ロースター(コーヒーショップ)はコーヒー農家と直接取引をし、セカンドウェーヴでの主流だった深煎りを避けて、豆の個性を活かす焙煎具合をロースターたちが探り、おおむね浅めの煎りで仕上げます。毎年生産されるコーヒー豆はCup Of Excellence(COE)というコンテストにより良し悪しが評価され、優れたコーヒー豆が正しくお墨付きを与えられます。

そんな背景から、近年コーヒーカルチャーにひときわ深みと面白みが増えたということで注目され始めました。


どこでも淹れたてコーヒーが楽しめる時代に


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さて、このサードウェーヴという新しいトレンドは、日本でも新しいコーヒーブームを巻き起こしました。そこにいちはやく反応したコンビニエンスストアでも今までなかった試みが行われています。


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特にローソンでは、しっかりとしたコーヒーレクチャーを受けた店員さんが、挽きたて、淹れたての一杯を手渡ししてくれるというMACHI caféというスタイルでコーヒーを提供しています。

僕たちのウイークデイのなかでのコーヒーには、仕事を始める前の目覚ましだったり、夜が遅くなってしまったときの気合注入!だったりという意味があるけれど、「手渡し」というちょっとしたコミュニケーションはハードワークで肩に力が入ってしまった自分を少しリラックスさせてくれたりもします。実は、ギズモードのスタッフにもMACHI café愛好者がいたりします。

そんな彼はMACHI café通いを続けるなかで、コーヒーに興味を持ち始めたという初心者で「実際、サードウェーヴと言われる最近のコーヒーと比べたら、MACHI caféのコーヒーはどれくらい美味しいのか?」という素朴な疑問を持っていました。幸い、コーヒー好きには事欠かないギズモード編集部。じゃあ、自分で淹れてみれば?というわけで、あれよあれよと道具は揃います。


サードウェーヴコーヒーを淹れてみる


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どーんとコーヒー用具が一式。HARIOのハカリとサーバー、そしてケトル、PORLEXのセラミックコーヒーミル、KARITAのウェーブドリッパーとフィルター、そしてギズマグ、豆(今回はエチオピア産のものを使用)も購入して準備はオッケー。


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豆を計量し、ガリガリガリガリと挽いていきます。


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後ろに写っているのは、ドリッパー装着をてぐすね引いて待っているハカリとサーバー。


ウェーヴ式のドリッパーは、底が500円玉サイズの円形になっているところが特徴です。3つ小さい穴があけられていて、ここから抽出したコーヒーが落ちていきます。


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ドリッパーをサーバーに乗せたら、フィルターをセットします。まずはお湯をさっとかけて全体を濡らすことで、紙についたニオイを取ります。この洗ったお湯と、白湯の状態を飲み比べてみると、確かに洗ったお湯には少しニオイがついていました。また、最初に湿らせておくことで、コーヒーの抽出をはじめたときの最初の抽出液(これにコーヒーの旨みがタップリ)がフィルターに吸収されないという効果もあるそうです。


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調べておいたレシピに忠実に、ハカリについているタイマーを使いながら、蒸らし、第一投、第二投、第三投とお湯を注いでいきます。むくむく膨らむ豆、泡のたてる小さな音、すでに立ち上っているニオイなど、五感がビシビシと刺激されます。


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お湯は250g注ぐはずでしたが、フィルターにお湯をかけることまかりならんとキツク仰せつかっていたことに気を取られていたら、2gほどオーバーしてしまいました。でもやり直しはできません。なにしろあまりに美味しそうな香りで、いますぐ飲みたいから!


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いざ試飲してみると、やはり美味しい。コーヒーらしい香ばしさはもちろんですが、フルーツを思わせる爽やかな酸味が口に広がります。そして、口のなかにイヤなエグ味を残すことなく、スッキリと味わいの余韻は消えていきます。

おいしすぎるコーヒーの味にウットリしてあやうく本題を忘れかけていましたが、ここで、MACHI caféとの飲み比べです。


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MACHI caféで使用しているコーヒーの豆は、2011年にCOEのファイナリストにまで選出されるなど高く評価されるブラジルはイパネマ農園のもの(50%使用)。最適なローストを施されて、甘みすら感じるような味わいです。香ばしさやコクといった、しっかりしたコーヒー感に加えて、ほどよい酸味をたっぷりと感じることができる一方で、人によっては苦手な苦味はありません。

つまり、いま挽きたてを淹れたハンドドリップのコーヒーとまったく遜色ありませんでした。


飲み比べてみてわかったこと


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実際に編集部で淹れてみたサードウェーヴコーヒーと、MACHI caféブレンドコーヒーを飲み比べてみて感じたのがこちら。

・美味しいコーヒーを自分で淹れるには準備と道具が必要
・コーヒーの味はどちらも抜群にうまい
・特にクリアな余韻と後味の良さは甲乙つけがたい
・道具を洗ったり、抽出後の豆を捨てたりと後始末にも一手間


編集部じゅうにかぐわしいコーヒーの香りを漂わせて実験してみた結果(気のせいか、この実験のあとコーヒーを買ってくる人が多かったような)、自分で淹れるサードウェーヴコーヒーはやはり美味しいし、なにより楽しい! しかしながら、会社に道具を置いておくわけにもいかないし、仕事をしながら後片付けまでしている時間はなかなか確保できない。

準備にかかる時間と費用を考えれば、仕事をしながらコーヒーが飲みたくなったときに171円(税込185円)足らずで毎日おいしい淹れたてのコーヒーが飲める、MACHI caféは貴重で手軽な、身近なコーヒースタンドとして充分なクオリティだと断言できます。

しかも、サードウェーヴ初心者の男性にもおすすめできる飲みやすさで、イヤなエグ味がない上品な味なので女性でも飲みやすいとくれば、これはMACHI caféに通わない手はないでしょう。


シングルオリジンが始まります


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しかも!

今後はいままでブレンドのみの提供だったMACHI caféに新ラインアップが誕生。なんと、シングルオリジン(ブレンドしていない単一種の豆のこと。豆の個性や味わいをクリアに感じられるのが魅力)の提供がはじまります!

世界の生産地や農園から厳選して仕入れるために数量限定。約2ヶ月ごとに新しい豆のコーヒーを提供していくのだそう。


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シングルオリジンのカップは通常のものと違って、レザー感のあるシックなデザイン。


シングルオリジンシリーズの取り扱いは本日5月20日から開始されています。そのスタートを飾る各店舗限定約20杯のイパネマリザーブは、イパネマ農園を訪れるスペシャルゲストのための、特別なおもてなし用のコーヒー豆。熟したプラムを思わせる果実味あふれるフレッシュな甘みが特徴で、苦味は控えめ。日本では初輸入だそうです。

コーヒー通も大満足、コーヒー初心者でも「なにこれ? 美味しい!」とびっくりするほどの、新しいコーヒー体験となることでしょう。


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シングルオリジンシリーズの価格は200円(税込216円)


サーブされているコーヒーのほとんどがブレンドである日本で、コンビニでシングルオリジンもブレンドも選べるというのは本当に贅沢なことです。

カップのフタを開けた瞬間、いままでのコーヒーとは違うリッチな香りが漂うシングルオリジンシリーズ。まずは超限定のイパネマリザーブを味わうためにローソンへ急いで!


image by MACHI café, tanewpix, Bonga1965 and Japan Photography
source: MACHI café

(Tsuzumi Aoyama)

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