日本にしかできないなんて何か特別感。「黒潮」を利用した発電方法とは
なるほど、これを利用することで欧米諸国にも勝つチャンスがあるのか。
日本は多くの島から形成される島国のため、広大な排他的経済水域を持っている、ということを聞いたことがある人も多いかもしれません。排他的経済水域を簡単に説明すると、日本がこの水域内にある水産資源やエネルギーの調査や開発するための権利を持っている、ということです。国にとって、この水域は広ければ広い方がいいので、排他的経済水域を巡った島の争いが起きているのも事実です。
それはさておき、実は日本は世界第6位の排他的経済水域を持つ、海洋エネルギー資源大国なのですが、現在、東京大学とIHI、東芝、三井物産戦略研究所が共同で、日本の排他的経済水域を流れる「黒潮(日本海流)」を使った「水中浮遊式海流発電」の研究開発を進めているというのです。
国土の狭い日本の陸地に、大規模な発電装置を設置することは現実的には困難です。そこで陸地に代わるものとして、日本を取り囲む広大な海洋の利用が着目され、いろいろな実証実験がいま行われています。その一環として、我が国固有の巨大海流である黒潮のエネルギーを利用しようというのが水中浮遊式海流発電です。
と語るのは、プロジェクトを主導する東京大学大学院新領域創成科学研究科の高木健教授。ではこの「水中浮遊式海流発電」とはいったいどんなものなのでしょうか。
この発電方法が「無限大(Mugendai)」で詳しく紹介されています。下記のリンクからどうぞ。
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source: 無限大(mugendai)
(河原田長臣)