ジョジョリオン #032 『八木山夜露の野望』 感想
ウルトラジャンプ2014年06月号とジョジョリオン7巻が発売中です。
作者挨拶では荒木さんが『愛しのクレメンタイン』の歌詞に衝撃を受けた件が紹介されています。
それと関連してと言うわけではないですが、2部ジョセフの歌っていた『線路は続くよどこまでも』も
原詩はエロスな解釈ができるとして、その筋の人達には有名だとかなんとか。
7巻の発売に乗っかって、ダイジェストでアニメっぽくこれまでのおさらいをしてから
今月号の感想を始めたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
7巻で振り返るこれまでのジョジョリオンッッ!!!
この くだもの…?
君の中の吉良吉影に期待している
他人に自分のケツの穴を見せたりしない スタンドはそういうものだ
まるで重力の愛情だ
犬に何を食べさせたのか…?
岩人間……ですと?
7巻において気になる台詞を抜き出したものですが、今月号の展開で色々とその謎も明かされつつあるようです。
とは言え、やはりインパクトが大きかったのは憲助さんのケツ穴発言です。
これをふまえて、ちょっと読み返してみると夜露が康穂ちゃんのペイズリーパークを無理やり引きずり出して
いろいろ調べたりしていたところなんか、もう…凄い卑猥な感じがしてきてたまりません。
それはそうとして、ここからウルジャン本編の内容の感想に移らさせていただきますのでコミックス派はご注意を。
後日 全ての財産を奪うからな
夜露は以前に自己の目的を社会的名声や富と言い張っていましたが、嘯いていたわけでもなくマジっぽいです。
しかし、その動機がどうも俗っぽいものではなく、今月号でのつるぎの想定をふまえて考えるならば
岩人間として生きていく分だけには一人ぼっちでも生きていけるけど
それだけじゃ淋しいから、普通の人間として豊かな生活を送りたいな…という感じでしょうか。
目的はほのぼのと立派ですが、手段がいかんせん汚い方向に走ってしまったようです。
1部ディオの、乾いた嵐のような激しい上昇志向とも一味違うようです。
ただし、東方の家系にこだわっているような感もあり、岩人間とコチコチ病に
関連性がありそうな事を定助や憲助が、そこはかとなく感じている描写もされていました。
東方家の本流から外れてしまったが、血縁のある一族として岩人間(達)がいるのかもしれません。
もう防御はしない
憎いあんちくしょうこと夜露が目の前にいるのならば定助は攻撃あるのみです。
やろうと思えば、栗から水分を奪ったように農薬から水分とか成分とか奪えたでしょうけれども
そのまま岩人間の夜露と一緒に海へダイブです。
海中でお前と会話するためのシャボン玉だ
スタンドで普通に会話しろ! と言いたいところですが、『そういう事ができる』と思わなければ
やってみようという行動に移せないということなのでしょう。コロンブスの卵と言いますか、プッチのキノコと言いますか。
今回に限って言えば、定助は海上の離れた憲助とも同時に会話しておかなければならない状況でしたし。
重りをつけて沈めてやる
7巻の巻末でカーズをリスペクトしたような扱いだった夜露が
続いてマジェントマジェント状態に陥るかと思いきやまさかの死亡。岩タイプはやはり水に弱いのか…。
あーん!ヤギ様が死んだッ! くすん! 岩人間薄命だ! サンタナとかアンジェロと差が……それほどは無いですね。
チンチンのことだよッ!
ケツ穴発言のせいか、単なる下ネタ好き親父にも思える憲助さんですが、その思考には一理あります。
初対面でサンタナのことをふざけながらもまじめに分析していたジョセフに通じる発想で、生き物として夜露を把握しようとします。
定助も憲助の言い分に納得しつつも、ホモではないので戦闘中に相手の股間を凝視してはいなかったため
夜露にチンチンが付いていたのか、ついていないのかは不明です。
オレは見た…その食べ物 だが海に流れてしまった
イボイボの付いたイチジクのようなものが確かに夜露の体から離れていってました。
しかし、ここでよく考えてみましょう。直前の話の流れから推察するに
流れていったのはフルーツではなく、夜露のチンチンであるという可能性も大いにあり得ると思います。
岩人間ですから、そのチンチンも岩のようにゴツゴツしていたとしておかしいことがあるでしょうか、いや、ありません。
となると、夜露が犬に食べさせていたのは自分のチンチンで…?
だったら、何で海でまたチンチンが取れて流れていったのか辻褄が合いませんが
世の中には金玉が4つある人間もいるくらいですから、岩人間に奇遇にもチンチンが2~3あったとして不思議じゃありません。
そう考えると、今月号のラストで康穂が握っていたのもフルーツではなく、夜露の割れたキンタマ…ということに。
キンタマから始まったジョジョリオンの謎が今、再びキンタマに収束しているのかもしれません。
以上、今後は定助だけでなく敵の股間までも見逃せないジョジョリオン感想でした。ありがとうございました。