2014年05月29日
【メディア / 書籍 /DVD 】 谷川氏「格通で第1回 UFC を大きく取り上げた舞台裏」を語る < gryphon
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メルマガ「水道橋博士のメルマ旬報」より。
発行:BOOKSTANDプレミアム
https://bookstand.webdoku.jp/melma_box/
発行日:2014年5月25日
■アドレス変更やバックナンバー購入、購読解除など
「よくある質問」をご覧ください
http://bookstand.webdoku.jp/melma/FAQ.html
===============
このメルマガでは、谷川貞治氏、茂田浩司氏、松原隆一郎氏などが連載執筆し、特に前2者はぼ純粋な格闘技関連記事です。
谷川貞治の『平身抵当』
茂田浩司『オフレコをオンします』〜連載「ヌルヌル事件とは何だったのか」
そして最新号から、谷川氏が書き始めたテーマは…
「格闘技の歴史を変えたホイス・グレイシーと桜庭和志(第1回)」
(略)…僕がその大会の存在を最初に聞いたのは、作家の夢枕獏さんからだった。
「谷川さん、知っています? 今度、アメリカのデンバーで噛みつきと目潰し以外はなんでもやってもいいという大会が行われるらしいですよ。どうやらガチでやるらしいんです」
そう言って、格闘技大好きな獏さんはその大会の概要と参加メンバーのリストをFAXして…
(略)
そこで僕は当時、『週刊プロレス』から移動して来た安西記者をデンバーまで行かせることにした。安西さんは超変わり者として有名だが、ひとつのものにのめり込むと誰にも負けない取材力を発揮する。しかし、興味のないことは全くできない人なので、僕はこの年上の部下を持て余していたのだが、ちょうどヒマにしているからいいかなくらいにしか思っていなかった。しかし、それが…
(略)
「あー、安西さん。そういえば、デンバーにいるんですね(正直、忘れてた)。どうでした? 大会の方は?」
「それがぁ〜、凄かったんだよ~!!」
安西さんは珍しく興奮していた。
「まず一番最初の試合がゴルドーと相撲取りだったんだよ。相撲の人が相撲のように突進して行ったらさぁ、ゴルドーが本当に素手で顔面を…(略)ガチンコもガチンコ! 全試合ガチンコで、こんなの初めて見たよぉぉぉぉ!」
(略)
「それがさぁ、いつもピタッとくっ付いて、首をキュ〜と締めて勝っちゃうんだよ。他の試合はそれこそ、喧嘩みたいな残酷な試合だったけど、ホイスだけは全然残酷な感じはしないんだ。相手にくっ付いて、何もさせないまま、首をキュ〜と締めて勝ちゃうんだ。とにかく不思議だよぉ」
(略)
1時間くらい話しただろうか? 僕は安西さんの話を聞いて興奮し、
「よし、安西さん。表紙から巻頭カラー30ページくらい開けておくから、とにかくそのグレイシー柔術のことを全て取材して来てよ。それまで日本に戻って来なくていいよ。これは面白いわ〜〜!」
(略)
「谷川くん? グレイシー柔術の正体が分かったよぉぉぉ! 」
「正体って、 何の話?」
「それがさぁ、グレイシー柔術の正体は、日本の柔道だったんだよぉ」
(略)
「いやいやいや、めちゃくちゃ面白い! なんていう日本人なの?」
「えーと、柔道を作った嘉納治五郎の弟子で、えーと、前田光世という青森の人なんだって。ブラジルでは、コンデ・コマと呼ばれてるらしいよ」
「コンデ・コマ? 聞いたことあるような、ないような……。じゃあ、こっちでその前田光世っていう人も調べてみるよ」
「で、谷川くん、昨日“彼らはまだ一度も負けていない“と言ったけど、実は一度だけ負けていたんだよ。そのホイスのお父さんのエリオさんが」
「えっ? それはちょっとテンションが下がるなぁ」
「そうなんだよ。俺もそれを聞いた時はちょっとガッカリしたんだけど、その負けた相手が誰だと思う? 」
「はぁ? 全く想像つかないけど」
「なんとあの木村政彦なんだよ。力道山に負けた」
「えー!!!!」
(略)
「面白いなぁ〜。でも、そのキムラロックって、どんな技なんだろう?」
「それがさぁ、エリオさんが日本で出た木村政彦の自伝に出てるって言うんで、見せてもらったけど、なんとその本はウチ(ベースボール・マガジン社)から出ている『我が柔道』だったんだよぉ」
「えー? うちから出てる本っ?」
(略)
================
いまでは完全に常識になった知識もありますが、それが”新発見”された1993年、あの時の興奮が蘇ってきます!!!
今から申し込めば、第1回から読めます。
==============
ちなみに中村氏の連載は
連載「ヌルヌル事件とは何だったのか」
第13回 炎上と謝罪
あのリングでいったい、何が起きていたのか。
「桜庭 対 秋山」を一番近い距離で見ていた人、梅木レフェリーのインタビューの続きをお送りする。
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谷川貞治の『平身抵当』
茂田浩司『オフレコをオンします』〜連載「ヌルヌル事件とは何だったのか」
そして最新号から、谷川氏が書き始めたテーマは…
「格闘技の歴史を変えたホイス・グレイシーと桜庭和志(第1回)」
(略)…僕がその大会の存在を最初に聞いたのは、作家の夢枕獏さんからだった。
「谷川さん、知っています? 今度、アメリカのデンバーで噛みつきと目潰し以外はなんでもやってもいいという大会が行われるらしいですよ。どうやらガチでやるらしいんです」
そう言って、格闘技大好きな獏さんはその大会の概要と参加メンバーのリストをFAXして…
(略)
そこで僕は当時、『週刊プロレス』から移動して来た安西記者をデンバーまで行かせることにした。安西さんは超変わり者として有名だが、ひとつのものにのめり込むと誰にも負けない取材力を発揮する。しかし、興味のないことは全くできない人なので、僕はこの年上の部下を持て余していたのだが、ちょうどヒマにしているからいいかなくらいにしか思っていなかった。しかし、それが…
(略)
「あー、安西さん。そういえば、デンバーにいるんですね(正直、忘れてた)。どうでした? 大会の方は?」
「それがぁ〜、凄かったんだよ~!!」
安西さんは珍しく興奮していた。
「まず一番最初の試合がゴルドーと相撲取りだったんだよ。相撲の人が相撲のように突進して行ったらさぁ、ゴルドーが本当に素手で顔面を…(略)ガチンコもガチンコ! 全試合ガチンコで、こんなの初めて見たよぉぉぉぉ!」
(略)
「それがさぁ、いつもピタッとくっ付いて、首をキュ〜と締めて勝っちゃうんだよ。他の試合はそれこそ、喧嘩みたいな残酷な試合だったけど、ホイスだけは全然残酷な感じはしないんだ。相手にくっ付いて、何もさせないまま、首をキュ〜と締めて勝ちゃうんだ。とにかく不思議だよぉ」
(略)
1時間くらい話しただろうか? 僕は安西さんの話を聞いて興奮し、
「よし、安西さん。表紙から巻頭カラー30ページくらい開けておくから、とにかくそのグレイシー柔術のことを全て取材して来てよ。それまで日本に戻って来なくていいよ。これは面白いわ〜〜!」
(略)
「谷川くん? グレイシー柔術の正体が分かったよぉぉぉ! 」
「正体って、 何の話?」
「それがさぁ、グレイシー柔術の正体は、日本の柔道だったんだよぉ」
(略)
「いやいやいや、めちゃくちゃ面白い! なんていう日本人なの?」
「えーと、柔道を作った嘉納治五郎の弟子で、えーと、前田光世という青森の人なんだって。ブラジルでは、コンデ・コマと呼ばれてるらしいよ」
「コンデ・コマ? 聞いたことあるような、ないような……。じゃあ、こっちでその前田光世っていう人も調べてみるよ」
「で、谷川くん、昨日“彼らはまだ一度も負けていない“と言ったけど、実は一度だけ負けていたんだよ。そのホイスのお父さんのエリオさんが」
「えっ? それはちょっとテンションが下がるなぁ」
「そうなんだよ。俺もそれを聞いた時はちょっとガッカリしたんだけど、その負けた相手が誰だと思う? 」
「はぁ? 全く想像つかないけど」
「なんとあの木村政彦なんだよ。力道山に負けた」
「えー!!!!」
(略)
「面白いなぁ〜。でも、そのキムラロックって、どんな技なんだろう?」
「それがさぁ、エリオさんが日本で出た木村政彦の自伝に出てるって言うんで、見せてもらったけど、なんとその本はウチ(ベースボール・マガジン社)から出ている『我が柔道』だったんだよぉ」
「えー? うちから出てる本っ?」
(略)
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いまでは完全に常識になった知識もありますが、それが”新発見”された1993年、あの時の興奮が蘇ってきます!!!
今から申し込めば、第1回から読めます。
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ちなみに中村氏の連載は
連載「ヌルヌル事件とは何だったのか」
第13回 炎上と謝罪
あのリングでいったい、何が起きていたのか。
「桜庭 対 秋山」を一番近い距離で見ていた人、梅木レフェリーのインタビューの続きをお送りする。
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