平野耕太のアワーズ連載「ドリフターズ」第45回です。
士道を汚す戦い方をする豊久に激怒しながら剣をふるう土方。
そこにドワーフが助っ人に現れるが、何と豊久は自分ごと撃つ様に指示してしまう。
そんな豊久のイカレた戦い方に目を丸くする土方。
その土方に撤退命令を出す黒王だったのだが…!?
テレパシーの様な形で会話が出来るのか、撤退命令を直接受けた土方。
だが、まだ負けていないからと、受け入れる気にはなれないらしい。
組み合って互いに殴る展開に手が出せなくなるドワーフ。
そんな様子をおろおろしながら見ている新撰組の亡霊ですけど、結局彼らも土方の指示がなければ単独では何も出来ないのかな?
『ひけといってるのだ 私は』
それでも黒王に逆らう事は出来ないらしく、土方も龍に乗って離脱する事にした様子。
「ようやっと日本武士と戦さん出来たと思うたに 飛んで逃ぐるとは許せん」
「首ばもいじゃるから降りて来い!!」
そんな土方との戦いが楽しかったのか、戦いの続行を要求する豊久だったのだが…!?
何やらいつになく戦いを楽しんでいるかの様だった豊久。
結局、決着は着かなかった訳ですけど、要するに二人にはもっと大きな舞台が待っているという事なのでしょうか?
土方も豊久に「武士」と呼ばれた事が嬉しかった様ですし、次にぶつかる時は島津は関係なく武士として正面からぶつかる事になるのかも知れませんね。
敵が撤退したものの市街地の三割が焼け、政庁舎が廃墟になる事態に怒りMAXのサンジェルミ伯。
すんなり首都無血クーデターを目指すはずがこれでは勝って喜ぶ訳にもいきません。
一方、戦いの後バッタリ倒れてしまった豊久だが、与一たちが寝ている隙に全身の傷を縫っていた様子。
熟睡して全く起きない豊久ですけど、さすがに鈍感過ぎない?(笑)
あるいは深手を負うのは日常茶飯事である事から、本当にちょっとやそっとの傷では感じなくなってしまったのかな?
「どんな風に生きてきたら こんな風に生きるんだろうねぇ」
豊久のこれまでの人生に思いを馳せる与一。
一方、いつか死ぬから止めろと信長に助言するサンジェルミだが、さすがの信長も豊久は止められないらしい。
親でも君主であっても止められないと、豊久が聞き分けよければどれだけ楽かと、ずっと苦労している事を打ち明ける信長だったのだが…!?
信長が思っていたのと違うと感じたのか、三国志の話を持ち出したサンジェルミ伯。
「あんたさコーメーとかシューユっぽい立場風のノリだけど あんたの今の現状」
「陳宮ぽいわよね」
呂布が言う事を聞かなかった為に、ついには晒し首になった武将の名を挙げたサンジェルミ伯。
「やだ――!!陳宮やだー!!死ぬじゃん最後死ぬじゃん」
文句を言う信長ですけど、本当にいつか豊久を止められなくて自分の首を絞める事になっちゃうのかな?
一方、無血占領出来なかった事から各地の軍隊は恭順してくれないと考えているらしい。
各地の軍は任地で軍閥化し、群雄割拠すると予想する信長。
「だが心配御無用この俺群雄割拠滅ぼすの得意中の得意 以前ちょっと天下布武かじった事があるんで」
それでも自信を見せる信長ですけど、だとすると黒王軍と戦う前にオルテ帝国、さらには周辺国を完全に手に入れる戦いを一つ一つ積み重ねていかないといけないのかも知れません。
果たして、そんなオルテの状況に彼らも立ち上がる事になったのか?
オルテと敵対するグリビンネン(グ=ネンビン?)商業ギルド連合も剣を取る事にしたらしい。
ギルドといえば空母「飛龍」を持つ山口多聞がいるはずです。
ドリフとしても最大の兵器を持っている山口少将。
これは…いよいよ豊久たちと接触するのか!?
あまりにも戦力が違う為、すぐには接触しないと思っていましたけど、結局空母の武器はもう使えないのかな?
そんな空母を目にした信長がどんな反応をするのかは気になるところ。
あるいは味方になった場合、武器が使えなくなっていてもドワーフやサンジェルミたちの力で何とかしてしまう?
結局、各地に散らばっているドリフたちは敵対する国の枠を超えて全員結集する事が出来るのでしょうか…?
ウイキペディア:安倍晴明/菅野直/ハンニバル・バルカ/スキピオ・アフリカヌス/ブッチ・キャシディ/サンダンス・キッド/土方歳三/グリゴリー・ラスプーチン/山口多聞
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