村山富市(むらやまとみいち 90才)元首相が戦争時の「慰安婦問題」について、持論

語りました。

画像:【村山富市元首相】
村山富市元首相
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20140526/plt1405261206001-p1.htm

25日、村山元首相は東京都内の明治大学の講演に出席。

慰安婦問題をめぐる1993年の「河野談話」(※)について、

「元慰安婦の証言を全部信じるか信じないは別にして、(慰安婦への強制連行も)あったのではないかと想定できる。事実はないとか記録はないというが、そんなことを記録に残すわけがない」

「談話は国際的な定説になっている。
そんなことを問題にするためにNHKの会長がつまらんことを言ったり、大阪の市長がつまらんことを言って談話を否定することは国際的に日本はひんしゅくを買っている」

「わざわざ自民党政権がやってきたことを自民党政権が掘り起こしたあげく、『そんな事実はなかった』と言って問題にしている。やる必要がないじゃないかというのが私の言い分だ」

と語りました。

※ 慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
宮沢改造内閣の河野洋平内閣官房長官が発表した談話。通称「河野談話」。
慰安所の設置は日本軍が要請し、直接・間接に関与したこと、慰安婦の募集については軍の要請を受けた業者(日本人・朝鮮人)が主としてこれに当たったが、その場合も甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に官憲等が直接これに加担したこともあったこと、慰安所の生活は強制的な状況の下で痛ましいものであったとし、慰安婦の存在を認めた。
ただし、日本軍が強制連行を行ったことを認める内容であった否かは意見が分かれている。
ウィキペディアより)
動画:【村山富市元首相 講演 明治大学 05 25】

現在も「慰安婦問題」は大きく議論されていますが、史実として「強制」の記録は「白馬事件」(日本軍人がオ

ランダ人女性らを強制的に慰安婦に従事させたとされる事件。国際軍事裁判で日本軍人らが有罪となって

います。ただし、この事件についても疑問を唱える説があります)はありますが、それ以外は現時点でないよ

うです。

慰安婦の数は20万人ともいわれており、それだけの人数がいれば、他にも複数の資料や証拠となるものが

残っているはずですが、上記事件以外に強制されたことを客観的に示すものは見つかっていません。

また元慰安婦と称する韓国の女性などからの証言も矛盾するものが多く、信憑性に欠けることが指摘されて

います。

となると、日本政府として「白馬事件」以外に強制があったとは認められないのではないでしょうか・・

記録がないものまで認めて全面的に謝罪することはあたかも自ら罪を作り出していること=冤罪になります

し、近年、敵対意識を強めて、日本に挑発的な行動を取る近隣諸国に付け入る隙を与えかねません。

最近では韓国が日本軍による同国慰安婦への強制的連行があったとする客観的資料を出さず、世界に「慰

安婦像」を作ったり、漫画などのメディアを利用して日本が強制連行したとするイメージ戦略を図っています

が、このような既成事実化させようとする行為に対して、日本政府はしっかりと抗議していくべきと考えます。