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悲しいニュース、悲惨な出来事が日々報道される中、誰かの為、自らを犠牲とし、尊い行いをしている人々もいる。自らの心に従い、誰かに認められるわけでもなく、自らの命を懸け勇敢なふるまいをした8つのヒーローたちのアメージングストーリーを見ていくことにしょう。
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1.自らアウシュビッツに入りスパイ活動を行った将校
ナチスの収容所の中でも、特にポーランドにあったアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は凄惨なことで知られている。第二次世界大戦中、何百人万ものものユダヤ人の人々がナチスにより収容所へ送られた。
さまざまな暴虐極まりない話を聞き、ポーランド・ソビエト戦争で活躍したポーランドのベテラン将校が立ち上がった。当時39歳のヴィトルド・ピレツキーは1941年、アウシュビッツに投獄されった。収容所内で情報を集め、連合国に通知し抵抗運動を組織する為だ。
投獄のほぼ3年後の1943年に収容所からなんとか脱出に成功した。1944年8月にはワルシャワ蜂起に参加して追放され、ポーランド亡命政府に身を寄せた。その後スターリンの独裁主義により逮捕され、処刑されることとなる。
彼の偉業は何年もの間、共産主義の人々により隠ぺいされており、1989年になるまで誰も彼の勇敢な物語を知る者はいなかった。
2.メルトダウンを防ぐためにチェルノブイリの汚染水を泳いだ3人
1986年におきたチェルノブイリの悲劇の犠牲者は何百人とも何千人ともいわれ、正確な人数は分かっていない。
原子炉の地下にプールがあったが、もし溶けた燃料の塊が地下に落ちてしまうと水蒸気爆発を起こしてしまう。
それをおそれたアンドレイ・アナネンコ、ヴァレリィ・ベスパロフ、ボリス・バラノフの三人は覚悟を決めた。3人はスキューバダイビングの道具を身に着け、汚染水の中を泳いだのだ。その後その三人は亡くなった。彼らは悲劇をさらにひどいものにしないために自らの命を犠牲にし、勇気を振り絞ったのだ。
3.子供たちを救うためにカージャック犯を追跡した少年たち
米アリゾナ州タスコンでロイ・メイドリル・ジュニアとクリス・マルティネスが自動車に給油している時、女性の悲鳴を耳にした。その女性は「車が盗まれたわ!中に子供がいるの!」と叫んだ。
叫んだのはインナという27歳の女性であり、車の中には2才と6才での子どもがいた給油の時、車の外で世間話をした際、突然男に突き飛ばされその男が車に乗り込み走り去ったのだという。
メイドリルとマルティネスは叫び声を聞き、カージャック犯を追いかけた。マルティネスが運転し、その傍らでメイドリルが警察に詳細を伝えた。その後まもなく警察は到着し、犯人は逮捕された。タスコン市長と赤十字社は、メイドリルとマルティネスを真のヒーローとして表彰した。
4.障害を持つ人々のための雑誌を作った、寝たきりの人
レジンダー・ジョハールさんは、医科大学に務める作業療法士だった。ある日の夜、仕事を終えて家に帰り、人生が一変してしまった。
ジョハールさんは金銭を盗もうと侵入してきた3人組の男に撃たれてしまい、一生麻痺が残るほどの脊髄への損傷を受けてしまったのだ。しかし彼は自らを憐れむことなく、2本の指と親指を使って音声を入力することを学び、障害を持つ人々のために雑誌を作り始めた。
その後彼は、無償で障害を持つ家族という信託を作った。この信託は、障害を持った人々を受け入れるので就職に役だっている。現在、彼の娘がそこで働き、彼の役に立っている。
5.暴行被害者を守った少年
アンガス・ペルシン・ジュニアが、フィアンセを職場に迎えに出かけている間、14歳である息子のジェームス・ペルシン三世は下の妹や妹たちを遊ばせていた。その時、事件は起きた。
ジェームスは家の外で女性が助けを呼ぶ声が聞こえたのだという。「まるで僕がドアを開けなかったら死んじゃいそうだったんんだ。」とのちに語る。
女性はミシガン州のセントラルミシガン大学に通う女性で、エリック・ラムゼイという男性から暴行を受けていた。彼女は体中にテープを巻かれ、あざだらけだった。
ジェームスは彼女を家の中に入れ、家じゅうのドアや窓に鍵をかけ、すべての電気に明かりをつけた。そして弟たちと女性をバスルームに隠し、ナイフを持って備えた。犯人は女性がこの家に隠れていることに気づき、「家に入れないならお前たちを全員殺す」と言いながら近づいてきた。
ジェームスは電話で父親に状況を説明し、父親は警察に通報した。家に入れないと知った犯人は、ガソリンを家の周りに巻き、火を放って逃走したが、父親のアンガスさんがすぐに帰宅し、火を食い止め、大事には至らなかった。
少年の正義感と父親の機転で住民が平和に守られた。暴行犯はその後警察に射殺された。
6.ミャンマーで非暴力民主化運動をすすめた女性
ミャンマーの最大野党、国民民主同盟(KLD)の共同創設者でもあるウィンティン氏の死は記憶にまだ新しいが。ミャンマーの民主化といえばアウンサン・スーチーさんを思いだす人が多いだろう。
スーチーさんは「ビルマ建国の父」と呼ばれたアウンサン将軍を父にもち、海外に留学しさまざまなことを学んできた女性である。故郷に戻って目にしたものは、ネーウィン将軍の独裁政治だった。
スーチーさんはこのことに強く反発を覚え、ティン氏と共同でNLDを創設し、非暴力による民主化運動に努めた。スーチーさんは、その非暴力民主化運動が認められ、1991年にノーベル平和賞を受賞する。度重なる自宅軟禁にもたえ、2010年に解放された。
7.命を投げうっての生徒たちを守った教師たち
2012年12月14日、コネチカット州ニュータウンにあるサンディフック小学校で子供20名、大人6名の総勢26名が殺害されるという痛ましい事件が起きた。
27歳の教師ビクトリア・ソトーさんは、銃をもった狂った男アダム・ランザから生徒を守るため自らの命を犠牲にした。ソトーさんは生徒を物置に隠し、ランザに「生徒は体育館にいる」とうそをついた。しかし恐怖に耐え切れず子供たちが出てきてしまい、ランザはそれを見て銃を発砲しはじめた。
ソトーさんは生徒たちの前に立ち、銃に撃たれ死んだ。彼女は人生最後の瞬間、生徒たちを銃撃から守るため、自らの命を投げ出したのだ。
校長と校内の精神科医も現場に突入したが、校内に入ろうとしたランザを食い止める際に撃たれ死んだ。教師のローレン・ローソーさんもトイレに隠れている生徒を守ろうとしてランザに撃たれた。
この区の警察の責任者であるジャネット・ロビンソン氏はこれらの教師たちの行為を「自らを犠牲にし、たくさんの尊い命を救った英雄の名にふさわしい行為である」と語った。
8.科学の名のもとに、腕を切り、性器を熱湯に入れた科学者
科学や医療の名のもとに自らを犠牲にする人々の話はよく聞く。ヘンリーヘッド博士もその1人である。1900年代前半、神経学者であるヘンリーヘッ博士ドは、自らの体を使って様々な実験をした。
彼は末端神経を損傷している患者がどのようなことを不快に感じ、どのように回復するのか調べたいと考え、同僚を説得し、彼の前腕を切り落とした。この研究は思いがけないことに、勇気ある研究として彼らに名声を与えた。その後博士は、今度は自分の腕を切って研究し、次の実験で自分の性器を熱湯につけた。その結果わかったことは熱で先端部分の感覚が麻痺した時でも、「痛み」や「冷たさ」を感じ取ることができるということだったそうだ。
via:oddee・原文翻訳:Yucaly
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コメント
1. 匿名処理班
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
2. 匿名処理班
最後だけ何か違う
すごいけど
3.
4. 匿名処理班
私が思うに最後は…趣味も含まれていたと思うの…
5. 匿名処理班
翻訳ありがとうございます。いつも楽しんで読んでいます。5. 暴行被害者を守った少年の最後に「警察に銃撃された」とありますが "be shot" であれば「射殺された」と訳したほうがいいと思います。
6. 匿名処理班
最後のヤツはちょっと…
7. 匿名処理班
2が泣きそうだった… 心からお悔やみ申し上げますという気分… 凄い凄い立派だけど、家族は辛かったろうな。
8. 匿名処理班
四番目ので「障害がに凝る」になっています。恐らく「障害が残る」だと思います
9. 匿名処理班
かっこいい(´;ω;`)
10. 匿名処理班
最後の科学者はただの変態じゃねえか
11. 匿名処理班
ヘンリーヘッドさんはそれは趣味っていうか…
他にもその方向なら科学に役立てられる研究ありますよねぇ
12. 匿名処理班
英雄達よ
私は忘れない
13.
14. 匿名処理班
1の人は報われなかったなあ。
15. 匿名処理班
最後の…(´・ω・`)
16. 匿名処理班
説得されて腕を切られる同僚…こえーよ。
17. 匿名処理班
2みたいな話を聞くと日本人としては耳が痛いなぁ
まあ、自分が現場にいたとしても逃げる方の人間なんだが