防虫剤の「ミセスロイド」や保冷枕「アイスノン」、使い捨てカイロ「ホッカイロ」などの製造で知られる

日用品メーカーの「白元」(はくげん)が倒産したことがわかりました。

画像:【ホッカイロ】
ホッカイロ

29日、白元(東京台東区)は経営破たんし、東京地裁に民事再生法の適用を申請したと発表。

負債総額は約225億円。

画像:【白元(本社)】
白元(本社)
http://ja.wikipedia.org/wiki/白元

同社は

「皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけすることを心よりおわび申し上げます。
商品については、これまでどおり安定的に供給させていただく所存です」

とコメント。

今後は創業者出身の鎌田真社長が辞任し、事業は継続するとしています。

白元は1923年、防虫剤メーカーとして設立。

近年、業績悪化が続き、2013年には住友化学が約20%の株式を引き受け、再建を支援していま

したが、他社との競争が激化し、商品の売り上げが落ち、最近では粉飾決算の疑惑が報じられるなど

の騒動もあり、あえなく倒産となりました。

なお、同社の看板商品でもある「ホッカイロ」は今年1月、医薬品会社の「興和」(名古屋市)に事業を

譲渡しています。

CMも流れるほどの商品を掲げる老舗メーカーの倒産。

栄枯盛衰ですね・・