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今回、ノコギリ襲撃の現場となった握手会や写メ会の警備にあたるのは、同じ立場の日雇いバイトが９割。ノコギリ男に切りつけられたスタッフもアルバイト。
その現役スタッフが運営の実態を明らかにした。 → ranking
先日、６月７日開催のＡＫＢ４８選抜総選挙と翌日の大島優子卒業コンサートが予定通り開催されると運営側が正式に発表したが、セキュリティー強化は一切なし。これまでと何も変わらない運営とのことで、各方面から批判の声が殺到しているという。
（以下引用）
警備に関わるバイトの多くは大学生やフリーターで、採用基準は現住所確認の身分証明書等を提示する程度。イベント当日は黒無地の上下スーツ、白ワイシャツ、黒の革靴、黒の靴下を着用。握手券の回収、マナーを守らないファンをメンバーから引き離す“ハガシ”や“ナガシ”、写メ撮影係など日ごとに担当が割り振られるという。
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「未経験者も多く、毎回３０分程度、仕事内容の説明はありますが、警備や監視の指導はありません。会場にいる運営サイドの社員はごく僅かで、チーフと呼ばれる立場の人間もアルバイト。
たとえば、東京ビッグサイトでの大握手会ではファン５万人に対し、運営スタッフは１５０人程度。１人で３００人以上のファンをさばくなんて無理な話。明らかに人手不足です。警察ＯＢによる『ＯＪＳ４８』という警備隊もいますが、あの人たちはマスコット。４、５人が来て、メンバー控室と楽屋裏の廊下をウロウロしています」（現役スタッフ）
会場とは別に、トレーディングエリアと呼ばれるファン同士が物々交換する場でもトラブルが多発しているという。 → ranking
「物に対する執着が強いファンが多く、財布やケータイ充電器などの置引、転売といったトラブルは日常茶飯事。そこを警備するのも、もちろんバイトです。互いの名前もろくに知らない連中が集まるので、責任感や連帯感もない。そんな現場で何か起こったら、ひとたまりもありません」
時給９００円。夕方以降は手当がつき、１．２５倍アップに。朝６時から夜の１０時まで一日働けば、１万２０００〜１万３０００円。日払いだという。
「カネに困っている者にとってはありがたい話。どんなに過酷な状況だろうが、日雇いバイトなんてそんなもんでしょ、というのも理解しています。でも、アイドル警備の最前線にいる主力が日雇いバイトの素人でまかなわれているというのは、あまりに危険です。
総選挙の会場では金属探知機の導入や、持ち物検査を強化するそうですが、多勢に無勢でどれだけの意味があるのか。このままでは第２、第３の襲撃事件が起こっても不思議ではありません」[引用元：ゲンダイ より]
結局、批判の的になっているＡＫＢ商法の犠牲になったのがアイドル自身…。
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