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アスカ「(嘘、私変態だったんだ……)」クチュ|エレファント速報:SSまとめブログ

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アスカ「(嘘、私変態だったんだ……)」クチュ

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:22:35 ID:r8/.F1L2

放課後 帰り道

シンジ「ごめん、アスカ。先に帰ってて!」

アスカ「何よ! 女の子一人で帰らせる気?」

シンジ「だ、だって、綾波に呼ばれたから……」

アスカ「呼ばれたらすぐ尻尾振って寄っていくの!? だからあんたはワンコって呼ばれてんのよ!ワンコ君ってば超従順!」

シンジ「マリさんの真似? うっわ、ちょっと似てる」

アスカ「な、なにドン引きしてんのよ! もういい! あんたなんかあっちいけぇ!!」ブンッ



2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:24:06 ID:r8/.F1L2

シンジ「わっ! 鞄ブン投げないでよ。乱暴だなぁ」

アスカ「ちゃんと『とって来い』しなさいよね。ご主人様はお家で待ってますからねー」

シンジ「もう、仕方ないなぁ。鞄開いたままじゃんか、もう……ん?」ファサァッ



3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:26:19 ID:r8/.F1L2

シンジ「ハンカチ、かな? 鞄空けたりしたら怒りそうだし、あとで洗って返そう」

シンジ(でも『人のハンカチ勝手に盗み出すな!気持ち悪い!』って言いそうだな)

シンジ(『人の鞄開けるなんてサイッテー』とどっちがマシかな)

レイ「碇君」

シンジ(気持ち悪いと最低ってどっちが嫌かな、はぁ、……!?)

レイ「碇君?」



4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:27:25 ID:r8/.F1L2

シンジ「あ、、、、っや、綾波、か。ごめん」

レイ「……」キョロキョロ

シンジ「それで、話って?」

レイ「……弐号機の人は?」

シンジ「先に行っちゃったよ?」

レイ「……あの、碇君。話なんだけど、ちょっと、落ち着いて話したいから」

シンジ「そう、えっと、じゃあ、綾波の家に行って聞こうかな?」



5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:28:23 ID:r8/.F1L2

レイ「それが適切。でも、今のあなたでは、ちゃんと聞いてくれるかどうか心配」

シンジ「えっ?」

レイ「そわそわしてる」

シンジ「う、うん、実は、アスカに謝ることがいくつかできちゃって」

レイ「そう……がんばって」

シンジ「え……うん。ごめんね綾波。そうだ、明日お弁当いいの作ってあげるから!」



6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:29:02 ID:r8/.F1L2

レイ「お肉、入ってない?」

シンジ「うん、わかってる。大丈夫だよ。」タッタッタ

レイ「楽しみ」

シンジ「じゃ、ごめんね!」



7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:29:43 ID:r8/.F1L2

ミサト宅

アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ「……何でいきなり、土下座なわけ?」

シンジ「お願いと、謝罪があるからです」

アスカ「?……と、とにかく、言ってみなさいよ」

シンジ「まずは、これから僕が言うことを、最後までちゃんと聞いて信じてください」



8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:30:22 ID:r8/.F1L2

アスカ「はぁ? それも内容によるわね」

シンジ「お願いだから……僕、あんまり気持ち悪いとか最低とか言われるの嫌なんだよぉ」

アスカ「……わかった、わかったわよ。とりあえず言ってみてよ」



9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:32:22 ID:r8/.F1L2

シンジ「……アスカが鞄投げたとき、鞄のふた、閉めてた?」

アスカ「閉めてた、と思うけど……っ!」

シンジ「閉まってなかったんだ……!」

アスカ「……」

シンジ「だって、僕が受け取ったときにペンケースとか落ちそうになってたし」

アスカ「ちょっと待って、まさか」

シンジ「それで、そのとき落ちたんだ。こ、これ」スッ



10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:34:17 ID:r8/.F1L2

アスカ「…っ…なん、なんで、あんたのポケットからそれが出てくるのよ!?」パシッ

シンジ「オネガイシマス サイゴマデキイテクダサイ」ドゲザ

アスカ「……悪かったわよ」

シンジ「最初は本当にハンカチだと思ったんだ」

アスカ「……どうだか」ボソッ

シンジ「で、拾ったら、ちょうどそのとき綾波が来て、びっくりして僕隠しちゃったんだ」

アスカ「……」



11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:36:00 ID:r8/.F1L2

シンジ「アスカのパンツだって気づいたの、ポケットに入れてからで……」

アスカ「……ハァ」

シンジ「本当だよ、信じてよぉ……」

アスカ「……ゥ」

シンジ「この際、最低でも何でもいいから、下着泥棒扱いだけはやめてほs」

アスカ「ま、まぁ、あんたが下着を盗む度胸なんて無いだろうし、そこは信用してあげる」

アスカ「それに、あんただけじゃなくてエコヒイキにも見られるより、いくらかマシよ……」



12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:37:50 ID:r8/.F1L2

シンジ「……信じてくれるの?」

アスカ「……それよりも、このこと、誰にも言うんじゃな―――」

アスカ「あ! このことしゃべったらあんたが下着ドロだってことも喋ることにする」

シンジ「え?」

アスカ「いいから! 絶対! 誰にも! しゃべるな!」

シンジ「も、もちろん! アスカが言わないで欲しいって言うなら、絶対言わないよ!」

アスカ「言えるわけないわよねぇ?」



13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:38:49 ID:r8/.F1L2

シンジ「だから下着泥棒扱いとかはホントヤメテ」

アスカ「わ、分かれば、いいのよ。うん」

シンジ「替えの下着もって歩いてた位で僕は騒がないよ」

アスカ「えっ?」

シンジ「えっ?」







14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:40:25 ID:r8/.F1L2

アスカ「……っ」ガクッ

シンジ「ちょ、アスカ? 大丈夫? 具合悪いの?」

アスカ「なんでも、ない。 そう、うん、あのねバカシンジ」

シンジ「何?」

アスカ「えっと、気持ち悪いとか、なるべく言わないようにするから」

アスカ「今日のことはもう絶対に、忘れてっ……!」ワナワナ

シンジ「う、うん。分かった。アスカがそういうなら」



15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:41:09 ID:r8/.F1L2

アスカ「ちょっと、寝るから。起こさないで」

シンジ「……えっと、何か、あったら言ってね」

アスカ「っさい、構うな!」

シンジ「なんだよ、もう……」







16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:43:11 ID:r8/.F1L2

アスカの部屋

アスカ(一見、主導権は私が握っていたように見えたかもしれない)

アスカ(でもぜんぜん違う。今、事がすんで一番安心しているのは私)

アスカ(なんで、鞄に突っ込んだままだったんだっけ?)

アスカ(バカシンジは替えの下着だって思ったんだ。ホント『バカ』ね)ハァ

アスカ(……ううん、『バカ』なのは私のほう、だって、だって……)

アスカ(『普通』は女子中学生がノーパンで下校するなんてありえないじゃない)



17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:44:35 ID:r8/.F1L2

アスカ(すっごい、濡れてる)クチュクチュ

アスカ(ていうか、さっきバレたと思ったときも……)

*******
シンジ「アスカのパンツだって気づいたの、ポケットに入れてからで……」

アスカ『……ハァ』

シンジ「本当だよ、信じてよぉ……」

アスカ『……ゥ』
*******



18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:44:58 ID:r8/.F1L2

アスカ(なんで、バレそうになって……気持ちよくなっちゃうのよ……)クチュクチュ

アスカ(嘘、私変態だったんだ……)クチュ








19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:46:09 ID:r8/.F1L2

数分後

アスカ「ん……ハァ……ゥ……」クチュクチュ

シンジ『あ、あすか?』コンコン

アスカ「ふぇっ!?」ビクンッ

シンジ『泣いてるの?』スッ

アスカ「ばっ、バカシンジ! 開けちゃだめ!」

シンジ『ご、ごめん』



20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:46:47 ID:r8/.F1L2

アスカ「ハァ……ッ……! 大丈夫、だから……ンッ……向こう行ってて……」

シンジ『でもアスカ、辛そうだよ。病院とか~~~~~』

アスカ(うわぁ、ヤバイ、やばいってこれマジで……バレルって、絶対)クチュクチュ

アスカ(何で私、手ぇ止めないのよ?)クチュクチュ

シンジ『~~~アスカの事が心配なんだよ』

アスカ(なに情けない声、出してんのよ)ハァハァ

アスカ(やめてよ……マジで、それ……はん、そく……)



21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:47:18 ID:r8/.F1L2

アスカ「イ……ック……」ビクンッ ビクッ

シンジ『え? な、何だって?』

アスカ(扉越しにシンジが居るのに……イッちゃった……)ピクピク

シンジ『アスカ? アスカぁ……!?』

アスカ(あ、返事、しないと……シンジのやつ、入って来ちゃうじゃん)

アスカ(相手してやんないと着いてくるとか、ガキかっちゅぅの……)

アスカ「ばかしんz……」



22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:48:32 ID:r8/.F1L2

アスカ(でも、扉越しでも、バレそうになって気持ちよかった……)



アスカ(あー、だめね。これもうだめ。ヤバイ)

アスカ(最低なのは私じゃないの。やばいって、なんで今私……)ムクッ

アスカ(『このまま見つかったら、気持ちいいんだろうなぁ』って、考えてんのよ)



23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:49:10 ID:r8/.F1L2

シンジ『アスカ、まさか、倒れてるんじゃないよね? 大丈夫?』

アスカ(ごめん、シンジ。あんたホントに心配してくれてるのね)

アスカ(でも、ごめん)

シンジ『アスカ? 入るよ!』スッ

アスカ(……見て……)



ミサト『たっらいまぁー!』ドサァッ



24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:49:59 ID:r8/.F1L2

シンジ『わっぷ! み、みさとさん!?』

アスカ「ミサト!?」

アスカ(む、無理無理無理無理!)

アスカ(いや、冷静に考えるとバカシンジに見せるとか、バカか!?)

アスカ(落ち着くのよアスカ。あなたはエリート)

アスカ(中学生の溢れんばかりの性欲も制してこそのエリートよ? 自制心、自制心)



25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/18(火) 21:50:26 ID:r8/.F1L2

シンジ『ミサトさん、あの、アスカの様子が変なんです!』

ミサト『ふにゃ~? へんなのはわたひもれ~す!』

シンジ『うっ、お酒臭い……ふざけないでください!さっきから返事がなくて……』

ミサト『っくぅ……え、ご、ごめん。マジ?』

シンジ『マジですよ!!』

ミサト