レッサー「私のスカートの中は直パンでしょうか、スパッツでしょうか」【前半】|エレファント速報:SSまとめブログ
レッサー「私のスカートの中は直パンでしょうか、スパッツでしょうか」【前半】
- 2:・ヅorapa:2013/10/21(月) 00:43:21.93 ID:dxuNkGoU0
レッサー「気になるでしょう? 気になりますよね? というわけで後ろに回ってぜひどうぞ!」
上条「いきなりどうぞじゃねぇよ! お前こんなところで何してんのっ!?」
レッサー「あぁ、別に後ろに回らなくてもいいですよ? 正面からバサっとやってもらっても構いません」
上条「やらないし! それより俺の質問は完全スルーか、こんちくしょう!」
レッサー「スカートをめくらない……?」
レッサー「っ! まさか脱がして確認するというんですかっ!? なんて大胆な……」
上条「どこをどう解釈したらそんな答えが導かれるんだよっ!? っていうかさっきから会話が全く成立してないんですがっ!」
レッサー「そんな細かいことはどうでもいいんです。今大事なのは直パンかスパッツかということでして…」
上条「そげぶ!」チョップ
レッサー「あうっ」ビシッ
- 3: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:44:54.61 ID:q1eqTRWAO
レッサー「いきなりチョップを食らわせるなんて酷くないですか……」サスサス
上条「いきなりパンツだかスパッツだかを見せようとするやつよりマシだ」
レッサー「見せようとしたんじゃなくて、見られようとしたんです!」
上条「どっちも一緒だっ、このバカっ!」
上条「つーかお前ほんとに何やってんの?」
レッサー「あなたと現在進行形でお喋りしてます」
上条「そ・う・じゃ・な・く・て! わざわざ学園都市まで何しに来たのかってこと」
レッサー「ああ、そっちですか。えっーとですね………」
レッサー「観光……? 的な」
上条「的なってなんだよ、的なって……」
レッサー「ですから、細かいことは気にしない気にしない」
上条「……はぁ。まあいいや。じゃあ観光楽しんでな」
レッサー「えっ」
上条「えっ?」
- 4: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:46:28.88 ID:dxuNkGoU0
レッサー「えぇ~……」
上条「なんだよ……」
レッサー「いやいや、こうして運命的な再会を果たしたというのにアッサリすぎません?」
上条「運命的な再会って……、たまたま会ったと思ったらわけわからん質問をしてきただけだろうが」
レッサー「まさしく運命的じゃないですか。美少女との出会い頭にパンツかスパッツを見るチャンスがあったんですよ?」
上条「そんなチャンスを与えるって運命の神様はいったい何をやってんの? それと自分で美少女とか付けんな」
レッサー「でも私って可愛いですよね?」
上条「まあ可愛いよな」
レッサー「うぇっ!?」
上条「な、なんだよっ、いきなり大声だして……」ドキドキ
レッサー「い、いえっ。唐突だったものですから……///」
上条「??」
- 5: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:48:50.87 ID:q1eqTRWAO
レッサー「と、ともかくっ。せっかくなんですからガイドくらいやってくれてもいいじゃないですかぁ」
上条「だってお前といると疲れるし」
レッサー「酷いっ! 私がいつあなたを疲れさせたと言うんですか!」
上条「出会い頭のアレコレですでにクタクタなんですが…」
レッサー「それくらいで疲れてては夜のアレコレで体力持ちませんよ?」
上条「何を言っているのか上条さんにはサッパリですな」
レッサー「ぶぅぅー」
上条「そういう訳で、これ以上の面倒ごとはゴメンなんですよ。じゃ」
レッサー「………あー、ロシアでは大変だったんですけどねー」
上条「」ピクッ
レッサー「言葉がわからないあなたのために通訳係をかってでたり、ロシア正教の魔術師からあなたを守ったり、ベツレヘムの星にだって登ったりしたっていうのに」
上条「………まぁ、確かにあの時は色々助けてもらったけど…」
レッサー「私の『鋼の手袋・レッサースペシャルカスタム』を使い捨てにもしてくれましたよねー?」
上条「あ、あれは捕まってた人たちを助けるためだったし…」
- 6: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:50:12.46 ID:dxuNkGoU0
レッサー「それってつまり、あなたがやりたいことをやるために私の持ち物をぶっ壊したってことですよね?」
上条「うっ……」
レッサー「まったくあなたは私のことをどう思っているんですか? てきとうに使える都合のいい人間ですか?」
レッサー「ちなみに女として都合がいいと思われてるなら逆にオッケーです。都合のいい女……勿論卑猥な意味を含んでもらって構いません」
上条「怒ってるのかふざけてるのかどっちだよ」
レッサー「要するに、私もこの街の地理がよくわからなくて困ってるんです。助けてくれますよね?」
上条「っ………」
レッサー「………」ジーッ
上条「……はぁ。仕方ない。観光案内くらいならやってやるよ」
レッサー「いっえーい! さっすがですねっ。例によって例の如く困ってる女には手を差し伸べる。嫌いじゃないですよ、そういうの」
上条「俺が女たらしみたいな言い方はやめてっ」
- 7: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:52:51.81 ID:q1eqTRWAO
上条「それより、ほんとにただの観光なのか?」
レッサー「どういう意味です?」
上条「さっき観光の後に、的な…とかつけてたじゃねえか。まさかとは思うけど魔術云々とかイギリス云々とかじゃねえだろうな?」
レッサー「あっはっはー。そ、そんなわけないじゃないですかー」フイッ
上条「目を逸らすな、目を」
レッサー「と、ともかくっ、今は観光です、案内です。よろしく頼みますよ? ガイドさん」
上条「へいへい。それで、レッサーはどっか行きたいとこがあるのか?」
レッサー「まずはホテルですかね。頭にLOVEのつく」
上条「ばいばーい」スタスタ
レッサー「わぁぁぁ! 嘘ですっ、ごめんなさい! 見捨てないでぇぇ!!」
上条「ちょっ! 街中で誤解されるようなセリフを吐くな! ほら周りの人から変な目で見られてる!」
レッサー「お腹の子はどうすればぁぁ!!」
上条「冗談でもやめてっ!」
ヒソヒソ
ナニアレー
シュラバナノー
上条「ち、違いますからねっ!? 誤解ですからっ!」
レッサー「そんなひどいです……、あんなに激しい夜だったっていうのに……」
上条「レッサーぁぁ!?」
レッサー「初めて出会ったあの日……あんなに長いモノが私を貫いて……血だっていっぱい出て、ものすごく痛かったんですよ…?」
上条「それ俺じゃないし! 騎士派のやつだろ!?」
- 8: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:56:17.99 ID:dxuNkGoU0
レッサー「私はあんなにもあなたに尽くしたっていうのに…」グスッ
上条「誤解されるからマジでやめてって…「ジャッジメントですの!」
上条「!?」
黒子「いったい何の騒ぎですの……って類人猿?」
上条「し、白井……」
レッサー「誰です?」
黒子「ジャッジメントですの。なにやら近くで騒ぎが起きていると思って来てみれば……また貴方でしたのね」ハァ
上条「俺がいつも騒ぎを起こしてるみたいな言い方しないでくれます?」
黒子「ともかく、原因はなんですの? 男女のもつれか何かですか?」
上条「ちが…「この人が私を捨てようとするんです!」
上条「レッサーぁぁぁ!!」
黒子「最低ですわね」
上条「違うよっ? 違うからねっ?」
レッサー「お腹の子も認知してくれないって…」グスッ
上条「認知も何も、んなもんいねえだろうが!」
黒子「そういうことなら、いくら極悪非道な類人猿とはいえ男としてキチンと責任はとるべきだと思いませんの?」
上条「そりゃ、そういうことしてたら責任はとるよっ? キチンととらせて頂きますとも!」
上条「でもそんなことしてないもん! あとさりげなく罵倒しないでっ!」グスッ
黒子「わ、わかりましたから泣かないで下さいまし」
- 9: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 00:57:15.83 ID:q1eqTRWAO
レッサー「いやぁ、私も悪ふざけが過ぎましたね。すみません」
上条「もうこの辺歩けないじゃん…」
レッサー「でもあれですか。そういうことしたらキチンと責任とってくれるんですか。これはいいこと聞きましたねぇ」ジュルリ
上条「何考えてるのか知らないけど、お前ほんとに反省してる?」
レッサー「してます、しまくりですよー」
上条「はぁ……」
黒子「解決したのなら構いませんが、あまり街中や公共の場で騒がないようにお願いしますの」
レッサー「わっかりましたー」
黒子「ところで類人猿さん?」
上条「上条です」
黒子「上条類人猿さん」
上条「名前じゃないからっ! 上条当麻ですからっ!」
黒子「上条・ルイジンエン・当麻さん」
上条「ミドルネームでもないっ!」
- 10:1:2013/10/21(月) 00:58:29.72 ID:dxuNkGoU0
黒子「失礼ですがこちらの女性は? 外国の方のようですが……」
上条「結局ちゃんと呼ばないのかよ…」
レッサー「自己紹介が遅れましたね。どうも、上条レッサーです」ペコリ
上条「人の苗字を勝手に名乗るな」
黒子「わたくしは白井黒子と申します」ペコリ
上条「白井もサラッと流すなっ」
レッサー「白井…黒子…。白黒ですか。なんかパンダとかオセロとか連想しますね」
黒子「よく言われますの。特に気にしませんが」
上条「パンダねぇ……。レッサーと白井、二人合わせて…」
レッサー「………」
黒子「………」
上条「………ゴメン。やっぱなんでもない。だからその蔑むような見下すような視線はやめて下さい。お願いします」
レッサー「蔑む? 見下す? いったい何のことですか?」ニコニコ
黒子「その通りですわ。ですから早く続きをお話になってくださいまし」ニコニコ
上条「頼むからこれ以上上条さんの心を抉らないで!」
- 11: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 01:00:17.12 ID:q1eqTRWAO
黒子「まあ別にいいですわ。それよりもレッサーさんはこの街の方なのでしょうか?」
上条「いや? レッサーはイギリスから来たんだけど…」
黒子「イギリスですの? それは留学か何かで?」
レッサー「まぁ、そんなとこですね」
上条「あれ? さっきは観光って……」
レッサー「あ、あぁ…えっと…それはですね…」アセアセ
黒子「レッサーさん?」
レッサー「か、観光と留学の両方ですよっ。両方」
上条「なんか様子が変だけど…」
レッサー「き、気の所為じゃないですか?」
黒子「ご本人がそうおっしゃるのなら…」
レッサー「そ、それより今はガイドをお願いしますよっ、ねっ?」グイッ
上条「あ、あぁっ…」
- 12: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 01:01:34.96 ID:dxuNkGoU0
黒子「あらあら、腕を組んで随分と仲が良さそうですわね」
レッサー「あ。やっぱりカップルに見えちゃいます?」
上条「カップルとまでは言ってないだろ」
黒子「お似合いですわよ。おほほほ」
上条「お似合いって……」
黒子(本当に恋仲なのかは知りませんが、少なくともこの類人猿に恋人らしき人物がいるということがお姉様に伝わればショックを受けること間違いなし)
黒子(そして傷心の身であるお姉様をわたくしの優し~く、深~い愛で包んで差し上げれば…)
黒子(そこに残るのはわたくしとお姉様のイチャラブハッピーエンド!)
黒子「ぐふっ、ぐふふふふ」ジュルリ
上条「し、白井さーん?」
黒子「おっと、失礼。それで上条夫妻はこれからどちらへ?」
上条「上条さんはお嫁さんをいただいた記憶はございませんことよ?」
レッサー「どちらかといえば婿養子のほうがしっくりきますね」
黒子「確かに。奥様の尻に敷かれる姿が容易に想像できますの」
上条「俺ってそんなに甲斐性なしに見えんの?」
- 13: ◆4gxjuRWR1w:2013/10/21(月) 01:02:52.92 ID:q1eqTRWAO
レッサー「それで、観光の件ですがとりあえずダーリンにてきとうな所を案内してもらおうかと」
上条「ダーリン言うな」
黒子「ホテルなら第三学区の個室サロンがオススメですの。安さを求めるなら他の学区のホテルもありますが」
上条「どうしていきなりホテルの話なの?」
レッサー「それは頭にアレがつくホテルでしょうか?」
黒子「そこはご自分でお確かめくださいな」
レッサー「ふふふふ」
黒子「ほほほほ」
上条「やべぇ、変態チックな子しかいねぇ……。てか白井ってそんなキャラだっけ?」
黒子「いつどこでお-